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アウディTTSクーペの性能を徹底解説!TTクーペとに違いは?

アウディTTSクーペは、TTクーペのハイパフォーマンスグレードです。

ベースとなったTTクーペは1998年に初代がデビュー、2006年に2代目となり、2015年に3代目となる現行モデルが発売されています。

TTSクーペもTTクーペ、TTロードスターと同時に国内導入され、シリーズを通してアバンギャルドなエクステリアデザインは共有しつつ、様々なスポーツカーの愉しみ方を提案するラインナップです。

スポーツカーにトップパフォーマンスを求めるニーズに応える、TTSクーペの性能を徹底解説します。

アウディTTSクーペはTTクーペと何が違うのか?

エクステリア

ボディサイズは全長4,190mm×全幅1,830mm×全高1,370mmのロー&ワイドボディで、TTクーペより10mm長く、10mm低くなります。

TTを特徴づけるアーチ状のルーフや半円のオーバーフェンダーはそのままですが、水平なショルダーラインやプレスラインで凝縮感を高めているのが3代目のポイントです。

TTSクーペではフロントバンパーのエアインテークが大きく張り出すとともに拡大され、ロアスポイラーにつながっています。

切れ長のシャープなヘッドライトはマトリクスLEDヘッドライトが標準です。

ルームミラー裏のカメラで前方を測定し、ハイビームにしておくだけで対向車の幻惑を抑え、最適な照射範囲に自動で調整してくれます。

専用のグリルにはTTSのエンブレムがつき、ドアシルパネル(サイドスカート)は空力を考慮した大型のタイプです。

ミラーハウジングはボディ同色からアルミニウムルックとなり、ホイールは専用の10Vスポークデザインの18インチアルミになります。

エンジンの出力アップに伴いタイヤも太く、コンチネンタル製のタイヤサイズは245/40 R18です。

リアのエキゾーストパイプはクロームの2本から左右4本出しとなり、ハイパフォーマンスモデルであることを主張します。

インテリア

インテリアはセンターコンソールにディスプレイが無くスイッチ類もミニマムで、スポーツカーらしいシンプルなデザインです。

センターに3つ並んだ大きなタービン状のエアコン吹き出し口には、中央にダイアルや表示パネルが組み込まれエアコンの調節ができます。

ドライバー席前方のメーターバイザー内には全面に12.3インチの液晶ディスプレイが組み込まれ、アナログメーターを一切廃した「アウディバーチャルコックピット」です。

フルデジタル表示で、速度計と回転計がメインの「クラシカル」、メーターを小さくし、3Dナビゲーション画面や各種設定画面を表示する「プログレッシブ」、TTSクーペではタコメータを中心として左右に各種情報を表示する「スポーツレイアウト」の表示が加わります。

表示の変更はステアリング内のファンクションボタンか、シフトセレクター後方のダイアルと手書きにも対応したタッチパッドで操作するMMI(マルチメディアインターフェイス)で切り替えや入力が可能です。

スポーティーなだけでなく、近未来も感じるコックピットで、否応なしにドライビングへの気持ちが高まります。

シートはシートバックにクロスステッチが入ったホールド性の高いアルカンターラ/レザーのSスポーツシートが標準となり、リクライニングやスライドは電動調整式、ランバーサポートは空気圧による調整式です。

インテリアトリムはブラックから高級感のあるアンスラサイト(グレー調)となり、アルミ加飾はより質感の高いマットブラッシュ仕上げとなります。

MMIナビゲーション、アウディミュージックインターフェース、デラックスオートマチックエアコンディショナー、アドバンスドキーシステムなどの快適装備はTTクーペ2.0TFSI quattroと同一です。

安全装備はオプションでパークアシスト、アウディサイドアシスト、アウディアクティブレーンアシストが選べますが、エマージェンシーブレーキなどの設定はありません。

アウディTTSクーペの性能と魅力を徹底解説!

パワーユニットは2リッター直列4気筒DOHC16バルブ インタークーラー付きターボとなり、同じ2.0TFSIを搭載するTTクーペより56ps/1.0kgmプラスの286ps(5,300-6,200rpm)、38.8kgm(1,800-5,200)にチューンアップされています。

ベースは先代の2.0リッターを引き継いでいますが、直噴に加えポート噴射も行うデュアルインジェクション方式となり、スタート&ストップ(アイドリングストップ機構)とエネルギー回生システムで燃費にも配慮したエンジンです。

ミッションはデュアルクラッチ式の6速Sトロニック、駆動方式はフルタイム4WDのクワトロシステムです。

Sトロニックのシフトチェンジは俊敏で、パドルシフトを使ったマニュアルモードではスポーツドライビングを愉しめます。

クワトロシステムは最新の第5世代となり、電子油圧制御式のハルデックスカップリングをセンターデフに採用し、制御プログラムはTTSクーペ専用です。

低回転からの強大なトルクでグイグイ前に出る加速ではなく、エンジンの回転の上昇とともにスムーズに加速するフィーリングで、TTクーペ 2.0 TFSI quattroの0-100km/h加速タイムの5.3秒に対し、TTSクーペはわずか4.7秒の加速性能を誇ります。

フロントがマクファーソンストラット、リアが4リンク式となるサスペンション形式はTTクーペと同一ですが、磁性体で減衰力を可変制御するマグネティックライドが標準装備です。

アクセルレスポンスやシフトタイミングなどのクルマの特性をオート、コンフォート、ダイナミック、エフィシェンシー(エコモード)の各モードで変更できるアウディドライブセレクトを装備し、インディヴィジュアルモードでは自分の好みに合わせて設定が変えられます。

マグネティックライドもアウディドライブセレクトから3段階で減衰力を変更でき、各モードとの連動も可能です。

ハンドリングは応答性と正確性が高く、ロードフォールディング性能の高いパワートレーンもあり、オンザレールでコーナリングできます。

「ダイナミック」モードでは走り重視の固い乗り心地ですが、「コンフォート」にすれば、TTクーペよりも柔らかな乗り心地にすることも可能です。

軽快なハンドリングやスタビリティの高い走行性能は、高剛性で軽量化されたボディに支えられています。

プラットフォームはVWゴルフやアウディA3と同じ最新の「MQB」を採用しベースはスチールながらも、ボディ上部の構造材やアウターパネルの多くは高張力スチールやアルミニウム製を使用したハイブリッド構造です。

高い剛性と30kgの軽量化も実現し、衝突安全性能も確保した高機能ボディがスムーズな加速と俊敏な走りを両立させています。

価格は\7,680,000のモノグレードで、左ハンドル仕様も購入可能です。

TTクーペ 2.0 TFSI quattroにオプションを付けると?

TTクーペ 2.0 TFSI quattro(\6,050,000)に、

  • Slineパッケージ(\470,000)
  • マグネティックライド(\160,000)
  • マトリクスLEDヘッドライト(\140,000)

など同等のオプションを装備すると、純粋なパワーアップ分の価格差は\860,000となります。

パワフルで官能的なユニットの対価としては妥当になり、FFベースのボディ構造のため積載能力も実用的です。

2+2シーターのため、後席は大人では座ることのできないほど狭い空間ですが、手荷物や上着を置いておくには便利なスペースになります。

ラゲッジの高さはありませんが標準で305Lあり、5:5分割のリアシートをたためば712Lまで拡大が可能です。

価格的にも動力性能でもライバルになるBMW Z4はトランクを持つリトラクタブルルーフ、ポルシェケイマンはミッドシップレイアウトとなるので積載性は低く、日常生活でも使えるラゲッジはTTSクーペの大きな魅力になります。

まとめ

プレミアムブランドではBMWと同じくスポーツイメージのあるアウディですが、ハイパフォーマンスなセダンやハッチバックはあっても、純粋なスポーツカーはハイエンドスポーツのR8とTTだけになります。

グリル内ではなく、ボンネット先端に輝くフォーシルバーリングスはアウディのスポーツマインドを体現したR8とTTシリーズのみに許された特権です。

シリーズの中でもTTSクーペはパワフルなエンジンと、抜群の操縦性を持ち「ミニR8」といってもいいモデルになります。

低いドライビングポジションで、意のままに車を操るのはスポーツカーでしか味わえない醍醐味です。

2人乗りクーペは所有する条件が厳しいですが、TTSクーペのようなハイクオリティなスポーツカーはドライブの愉しみだけでなく、所有する喜びも満たしてくれます。

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