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トヨタ・カローラアクシオはハイブリッド車とガソリン車どっちがいい?

クルマにまったく関心がない人でもトヨタ・カローラの名前は知られています。

1966年から50年間、11代に渡って販売されている日本で一番有名なクルマのブランドです。

現行モデルのセダンタイプはカローラアクシオのモデル名がつけられています。

トヨタのラインアップの中で一番コンパクトなセダンですが、セダンタイプの販売に逆風が吹くなか月販3,000台以上が売れるヒットモデルです。

ヒットの原動力はアクアのユニットを搭載したハイブリッドモデルの存在。最新エンジンにアップデートされたガソリン車と比較しながら、カローラアクシオを徹底分析します。

カローラアクシオってどんなクルマ?

カローラは世界140か国で販売されるグローバルカーです。

2000年に発売された9代目カローラまでは統一したモデルで販売されてきましたが、国内外のニーズの違いから10代目以降から海外向けはワイドボディを採用ししました。

コンパクトセダンのニーズが高い国内向けはカローラアクシオとして作り分けがされています。

シリーズ通算11代目となる現行カローラアクシオは2012年にフルモデルチェンジを実施し、現行モデルから小型軽量化を目的にヴィッツと同じプラットフォームで開発しています。

2013年にはハイブリッドモデルを追加して、2015年には1.5Lガソリンエンジンが最新型になり、燃費が向上しました。

エクステリアはコンサバティブなセダンスタイルで、全長が先代より短く大きなキャビンに短めのボンネットもあり、若干寸詰まり感があります。

Aピラーを立て気味にし、死角を減らすドアミラーの取り付け位置など運転席からの視認性に配慮しています。

フロントデザインはロアグリルを大型化したバンパーを採用し、薄めのヘッドランプとの組み合わせで押し出し感の強いフェイスです。

ボディカラーはホワイト系2色、シルバー系2色を含む8色。特別仕様車にはパープル系の専用色「クールボルドーガラスフレーク」が選択できます。

インテリアは使い勝手にこだわっている

インテリアは実用車として使い勝手にこだわったデザインです。

エアコンやオーディオの操作を行うセンタークラスターはスイッチが操作しやすいように角度がつけられ、ドア内側にはつかみやすいL字型ロングプルドアハンドルが採用されています。

カローラを愛しているユーザーが多いため、新型に乗り換えても違和感が無いようにスペース性に優れたインパネシフトは採用せず、ゲート式のフロアシフトになっています。

質感はセンターコンソールのピアノブラック加飾などで向上しましたが、ソフトパッドなどは使われず価格相応の質感です。

上級グレードではインパネやドアのトリムなどが合皮巻きになり、上質なインテリアになります。

シート表皮はトリコット、ブラックとフラクセン(ベージュ系)のカラーが選択可能です。

カローラアクシオの性能と特徴

5ナンバーボディながらも効率の高いパッケージングで室内長1,945mm×室内幅1,430mm×室内高1,200mmと広く、大人4人でも窮屈さは全くありません。

シートはクッション材を改良して座り心地を向上し、日本人の体格に合わせ若干小ぶりにつくられています。

前席背面の形状をカーブ状にえぐり、後席の膝周りの広さを確保した事でリアシートの足元はフラットで広く(FFの場合)、シート下に足抜きスペースを確保して乗り降りをしやすくしています。

トランクはゴルフバックが4個積める461Lの大容量です。

ハイブリッド車でもバッテリーを後部座席下に搭載するため、ガソリン車とトランク容量は変わりません。

マイナーチェンジ前に設定のあった6:4分割のトランクスルーは設定が無くなっています。

パワーユニットは1.5L(74ps)+モーター(61ps)のハイブリッド、1.5L(109ps)、1.3L(95ps)ガソリンエンジンの3種類です。

注目はハイブリッド用エンジンの低燃費技術を搭載した新型の1.5Lエンジンで、高圧縮比&アトキンソンサイクル、VVT-iE(モーター制御する可変バルブタイミング)、クールドEGR(排出ガス再循環)や低フリクション技術などを採用し、1.3Lエンジンの燃費20.6km/Lを上回る23.4km/Lを実現しています。

ガソリン車のミッションはスムーズな変速と高効率なSuper CVT-i、1.5Lモデルでは5速マニュアルミッションも選択可能です。

ボディ後半部のスポット溶接を48か所増やしてボディ剛性をあげ、操縦安定性と静粛性が向上しています。

空気圧の高い低燃費タイヤを装着するため、若干の突き上げ感はありますが乗り心地も良く、誰が運転してもすぐに慣れる事ができるでしょう。

グレード構成

ハイブリッドは以下の2グレードで、

  • HYBRID:203.0万円
  • HYBRID G:220.7万円

ガソリン車は以下の3グレードになります。

  • 1.3X:148.5万円
  • 1.5X:146.7~172.6万円
  • 1.5G:169.6~195.5万円

HYBRLID Gと1.5Gは装備が充実している

HYBRID G、1.5Gのグレードでは装備が充実しています。

  • 15インチタイヤ
  • ドアベルトメッキモールディング
  • 本革巻きステアリング&シフトノブ

HYBRID Gではハイブリッドの動作状況などを表示するTFTマルチインフォメーションディスプレイ付の2眼メーター、1.5Gではモノクロ液晶のドライブモニター付き3眼メーターが標準装備されます。

この他に安全装備も強化しています。

  • シフト操作時における急発進を抑制するドライブスタートコントロール
  • 緊急ブレーキシグナル
  • ヒルスタートアシストコントロール

以上の機能を全車に標準装備。

更に「トヨタ・セーフティー・センスC」は単眼カメラ&レーザーレーダー方式で、

  • 衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ
  • レーンディパーチャーアラート
  • オートマチックハイビーム

以上3つの安全機能をHYBRID G 、1.5Gで標準装備し、HYBRID、1.5X、1.3Xでオプション設定されます。

ハイブリッド車とガソリン車はどっちがいいのか?

カローラアクシオを選ぶ時に悩ましいのは「ハイブリッド車かガソリン車のどちらを選ぶか?」です。

売れ筋の1.5GのFF(181.3万円)とHYBRID GのFF(220.7万円)で比較してみます。

価格差は39.3万円ですが、パワーユニット以外の装備は同じです。

燃費、エコカー減税による比較

燃費を比較するとHYBRID Gは33.8km/Lで、

「エコカー減税100% +自動車グリーン税制75%」に該当。

1.5Gの燃費は23.4km/Lなので、

「エコカー減税:重量税50% +取得税60%+自動車グリーン税制50%」に該当する為、減税額は下記の通りになります。

自動車重量税 自動車所得税 自動車グリーン税制(登録翌年度) 合計
HYBRID G 約22,500円 約55,100円 約25,500円 約103,100円
1.5G 約11,300円 約27,200円 約17,000円 約55,500円

減税額の差を引くと価格差は34.6万円です。

ガソリン代での比較

年間1万km、レギュラーガソリン130円/Lで年間のガソリン代を計算すると、

  • HYBRID G:3.85万円
  • 1.5G:5.56万円

となり、コスト差は1.71万円です。

燃料コストだけで計算すると34.6万円÷1.71万=価格差を埋めるのに20年近く必要になります。

車両の価格差が大きいのと、新型1.5Lエンジンの燃費性能が高いためトータルコストでは1.5Gが優位です。

パワーではHYBRIDが優位

動力性能に関しては1.5Lエンジンにモーターの17.2kgf・mのトルクが上乗せされ、2リッタークラス並みの加速を誇るHYBRID Gが上回ります。

HYBRID Gはバッテリーを搭載するため1.5Gより50kg重く、僅かですが乗り心地に重厚感と安定感がありますが、1.5Gはキビキビと走る軽快な印象です。

HYBRID Gは「アクアより大きくプリウスよりコンパクト」「ハッチバックではなくセダンタイプ」のハイブリッド車を求めるユーザーに向けたモデルです。

燃費を気にせずにパワーを手に入れられるメリットはありますが、カローラアクシオのパワーユニットとしては少し贅沢すぎます。

「トヨタ・セーフティー・センスC」など安全装備面でも不足はなく、動力性能も十分でコストパフォーマンスの高い1.5Gがベストグレードでしょう。

まとめ

以前はカローラから始まりクラウンへとステップアップする入門の車でしたが、今では低燃費を理由に積極的にカローラを選ぶ時代になりました。

「カローラの敵はカローラ」といわれるように今も多くのユーザーを抱え、歴代カローラを乗り継ぐファンもたくさんいます。

ユーザーが高齢化している問題はありますが、ハイブリッド車の追加などで新しいユーザーがカローラアクシオを購入してるのも事実です。

細かい心配りや実用性を手頃な価格でまとめ上げる、最もトヨタらしい車だと言えます。

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