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BMW3シリーズは320ツーリングがおすすめ!ライバルはやはりCクラス?

BMWの世界戦略車、そしてライバルメーカーがベンチマークとして意識するミドルサイズセダン3シリーズ。

80年代バブルに湧いていた頃は表参道のカローラと揶揄されていたクルマですが、安定したハンドリングから生まれる優れた走行性能は性能にこだるモーターファンから強い指示を得ています。

ここでは単純な高級車ではない、ハンドリングカーとして根強い人気を誇るBMW3シリーズの魅力をもう一度確認してみたいと思います。

BMW3シリーズ(F30)の特徴

BMW3シリーズ(F30型)はモデルの統合により一部モデルが消滅し、セダンをベースに、ワゴンとグランツーリズモとスポーツモデルM3のバリエーションを有するBMWの世界戦略車です。

またエンジンも318iに搭載される1.5L3気筒ターボエンジンから始まり、320には2.0L自然吸気ガソリン、2.0Lディーゼルモデル、そして最上級モデルの340には326馬力・トルク450Nm3.0Lツインターボエンジンを搭載とエンジンバリーションも豊富です。

シルキーシックスと呼ばれたBMWも今は昔で、世界的な環境保護と高燃費化路線によるダウンサイジングターボの流れからは逃れることはできないモデルとなっています。

特に最も廉価な318iの心臓ユニットである、1.5リッター直列3気筒ターボエンジンは数字だけ見るなら軽自動車と同じ3気筒エンジンと今後のBMWの方向性を感じさせるエンジンが載せられています。

近年のアイドリングストップによる低回転時の振動を強制的にストップする機構が採用されるにともなって、採用できたエンジンであるとは思いますが日本では軽自動車に多い直列3気筒エンジンがBMWのしかも3シリーズに採用されるようになるとは思いもよりませんでした。

フィアットのような大衆車の2気筒エンジンであれば、一つの技術革新として受け入れられるのですがBMWのような高級路線のクルマが3気筒エンジンだと思うと、いくら環境性能が優れ、2Lエンジンと同等の機能があったとしても少し物足りない印象を持ってしまいます。

しかし価格面では320iで最も廉価なSportの5,320,000円に対し318i SEが4,090,000円と1,210,000円の価格差をつけている点から、入門グレードとしてのBMWとしては相当に価格を抑えたものとなります。

SEの注意するべき点は、公式の特集ページでも最下段にオマケ程度に掲載するくらい、売るつもりが無さそうな所ですね。

320iSEでは、ナビやバイキセノンヘッドライト、コンフォートアクセスに安全装備コネクティッド・ドライブ・スタンダードなど人気の装備は標準搭載とコスパが高いモデルでしたので、それを踏襲する318iSEは対費用効果の高いモデルだといえます。

豪華装備満載で利ざやを稼ぐ日本の輸入自動車事情を考えると、売れても嬉しくないグレードですのであまり買ってほしくないのが本音なのかもしれません。

動力性能は318iシリーズ共通なので、装備を選ぶか価格を選ぶかよく考えて選択すると良いでしょう。

※http://www.bmw.co.jp/ja/all-models/3-series/sedan/2015/318i.html

セダン・ツーリングモデルどちらが買い?

セダンとツーリングモデルどちらが買い得かと聞かれれば、3シリーズを買うのがやっとの経済力であるならツーリングモデルをオススメします。

セダンモデルも悪くはありませんが3BOXのクルマはトランク独立による手荷物の置き場所や、荷物の乗せ降ろしに制限が発生します。

ハッチバック車のように乗室からトランクにアクセスできないので、荷物の置き場所が限られてしまいます。

3シリーズはDセグメントと呼ばれるミドルサイズの車格となるため、室内の広さは意外とタイトなものです。

行き場のない荷物は搭乗者の足元に向かうことになりますが、大人が4人乗車をすると手荷物だけで窮屈な印象を受けてしまいます。

通勤や奥さんのアシ車として常時1人か2人乗るなら安全性の高いセダンですが、ファミリーユースとなるとトランクの都合上、窮屈な思いをする事が多々あるでしょう。

セダンにMTモデルにコダワリがあるならユーティリティ度外視ですが、そういう人はセダンかツーリングかで悩むことはないと思います。

直接のライバルはメルセデスCクラス

BMW3シリーズのライバルと言えば、ドイツ御三家筆頭のメルセデス・ベンツCクラスでしょう。

デザイン面は好みが強く影響しますが、BMWは伝統と古めかしさ、ベンツは革新と若々しさを感じます。

最近のベンツは中国市場を意識しているのかチョイワルでスリーポインテッドスターのフロントグリルに比べると、伝統のキドニーグリルやBMWエンブレムはやや控えめに映りますね。

動力面ではエントリーグレードは両者ターボ搭載ながら、1.5Lの318iが220Nm/136馬力に対して、1.6LのCクラスは250Nm/156馬力と30Nm/20馬力の差が生まれています。

318iの乾燥重量が公式になかったので想像の範囲ですが、車重は両者ほぼ互角と考えるとトルク30Nmと20馬力の差は顕著に現れると想像できます。

エンジンは馬力じゃなくてトルクと言われていますが、目に見えて性能で差が出ている部分でもあるので乗っていてもっさりしたクルマが嫌な人はC180か予算を上げて320iが無難かもしれません。

318iの場合3気筒エンジン化による下取りや買い取りの影響が分かるのはもっと先ですので、1.5Lエンジンモデルを値段以外に惹かれる点がない限りは検討からしばらく外しておいたほうが良さそうですね。

MTやSMGなどトランスミッションにウリがあればもう少し印象も変わったかもしれないです。

低排気量ターボならVWやAudiのほうがDSGも加わって、かなり楽しいクルマですからねー。Audiは値引きもあるから実質価格ではBMWより安いことも多いですし。

日本車で対抗できるのはレヴォーグとレガシィくらい?

ヨーロッパでは今でも主流のステーションワゴンですが、日本車勢はミニバンやSUVに押されており販売は奮っていません。

商用車としても人気のカローラフィールダーが法人需要を取り込み販売台数6万台と、2位のスポーティな味付けで人気のスバルレヴォーグの3万台を2倍近く引き離しています。

特にクルマ好きがセダンでは子供の荷物の乗せ降ろしを理由にステーションワゴンを選ぶ傾向にありますが、残念ながら3シリーズと同車格で対抗できるのがレヴォーグくらいと言うのが寂しい限りです。

レガシィアウトバックは全幅1,840mm車高1,605mmと日本の機械式自動車事情ガン無視の北米市場向けサイズなのが難点ですね。

サイズが気になるならレヴォーグ買ってね、とスバルのメッセージを強く感じます。

https://mycar-review.com/levorg-2/

買うなら新古車か認定中古車

BMW3シリーズに限らず高級外車は登録された瞬間から2割の値落ちを覚悟しなくてはいけません。

逆に言えば新車よりも新しい年式の中古車の方が割安で購入することができるのです。

またドイツ車の特徴としてメーカーオプションが高額なわりに、中古販売ではオプションが価格にあまり反映されない特徴もあります。

消費者心理として新車価格を超える中古車を購入しづらいですし、売り手もそれをわかっているのでオプションを含めると新車価格を超える値付けだとしても新車以上の額で売りに出しにくいのです。

その歪みを利用して、ディーラーの試乗車や登録済みの新古車を狙うのはBMW3シリーズで値引きを引き出すよりも確実に安く買える可能性が高い選択肢です。

購入タイミングが限定されて確実な方法とは言えませんが、期末決算期の値引き交渉も営業やお店の都合が影響されるので確実性の面ではイーブンか少し部が悪い程度でしょう。

ただし新古車といってもユーザーが手放した車両には注意してください。

何かしらのトラブルや不具合が多発してうんざりして手放した可能性が少なからずあるからです。

まとめ

BMW3シリーズは大型化したとはいえ、今でも一部パーツに日本専用部品を採用することで全幅1800mmをギリギリ確保するなど、日本市場のことをよく考えられて販売されています。

また駆け抜ける悦びを体現するリニアなハンドリングはサーキットや峠を攻め込まずとも、クルマを操る楽しさを教えてくれるとても希少な車です。

FRで走りが素晴らしいクルマは概して2シーターや2ドアで実用性の低いクルマばかりですが、3シリーズは実用的なパッケージングで走る楽しさを実現するとても希少な車種となっています。

このご時世セダンモデル限定ながらMTを用意する数少ない輸入車でもあることから、車を操ることにコダワリを持つユーザーへの応答を忘れていないメーカーであるといえるでしょう。

本音を言えばツーリングやグランツーリズモでも採用して欲しいのですが、新車の1割にも満たないMTを条件付きでも販売し続けてくれるだけ奇跡と思っておいたほうがいいでしょう。

トランスミッションやセダンモデルに特別なコダワリがないのなら、使い勝手を考えてツーリングモデルを選ぶのがベターでしょう。

セダンのようなフォーマルなデザインでワゴンのような使い勝手のグランツーリズモという選択肢もあります。

私個人としてはMTセダン>グランツーリズモ>ツーリングの順で検討しますね。

やっぱりBMWはMTをこねくり回して楽しみたいはですから。

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