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BMW「X3」を徹底解説!おすすめはxDrive20d!使い勝手は?

BMWSAV(Sports Activity Vehicle)と呼ぶXシリーズの中でも、3シリーズをベースに作られたSUVX3です。

プレミアムSUVとして1999年に発売された大型のX5が成功し、2004年にミディアムクラスとして初代X3が追加されています。

2010年には現行モデルが発売され、2014年にはフェイスリフトと安全装備のアップグレードを含むマイナーチェンジを実施。

BMWならではの走りの良さはもちろん、SUVらしい力強いスタイルとユーティリティーで欧州、北米で大ヒットしています。

国内でもX11シリーズとともに、2010年から5年連続販売実績を更新するBMWの好調な販売の原動力にもなっています。

モデルチェンジの噂も聞こえていますが、現行X3の魅力を徹底解説します。

BMW X3ってどんなクルマ?

X3は先代(E46)3シリーズのプラットフォームを共有し開発されています。

縦置きエンジンのFR(後輪駆動)をベースにした電子制御式フルタイム4WD(xDrive)で、路面状況に応じ前後アクスルに最適な駆動力をフレキシブルに分配することが可能です。

xDriveDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)や、エンジン、ブレーキの統合制御を行うパフォーマンス・コントロールとも連携し、優れた路面追従性能を発揮します。

ステアリングの切り始めから正確に反応し、軽快でスポーティーなハンドリング性能はセダンと変わりません。

コーナリングでは高い車高相応にロールはしますが、安定した姿勢のまま旋回が可能です。

19インチの大径ランフラットタイヤを装着していることもあり、低速域では若干のゴツゴツ感がありますが、ストロークのあるサスペンションはしなやかに動き、フラットで揺れの少ない快適な乗り心地を実現しています。

ハイウェイを使っての遠出やウィンタースポーツやレジャーの足として、快適に移動することが可能です。

外観では先代よりも前後のオーバーハングを拡大、水平に近いルーフや角度が立てられたAピラーやリアハッチゲートなどSUVの定番ともいえるフォルムです。

フェンダーの膨らみも強調され、筋肉質で力強いエクステリアになります。

2014年のフェイスリフトで丸形4灯式のヘッドランプと横長のキドニーグリルを連続したデザインに変更し、フロントマスクのワイド感を強調しました。

リアバンパーはブラックのウレタン部を減らし、ボディ同色部を広げてスタイリッシュになっています。

スマートでフォーマルなセダンの3シリーズに対し、X3は若々しくアクティブでダイナミックな印象です。

日常での使い勝手はどうなのか?

カジュアルな雰囲気のあるエクステリアに対して、インテリアはゴージャスな雰囲気になります。

小さめのメーターバイザー、インパネとドアの上下のパーティションラインなどBMWの特徴を踏襲したデザインです。

センターコンソールもドライバー側に向けられたスポーティーな雰囲気で、シート・ポジションは高く開放的な空間になっています。

全車標準のネバダ・レザーシート(パワー機構付き)はステッチも美しく、メタルやウッドの各種パネルとの組み合わせで高品質かつモダンな雰囲気を醸し出します。

リアシートは先代より20mm広がった足元やヘッドスペースも十分広く快適ですが、X1のようなスライドやリクライニング機構はありません。

ラゲッジ容積は後席利用時に550L、最大で1600Lの大容量です。

シートバックも4:2:43分割可倒式で様々な使い方ができるほか、低めのフロアにはスライド可能なフック、ラゲッジ下には収納スペースを備えます。

SUVとして必須のユーティリティー性能にも手抜きは無く、隙の無い空間です。

ボディサイズに注意

一方、ボディサイズは全長4665mm×全幅1880mm×全高1675mm、ホイールベースは2810mmです。

アウディQ5(全幅1900mm)やポルシェマカン(全幅1925mm)よりは幅が狭いですが、全幅は1.8mを超えます。

最近の商業施設の駐車場などでは余裕のあるところも増えましたが、国内の道路インフラは5ナンバーサイズ(1700mm)を前提にしている所もまだまだ多く、5ナンバー+180mmの車幅は何かと苦労します。

3ナンバーOKの立体駐車場、マンションの機械式駐車場などでも車幅1800~1850mmなどの制限は多く、購入の前には必ず確認が必要です。

また、ミラートウミラーの幅は2.0mを超えますので、都市部の古い住宅地などの狭い路地でのすれ違い、コインパーキングや駐車場で隣接した車両がある場合の乗り降りなど気をつかうケースも多くあります。

広い車幅と4WDという事もあり、最小回転半径も5.7mと大きいので小回り性能もイマイチです。

オススメのグレード

モデル末期ということもあり、標準装備品は充実しています。

安全装備

  • カメラとミリ波レーダーを使用した「衝突回避・被害軽減ブレーキ」
  • 「前車接近警告機能」
  • 「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」
  • 「レーン・チェンジ・ウォーニング」
  • 、前車追従式の「アクティブ・クルーズ・コントロール」も含めた「ドライビング・アシスト・プラス」

上記の安全装備が標準で装備されます。

その他の標準装備

  • iDriveコントローラーには指で入力が可能な「タッチ・パッド」
  • テールゲートをバンパー下の足元の操作で自動開閉する「オートマチック・テールゲート・オペレーション」
  • HDDナビゲーション、スマートフォンなどと接続して音楽が手軽に楽しめる「USBオーディオ・インターフェース」

などの快適装備です。

各グレードの仕様と価格

パワーユニットは、スペック違いの2.0Lガソリンターボが2種類、3.0L6ガソリンターボ、2.0Lターボディーゼルの4種類になります。

ミッションは全車8AT(28i35iM Sportでは8速スポーツAT)、右ハンドルのみです。

標準グレードのほか、アダプティブLEDヘッドランプ、マットアルミの加飾パーツでより高級感が増すxLineと、BMW M社が開発したエアロパーツ、スポーツサスペンション、パフォーマンス・コントロールなどスポーティーさが高まるM Sport2つのグレードがあります。

グレード

パワーユニット 価格
xDrive 20i 2.0L直4DOHCターボ 135kW(184ps)/5,000rpm 270Nm(27.5kgm)/1,250-4,500rpm 燃費:13.4km/L \6,120,000
xLine \6,400,000
M Sport \6,610,000
xDrive 20d 2.0直4ターボディーゼル 135kW(184ps)/4,000rpm 380Nm(38.7kgm)/1,750-2,750rpm 燃費:18.6km/L \6,400,000
xLine \6,630,000
M Sport \6,840,000
xDrive 28i 2.0L直4DOHCターボ 180kW(245ps)/5,000rpm 350Nm(35.7kgm)/1,250-4,800rpm 燃費:13.7km/L \6,770,000
xLine \7,000,000
M Sport \7,210,000
xDrive 35i 3.0L直6DOHCターボ 225kW(306ps)/5,800rpm 400Nm(40.8kgm)/1,200-5,000rpm 燃費:12.1km/L \7,730,000
xLine \7,930,000
M Sport

\8,130,000

直列6気筒の35iは別格として、使いやすさで選ぶなら20d2.0Lターボディーゼルがおススメです。

低速から分厚いトルクが発生し、加速力もあり力強く、高速ではゆったりとしたドライブが出来ます。

燃費も良く、無鉛ハイオクガソリンを使用する他のグレードとは異なり、軽油を使用するためランニングコストが安いのも嬉しい所です。

欠点は初期モデルほどではありませんが、ディーゼル特有のガラガラ音は若干大き目に感じます。

BMWらしい高速域での加速の伸び感は味わえませんが、割安な車両価格に加えてエコカー減税額も200,000円を超え、コストパフォーマンスは最高です。

デザインラインではスポーティーなBMWのイメージからMSportを選びたくなりますが、アンダーボディ部やホイールアーチに黒いウレタン部が残るxLineの方がエクステリアの印象にたくましさがあり、締まって見えます。

好みもありますが、筆者はxDrive 20dxLineがおススメグレードです。

まとめ

発売後6年が経過したX3はモデルイヤーを重ねて熟成が進み、性能面での弱点や内外装のマイナス面も改良されています。

初期型で不評だった吊り目のヘッドランプも最新BMWトレンドのデザインに変更、高価なオプションだった装備もほとんどが標準装備です。

次期モデルは最新のCLARプラットフォームを採用しプラグインハイブリッドも準備されるようですが、熟成を極めた現行モデルも商品力は十分で、まだまだ魅力タップリです。

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