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トヨタ・C-HR – 価格やグレード予想!どんな車になるの?

C-HR

C-HRとは?

世界のトヨタ自動車が、本年度2016年秋から冬にかけて自信をもって世に送り出し発売する新型SUVです。

トヨタ自動車にとってこの車の存在とは、新型プリウスPHVと同じく2016年ラインナップされる新型車の中でも最も期待が込められる注目車であり、また最重要視される世界戦略車の1台になっています。

全世界中で大型から小型までの幅広いジャンルにて各社から販売されているSUVですが、ブームが巻き起こっている中でも特にホンダのヴェゼル・日産のジューク・マツダのCX-3といったコンパクトSUV勢が今まさに旬でしょう。

日本国内で人気が過熱している状態や、最適なタイミングでの市販化という事もあってC-HRには大きな希望と期待が寄せられています。

そして2016年3月1日、スイスで開催されたジュネーブモーターショーにて公開された市販型C-HRの容姿は、2014年パリのモーターショーでお披露目されたコンセプトモデルのDNAを確実に引継ぎながらもトヨタ自動車としての量産モデルに相応しい、力強く・大人の品格や落ち着きを纏った市販車の方向へと歩み出しました。

コンセプトモデル時代にはその「いでたち」から、厳つさ・躍動感・奇抜なイメージが特に目立ってしまいがちでしたので、人それぞれに好みが大きく分かれるデザインであったと感じます。

しかしながら市販型として発表されたデザインであれば、これまでのトヨタデザイン案には存在しなかった様な丸みを帯び優しい曲線を描く車体全体のフォルムの中にも、各部にエッジの効いたパーツ類やシャープな目つきやサイドのキャラクターラインの採用、それでいながら獰猛な肉食獣の様な厳つさと力強さも共存していますので絶妙なバランスで仕上がっています。

特筆すべきはフロントのデザインであり、ここ最近のトヨタカーのブランドデザインやファミリーフェイスが脈々と受け継がれ各部に採用されている事がハッキリと分かります。

エクステリアについて

C-HR_f.r.s

まず初めにエクステリアに関してですが、コンセプトは『センシュアル・スピードクロス』という基盤のもとエクステリアが開発されました。

官能・肉感的な要素を漂わせながら大人の色気を纏わせ、SUVとしてのスピード感や強固な力強さが溢れだすボディを表現し、過去に一度も存在しなかった全く新しいジャンルのスペシャリティクロスオーバーを理想として誕生したのがC-HRです。

コンパクトキャビンとリフトアップイメージの強い薄型ボディ形状を一体化させた『ダイヤモンドモチーフデザイン』を採用し、様々な彩りを見せてくれる多面体の様な贅沢なボディや前後のワイドフェンダーフレアが大きく張り出した形状により、存在感とスタンスの良さを表現する事でまさにダイヤモンドの様な印象を感じますね。

これらの事からトヨタデザインを主張しているキーンルックフェイスを採用する事で、野性的なイメージを色濃く匂わせながら知的な印象も盛り込んだ、個性的なフロントフェイスデザインが完成しました。

またブーメラン型のリアコンビランプ等の採用によって、クロスオーバー車特有の起伏の乏しいイメージからシャープで抑揚のあるデザインにまとめられ、高い完成度に仕上がっています。

インテリアについて

C-HR_interia

次にインテリアに関してですが、『センシュアル・テック』というコンセプトデザインをモチーフに開発されています。

エクステリアと同様に官能・肉感的な科学技術という意味合いを持ち合わせており、最先端かつ機能性溢れるデザインを採用した上で当世風でありながら大人の色香を感じさせてくれる、ミステリアスでエレガントな雰囲気併せ持つ程のスタイリングに仕上げています。

C-HR_interia1

インテリア部分を確認するとまず目に飛び込んでくるのが、インストゥルメントパネル部から左右ドア部までに繋がっていく鮮やかで艶やかな色合いのブルー彩色ソフトパッド、ダッシュボード部から大きく独立する形状でせり上がる大型タッチスクリーンパネルが印象的です。

設計段階でダッシュボードを低く抑える様に開発されている為、パネルが独立し目立った状態であっても圧迫感や見通しの悪化等は微塵も感じさせない仕上がりになっています。

またタッチスクリーンパネル部やエアコン・オーディオ関連の操作パネルに関しても、ドライバーズシート方向に向いており非対称な形状のコンソールになっている事が確認できます。

この形状の恩恵により運転者の視線移動や操作による生まれる負担が大幅に軽減されており、より操作性が高く快適でありながらも安全に配慮し運転に集中する事が可能となるインテリアが高い次元のバランスにて完成している事が理解できます。

インテリアカラーには3種類のグレードごとにリコリスブラウンという濃い彩色の茶色や、アナダイズドブルーという発光色を印象付ける様な青色・大人の品格を漂わせる落ち着きのある彩色のブラックといったカラーの設定が施されます。

次にパフォーマンスに関してですが『 Toyota New Global Architecture 』と呼ばれる『 TNGA 』技術を採用しており、高次元の操縦安定性や快適性を確保した乗り心地のみならず、非常に優れた環境性能や運転者の思い描いた挙動に対し車が確実に応答する事を目指し開発を行なわれました。

以上の事から世界中の流行となっている「コンパクトクロスオーバーSUV」というジャンルの中で、今後どの様に地位を確立させてくれるのか非常に楽しみな1台となりそうです。

国内外でも非常に取り回しの良さそうなサイズ感でもありますので、かなりヒットし売れて行くような気がしてなりません。

C-HRのスペックと予測値段

トヨタのハリアーや日産のエクストレイルやマツダのCX-5等の車種と比べるとボディサイズが一回り程小さくなるのがC-HRとなり、サイズ感・価格・燃費等の様々な面から推測してもライバルと成立するのが先程ご紹介しましたホンダのヴェゼル・日産のジューク・マツダのCX-3が事実上の競合車に相当します。

人気や価格・燃費の面から見ても最も販売台数を増やし、顧客を取り入れているのがホンダヴェゼルで間違いないでしょう。

価格面から見るとC-HRがどの程度までヴェゼルを意識した上で設定してくるかになりますが、競合車ではあるもののFitベースであるヴェゼルと次世代型のプラットフォームを採用しているC-HRでは基本的な走行性能等に圧倒的な差が存在する事が考えられます。

その部分を考慮しても ヴェゼルに似かよった価格設定とはせずにC-HRの車格に見合った販売価格してくる可能性が非常に高いです。

また燃費面に関してもハイブリッドモデルの詳細として明確になっている事ですが、トヨタの誇る新型プリウスと同様のハイブリッドエンジンを使用する事でヴェゼルの燃費を抜いてくる事が確実と言えます。

走りの面から見てもトヨタGAZOO Racingで競技用ベース車として採用されている事もあり走行性能の高さやハンドリングの良さをアピールしています。

燃費・環境と走りの良さの両立を成し遂げヴェゼルに正面から真っ向勝負で挑んでいく事になるでしょう。

C-HRのスペックと価格予想

現段階にて発表となっているC-HRのスペックや予想価格について解説していきます。

【C-HR・ハイブリッドモデルの基本情報 】

<ボディサイズ>

・全長:4,350mm

・全幅:1,795mm

・全高:1,555 ~ 1,565mm

・ホイールベース:2,640mm

1.8L 直列4気筒 DOHCエンジン+モーター(ハイブリッドモデル)

<エンジン>

・エンジンタイプ:1.8L 直列4気筒

・排気量:1,797cc

・最高出力:98ps / 5,200rpm

・最大トルク:14.5kgm / 3,600rpm

<モーター>

・最高出力:72ps

・最大トルク:16.6kgm

<トランスミッション>

・電気式無段変速機

<駆動方式>

・2WD (FF フロントエンジン・フロントドライブ方式) / AWD(4WD・E-Four)

【C-HR・ガソリンモデルの基本情報 】

1.2L 直列4気筒 DOHC 直噴ターボエンジン(ガソリンモデル)

<エンジン>

・エンジンタイプ:1.2L 直列4気筒ターボ

・排気量:1,197cc

・最高出力:116ps / 5,200 ~ 5,600rpm

・最大トルク:18.9kgm / 1,500 ~ 4,000rpm

<トランスミッション>

・6速MT・CVT

<駆動方式>

・2WD (FF フロントエンジン・フロントドライブ方式) / AWD(4WD・E-Four)

2.0L 直列4気筒 DOHC エンジン(ガソリンモデル)

<エンジン>

・エンジンタイプ:2.0L 直列4気筒

・排気量:1,986cc

・最高出力:150ps / 6,100rpm

・最大トルク:19.7kgm / 3,800rpm

<トランスミッション>

・CVT

<駆動方式>

・2WD (FF フロントエンジン・フロントドライブ方式)

日本市場向けには低燃費と走行性能を両立させたハイブリッドモデルと、今流行りのダウンサイジングターボである1.2Lターボエンジンモデルが投入される事が確定しています。

顧客のニーズに応えられる新型車として、多くの人々の注目を注がれる事が間違いない大ヒットモデルになりそうです。

C-HRの予想価格と燃費

C-HRの予想価格について様々な情報が飛び交っていますが、以下の様に予測してみました。

各メディアに記載されている情報によると、新型プリウスをベースとしたハイブリッド搭載モデルの価格設定が280万円を遥かに超えた価格と予測しているのも見受けられます。

しかし各社の競合車と競り合う形で登場するのであれば、そこまで高額な価格設定になるのは有り得ないでしょう。

各社SUVの販売価格表

車種 販売価格
ヴェゼルハイブリッド 1.5L 2,270,000円~
ジューク 1.5L 1,970,000円~
CX-3 1.5L 2,376,000円~

トヨタ・ハイブリッド車との価格表

車種 販売価格
プリウス 2,429,000円~
オーリスハイブリッド 2,620,000円~

以上を考慮すると、大体の予想価格で260万円前後の価格帯が妥当な価格になりそうですね。

私が推測する予想価格と燃費になります。

<C-HR ハイブリッドモデル>

・価格:260万円

・燃費:JC08モード燃費予測35.0km/L

<C-HR ガソリンモデル>

・価格:210万円

・燃費:JC08モード燃費予測:19.0km/L

C-HRのここが素晴らし!逆にここは微妙…

C-HRの良い部分と出来ればこんなところを改良して市販化して欲しい等の話になります。

C-HRのここが素晴らしい!

まず初めに良い点として挙げられるのが『C-HRはスタイリングも走破性も良い意味で全てが規格外』であると言う事でしょう。

全天候型の万能スポーツ』と呼ぶに相応しい流麗なクーペスタイルと力強いSUVの姿を融合させたスタイリングデザインからは、一目で見る者を圧倒すると同時に魅了する程のインパクトがあります。

更にほとんどの車の場合、モーターショーのコンセプトモデルよりも市販モデルの方がかなりの確率で斬新さやアグレッシブルな感じが衰えてしまうケースが非常に高いのです。

このC-HRの場合に限っては「コンセプトモデルよりも量産型の市販モデルの方がバランスが素晴らしくカッコイイ」との意見が多く寄せられ、様々な人々から驚きの声も上がる程でした。

詳しく確認してみると、コンセプトモデルと比較しても決して引けを取らない程のフロントフェイスや、若干市販モデルになり落ち着きを見せながらも実用性に十分な配慮をしつつ工夫されたデザインのリアの形状になっています。

5ドアでありながらも3ドアを彷彿とさせるようなデザインプロポーションはコンセプトモデルさながらに採用された事で、C-HRのいつまで眺めていても決して飽きが来ないとても魅力的で美しいスタイリングのボディになったと言えます。

次にこの車の醍醐味の1つである『走る喜び』になるでしょう。

この車を手掛けたチーフエンジニアの方がお話していましたが、走りとはタイムや数値だけではなく『意のままに走らせる』事を目標として世界中のサーキット等で鍛え上げられてきました。

またドライ路面よりもより一層車の素性や挙動があらわになってしまう雪道での評価テスト走行と試乗を繰り返し行っています。

安定した操作性を得る事が可能となり、結果的に試乗を終えた運転者がドライバーシートから笑顔で降りてくる程楽しめる車の完成度になった事からも、非常に走破性が高い車であり運転の楽しみも十分に味わえる事が予測されます。

トヨタ自慢のハイブリッド技術

特筆すべき点ですが、トヨタが得意にすると同時に誇るに相応しい『ハイブリッド技術』でしょう。

通常クロスオーバーSUVの場合、空気抵抗や路面抵抗や車重等の兼ね合いから普通車と比較して、燃費面で圧倒的に不利な立場に立たされてしまうのが当たり前となります。

そんな不利な条件にも関わらず流行りのクロスオーバーSUVをベースに、ハイブリッド仕様を当たり前の様に提案し作り上げてしまった事です。

開発は難航された事と推測されますがJC08モードでおよそ35km/L、実燃費で言えば25km/L程度の燃費を叩き出せる実力のクロスオーバーSUVを現実に完成させてしまったのですから流石トヨタと言えますね。

凝ったデザイン

決してレクサス車にも劣らない程に凝ったデザインや、機能性を完備させているインテリアが素晴らしいと感じました。

最先端・高性能・機能美を追求し開発されたインテリアでまず目を引くのが、メーター内のマルチインフォメーションディスプレイや独立型のタッチスクリーンであったり見通しの良さに配慮を施したダッシュボード、ソフトパッドのデザインであったりします。

またメーターパネルを中心に配置し操作パネルやディスプレイオーディオ等をドライバー側へと上手く向け、運転中の視線や操作に生じる負担を大幅に軽くしたドライバー主体の空間を完成させた事に開発陣の志の高さを強く感じ取れました。

ここが微妙…改良してほしい

次に改良して市販化して欲しい等の話になります。

エクステリア面で言えば車体サイド下部に位置するサイドパネル周辺のデザインがルノーのキャプチャーとほぼ同様のデザインテイストとなっており、リアのテールランプに関しては造形・質感共に先日発表された新型シビックに酷似しています。

C-HR_Rear

またルーフ部とボディ部で車体カラー設定をツートンカラーにて採用されている点でも、ルノーキャプチャーに相当似かよった雰囲気を醸し出している事が気になりました。

これらの事を踏まえると、市販型モデルがお披露目された瞬間そのアグレッシブルさに魅了される部分も多かったのですが、それと同時に想定していた以上の部分が他車に酷似している点も多く目立っています。

今までのトヨタ車とは一線を画するSUVの1つである事を十分理解した上で他のどの車とも酷似しない、この全体的にカッコイイデザインを活かす『トヨタ独自のデザインテイスト』の改良を施した上で、販売を開始して頂ければと願っています。

室内の気になる点

インテリア・室内について少し気になってしまったのが運転席・助手席の着座空間のゆとりについてです。

着座パーツとなるシート形状や質感は素晴らしい感じがするので特に不満点等は存在しないのですが、某海外メディアにて紹介されていたC-HRの動画の中にとても気になる内容がありました。

それは海外メディアの女性キャスターが市販型のC-HRの室内に乗り込む際にとても苦しそうに身体を縮こませていたのです。

その後運転席に着座した際の姿を拝見した所、背もたれ側はゆとりが十分にある感じを見受けました。

それとは逆に身体に対する幅方向の腰サポート部やシートポジションから、前部に相当するハンドルまでの位置・合わせて膝元部の空間と言った所のゆとりが十分に確保されていない状態に見えてしまい、とても窮屈な印象を持ちました。

海外の女性と言う事もあり比較的ガッチリした体型でしたので縦も横もそれなりにキツイかとは思いますが、流石に身長175cm程度ある私と比較してもそれ程の大差は無いかと思いましたので、C-HRの実際の前席室内空間は意外とスポーツカーに近いタイトなものになるかもしれません。

私が所有しているスポーツカー『レクサスRC F』の感覚に似たホールド性や着座ポジションであれば結構狭くなってしまうのが事実で、窮屈さを感じてしまう圧迫感になるのは避けられませんね。

この事から世界戦略車として販売されるC-HRであればRC Fとは全く異なるキャラクターになるので、家族や友人と一緒に移動される際にも快適なホールド性でありながら疲労感を感じずに済む様な、ゆとりある室内空間を確保して頂ければ良いなと感じています。

次期型レクサスCTとの差別化について

最後にC-HRに特別直して欲しいと言う訳ではないのですが、今後発売が予定されているC-HRの兄弟車として噂され開発が進んでいる『次期型レクサスCT』の存在と差別化についてです。

市販型モデルが発表され、内外装の質感の高さから多くの人々に称賛を浴びているC-HRですが、2017年から2018年に掛けて市販化が予定されているレクサスCTがいざ登場した際にこの2車種のどの様な部分で互いの差別化を図り、売り上げを伸ばしていくかが鍵になってくる筈です。

ただでさえ外装デザインのアグレッシブルさや内装デザインの優秀さでレクサスに非常に近い質感の高さを確立させてしまったC-HRを前にして、本家の二代目となるレクサスCTは脱ハッチバックスタイルからコンパクトクロスオーバーSUVとして果たしてどの様に進化し成功できるかが大きなポイントとなるでしょう。

C-HRとレクサスCTの二刀流をもってすれば世界中の競合車が相手でも良い勝負が出来そうなので、非常に期待が掛かっていると思われます。

プリウスとの違いは?どんな人が買うべきか?

次にC-HRがプリウスと違っている点や、どの様な人が購入されるべきかを解説していきます。

プリウスとの違い

プリウス

まずプリウスとの違いはハイブリッドシステム自体は新型プリウスと全く同じシステムを搭載しているのですが、C-HRはコンパクトではあっても「クロスオーバーSUV」と言う事もあり、実際は空気抵抗・路面抵抗・車重等の兼ね合いから普通車である新型プリウスと比較しても、燃費面では不利になってしまいます。

新型プリウスでの燃費はJC08モード燃費で40.0km/L(S以上のグレードは37.2km/L)、それに対しC-HRでは35.0km/L程度に下がる事が懸念されている為、この『燃費低下』の点がプリウスと比較した際の差になります(微々たる差ではあります)。

価格面についてはC-HRが多くの最新鋭装備を兼ね備えた新型車と言う事もあり、プリウスと比較しても奇抜さが無く凝ったデザインの外観や質感が高いインテリアデザイン・最新デバイスの採用等の点からプリウスを超える価格設定である事は事は明らかです。

その点を踏まえるとプリウスより若干高い260万円程度からの価格設定が妥当になるのではないかと考えました。

そしてこのC-HRが新型プリウスと比較した際に大きく異なる特徴を持っているところとすれば、シャシー・新世代プラットフォーム・エンジン・パワートレーン等の多くの部分をプリウスと共通するC-HRですが、果たして新型プリウスと全てが完全に同じコピー車かどうかと言われればそれは間違いであると言う事です。

数多くの共用部分を持ち合わせたC-HRですが、その走行性能や走破性・ハンドリング等は新型プリウスとは全く異なる味付けのスポーツタイプのものとなり、通常のクロスオーバーSUV車と比べてもより一層スポーツカーに近い動きを持った車へと進化しています。

その点はC-HRのチーフエンジニアの方が「走行性能としての成就。例として挙げるならば加速性能やハンドリング・高速巡航能力等ではCセグメント領域のトップを目指している。」と語っているのです。

全世界中の名だたるサーキットであるニュルブルクリンクサーキットやドイツのアウトバーンでの実走行テストを繰り返し幾度も行ってきた努力が実って、2016年5月に開催されたニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦が実現されました。

しかもこの参戦車両であるC-HRですが、日本国内でも発売が予定されている1.2L 直列4気筒 DOHC 直噴ターボエンジン搭載車であり、サスペンションのサーキット仕様化とレース参戦に必要な安全装備のみの変更にとどまり、他は純正状態の市販モデルそのままでサーキット参戦を果たしたのです。

この事から既にC-HRの走りに対する熟成度はほぼ最終調整に入っていると推測され、この鍛え上げられた走行性能の安定性や挙動は新型プリウスと比較しても非常に高い次元の完成度を誇るものとなるでしょう。

C-HRの基盤となったコンセプトは、新型プリウスの様な先進性と環境配慮の両立を果たすべく登場した訳ではなく、レクサスの『 F 』やトヨタの『 GR 』と同様にドライバーが運転席から降りてきた際に『満面の笑み』で運転する楽しさや喜びを実感できる様な車を目指している事になります。

どんな人が買うべきなのか

次にこのC-HRという車をどんな人が買うべきかと言う事になりますが、この車のハイライトにもなる1.8L 直列4気筒 DOHC エンジン + 4WDの組み合わせをベースに、クロスオーバーSUVというジャンルを構築する事で顧客の要求に応えるかたちとなり、今流行りのコンパクトSUVを積極的にアピールしています。

その事から若年世代から老年世代までの幅広い年齢層に受け入れられる様デザインに斬新さや目新しさが目立っている部分も見受けられますね。

しかし本質的には高級感や大人の品格や落ち着きも併せ持つ一面もありますので、若者ばかりでなくお年寄りの方にも自然と馴染むテイストで非常に優れた車だと感じます。

室内に関しても未来的な造形やレイアウトが注目されそうですが、運転者負担の軽減を担っている機能面の配慮もあり幅広い年齢層の方への対応を目標として開発されているでしょう。

先進技術や最先端装備に関してみても、安全面等はしっかりと丁寧に作り込まれているのが分かります。

例えばトヨタセーフティセンスPと呼ばれる全車速追従機能付レーダークルーズコントロール(アダプティブクルーズコントロール)と、歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティシステム等の先進装備が一体となったパッケージングを可能としていますので、ふいに発生する危険な場面の回避や事故に巻き込まれそうになった際にも大活躍してくれるに間違いありません。

上述したように価格面に関してもハイブリッドモデルが260万円、ガソリンモデルが210万円という価格設定からとてもお買い得感があり、若い世代の方でも無理がない月々の分割払いで購入出来ますね。

休日は友人や家族と一緒にレジャーやお買い物にお出掛けする事が楽しい車でしょう。

また年配の世代の方では、このC-HRを主軸に夫婦水入らずでお泊り旅行や観光にお出掛けする充実したシニアライフを送るのにも最適な車ではないかと私は考えます。

ライバル車ヴェゼル・ジューク・CX-3との比較

最近の日本国内市場においてコンパクトクロスオーバーSUVの人気が非常に高い状態であり、世界トップのトヨタ自動車が唯一売上げ台数で勝利を勝ち取れないジャンルがSUV市場になります。

ミニバンやセダン・コンパクトカーに関しては圧倒的と言える程の絶対勝利を得ているのですが、SUVジャンルに関してはハリアーは好調な販売実績を残す中、コンパクトSUVではホンダのヴェゼルが驚異的な販売台数を伸ばして王者に君臨しています。

他にも日産のジュークやマツダのCX-3といった各社独自の方向性を導き出したモデルが存在しているこの市場で勝利を握るには、新たな新型コンパクトSUVを早急に投入する必要性がありました。

それが今回の新型車であるC-HRです。

そんなC-HRの強力なライバルとなる競合車について比較していきます。

<トヨタC-HR競合車① ホンダヴェゼル>

ヴェゼル

もう説明不要と言っても過言でない程の絶大的な人気を誇るホンダのヴェゼル。

コンパクトクロスオーバーSUV市場を牽引し不動の人気を確立させた王者です。

ミニバン・クーペ・SUVの融合を掲げホンダらしいコンセプトのもと開発された車で、車体上部はフロントからルーフ・サイドからリアに向かって流れて行く美しい流線的形状が施されており、ボディ下部はSUV特有の安定感の高い造形となっています。

正面から確認すると台形形状のスタイリングとなっており魅力溢れる艶やかな印象があります。

またそのコンパクトな外観からは決して想像出来ない様な広大な居住スペースを実現しており、その空間サイズはミニバンにも匹敵する程に達しているという拘りです。

このヴェゼルのボディサイズ感・販売価格・燃費性能・走行性能が以下になります。

<ヴェゼルのボディサイズ>

・全長:4,295mm

・全幅:1,770mm

・全高:1,605mm

<ヴェゼルの販売価格>

・193万円 ~ 275万円

<ヴェゼルの燃費性能>

・ハイブリッドモデル:21.6km/L ~ 27.0km/L

・ガソリンモデル:19.0km/L ~ 20.6km/L

<ヴェゼルハイブリッドモデルの性能>

<エンジン>

・エンジンタイプ:1.5L i-VTEC + i-DCD

・排気量:1,496cc

・最高出力:132ps / 6,600rpm

・最大トルク:15.9kgm / 4,600rpm

<モーター>

・最高出力:29.5ps

・最大トルク:16.3kgm

<トランスミッション>

・7速デュアルクラッチトランスミッション

<駆動方式>

・2WD(FF) / 4WD

<ヴェゼルガソリンモデルの性能>

<エンジン>

・エンジンタイプ:1.5L i-VTEC + i-DCD

・排気量:1,496cc

・最高出力:131ps / 6,600rpm

・最大トルク:15.8kgm / 4,600rpm

<トランスミッション>

・CVT

<駆動方式>

・2WD(FF) / 4WD

<トヨタC-HR競合車② 日産ジューク>

ジューク

2台目に紹介する競合車ですがコンセプトモデルカーがそのまま市販化されたかの様なデザインをしており、斬新なアイデアも各部にふんだんに盛り込まれたコンパクトクロスオーバーSUV代表モデルである日産ジュークです。

遊び心が随所に散りばめられているスタイリングだけに堅実派の方からは敬遠されがちと思われそうな感じで好き嫌いもハッキリ分かれそうですが、アウトドアスタイルが趣味でシャレの効いた遊び心を持つ若者から絶大な支持を得ています。

ジュークの誕生は2010年となり、そろそろフルモデルチェンジサイクルに突入する頃だと思われますが、ジュークの特徴である自分仕様のオリジナル車を作成できる『パーソナラーゼーション』を強みにしており、フロントバンパーやフロントライト周辺を筆頭に内装各部の彩色を自分のイメージする好みのカラーへとコーディネート出来てしまうと言う遊び心満載です。

また先進性技術・安全性の一環として、いざと言う時の危険の回避を強力に援護してくれる『エマージェンシーブレーキ』の支援や、液晶モニターを内蔵したルームモニターで自分の車の周辺に対する安全確認を徹底的に行なう事が出来るコマーシャルでお馴染みの『アラウンドビューモニター』等の最先端装備を完備させています。

実用性と機能性を向上させながら安全に対する配慮をきちんと行っている程、遊び心以上に真面目に作られた車です。

そんなジュークのボディサイズ・販売価格・燃費性能・走行性能は以下の様になっています。

<ジュークのボディサイズ>

・全長:4,135mm

・全幅:1,765mm

・全高:1,565mm

<ジュークの販売価格>

・197.5万円 ~ 346万円

<ジュークの燃費性能>

・ガソリンモデル:13.4km/L ~ 18.0km/L

<ジュークニスモ / ニスモRSガソリンモデルの性能>

<エンジン>

・エンジンタイプ:1.6L 直列4気筒DOHCターボ

・排気量:1,618cc

・最高出力:190 ~ 214ps / 5,600 ~ 6,000rpm

・最大トルク:24.5 ~ 25.5kgm / 1,600 ~ 6,000rpm

<トランスミッション>

・エクストロニックCVT-M7 (7速マニュアルモード付無段変速機)

・エクストロニックCVT-M8 (8速マニュアルモード付無段変速機)

<駆動方式>

・フルタイム4WD

<ジューク16GT / 16GT FOURガソリンモデルの性能>

<エンジン>

・エンジンタイプ:1.6L 直列4気筒DOHCターボ

・排気量:1,618cc

・最高出力:190ps / 5,600rpm

・最大トルク:24.5kgm / 1,600 ~ 5,200rpm

<トランスミッション>

・エクストロニックCVT-M7 (7速マニュアルモード付無段変速機)

<駆動方式>

・2WD(FF) / フルタイム4WD

<ジューク15RXガソリンモデルの性能>

<エンジン>

・エンジンタイプ:1.5L 直列4気筒DOHC

・排気量:1,498cc

・最高出力:114ps / 6,000rpm

・最大トルク:15.3kgm / 4,000rpm

<トランスミッション>

・エクストロニックCVT (無段変速機)

<駆動方式>

・2WD(FF)

<トヨタC-HR競合車③ マツダCX-3 >

Cx-3

最後のライバル車としてご紹介するのが、マツダのスカイアクティブテクノロジーを惜しみなく注入し開発された新世代マツダ車となるCX-3です。

デザインコンセプトとしては、マツダの新世代技術であるスカイアクティブテクノロジーと魂動(こどう)というデザインテーマを基盤として、マツダ独自の疾走感のあるシャープなテイストの外観を完成させています。

CX-3の場合ディーゼルエンジンのみの設定と言う完全に割り切った構想にて開発されており、マニュアルミッショングレードのラインナップや1.5Lディーゼルエンジンはスカイアクティブ-D 1.5のみという特殊な取扱いです。

そして発売から数か月後を経て新車購入時のみ装着が可能となるメーカーセットオプションであった『ナチュラルサウンドスムーザー』を標準装備させました。

これは燃焼時に発生するピストン系の振動を消失させる様に共振させてディーゼルエンジンの欠点であったノック音を大幅に軽減させるという世界初の画期的なシステムになります。

また4WD車には新世代4WDシステムである『i-ACTIV AWD』を装備させると共に、6速AT仕様の『SKYACTIV-DRIVE』と6速MT仕様の『SKYACTIV-MT』2種類のトランスミッションをそれぞれ設定しました。

インテリアに関してはマツダオリジナルで開発されたヒューマンマシンインターフェイスの構想から発展し具現化された、自然との調和を経て車と一体になれる『ヘッズアップコクピット』という思想をもとに配置されたデザインとなっています。

要は視線をずらす事無く、全ての操作をごく自然に完了させる事を可能とさせるデザインであると言う事です。

そんなCX-3のボディサイズ・販売価格・燃費性能・走行性能の内容を以下にまとめました。

<CX-3のボディサイズ>

・全長:4,275mm

・全幅:1,765mm

・全高:1,550mm

<CX-3の販売価格>

・237万円 ~ 302万円

<CX-3の燃費性能>

・ディーゼルモデル:21.0km/L ~ 25.0km/L

<CX-3 XDディーゼルモデルの性能>

<エンジン>

・エンジンタイプ:1.5L 水冷直列4気筒DOHC16バルブターボ

・排気量:1,498cc

・最高出力:105ps / 4,000rpm

・最大トルク:27.5kgm / 1,600 ~ 2,500rpm

<トランスミッション>

・SKYACTIV-MT (6MT)

・SKYACTIV-DRIVE (6EC-AT)

<駆動方式>

・2WD(FF) / フルタイム4WD

比較まとめ

3車種のライバル車と比較をしてみると、燃費に関しては国内最高水準値を叩き出しているC-HRが他の3車種を大きく引き離す独走状態が確実な状況です。

しかもハイブリッド・ガソリンモデル共に圧倒的な低燃費を実現しています。

エクステリア

次にエクステリアに関してですが既に市販型のショーモデルで称賛を与えられている状況ですので、力強さ・美しさ・斬新さ・高級さを全て兼ね備えた最新型モデルのC-HRがヴェゼル・ジューク・CX-3を完全に圧倒していると感じるしかないです。

しかもこのボディに根付く骨格等は、新型プリウスから流用された最新型の新世代プラットフォームやトヨタが総力を挙げて開発させた最新鋭技術がふんだんに注入されている、全くスキが見当たらない完成度を誇る新型コンパクトクロスオーバーSUVとなっています。

インテリア

インテリアの質感もとても丁寧な作り込みとなっており新鮮な風を送ってくれているデザインの中にも、どこか大人の落ち着きや品格を醸し出す造形となっていますので、相当開発陣は緻密な計算の上で苦労して完成させたのがこのC-HRの室内空間なのだと理解できます。

そのあたりからもヴェゼルやCX-3の質感もとても素晴らしいと思わせますが、やはり最新型モデルであるC-HRが全てにおいて優っているとしか思えませんでした。

最後に走行性能に関してですが、その点での最大のライバルはおそらく日産ジュークになると感じます。

走りと言えば『昔から日産』と言われ続けて来ただけあり、このジュークにも1.6L直列4気筒DOHCターボを搭載したフラッグシップモデルの『ジュークニスモRS』の存在があり、そのパワーは軽く200psを超えてくる214psを誇るスポーツマシンです。

流石にこのスパルタンモデル程のパワーはC-HRがラインナップに持ち合わせていないので、サーキット走行等のMAXパワー対戦では圧倒的に負けそうな予感がしますね。

しかしながらトヨタには『 GR 』の存在がありますので、今後何かの機会にて台数限定等でiQ・ヴィッツ・マークX・86の様にスペシャルモデルが市販化される可能性もある筈です。

そうなればジュークニスモ同様エンジンパワーのみならず、車体全体をトータルでカスタマイズしてくれる仕様となりますので圧倒的な戦闘力を発揮できるようになるかと考えます。

しかし現時点のC-HRにそこまでのフラッグシップの存在が全く確認させていない為、現段階での走行性能に関しては圧倒的にジュークニスモの圧勝となるのが現実です。

ただC-HRは名だたる世界中のサーキットで鍛え上げたハンドリングやしなやかな脚を持っていますので、ワインディング等の路面では力を発揮してくれると期待が持てます。

これらの結果からC-HRが競合車と比較し、トータルバランスで非常に優れた新型車である事が明確になりましたので、勢いに任せて購入したとしても決して後悔する事が無い車種でしょう。

是非オススメしたい1台です。

まとめ

今回ご紹介いたしましたCH-Rはとにかくトヨタ自動車が総力を挙げて開発に臨んだ程の力が入った力作の注目車です。

斬新かつ流麗なエクステリアデザインを纏っているだけでなく、サラっと涼しげな顔つきながらも経済的で環境性能にも秀でたハイクオリティな燃費をごく自然に出してしまうと言う所に、新型プリウスから受け継いだ最新鋭エコカーとしてのDNAが脈々と引き継がれていると感じ取れるところだと感じました。

室内空間に関しても一切の妥協すら許さない程に研ぎ澄まされたインテリアデザインの採用と、緻密に計算し尽された機能美の実現を成し遂げているところから、開発陣の方々がC-HRの室内空間の完成へと導いた努力の証だと心から感じ取る事が出来ます。

走行性能に関しては世界的に有名なアウトバーンやニュルブルクリンクを筆頭に、数多くのリアルサーキットでの走行評価テストと実績を幾度も積み重ねて来た事で、軽快且つ正確なハンドリングや非常に安定した挙動を身に着けた事で正確なトレースを描きながら走り抜ける事が可能となっています。

サイズ感に関してもこの程度ならば現在の日本事情においても十分に取り回しが行なえる範囲のものなので、日本の道路事情の理に叶ったサイズ感と言えますね。

どんな年齢層の方でも気兼ねなく使用する事が出来るかと思います。

これらの事から人気が出ないなんて事がある筈がありません。

世界中数多くの人々から絶賛され注目の的となっている人気車の1つになりますので、C-HRに少しでも興味があり購入を予定されているのであればとにかく先行予約時期の情報が耳に入り次第、お近くの取扱い店舗の方へと足を運んだ方が無難かと考えられます。

色々な事情が絡み最悪な状況によっては半年以上待たされてしまう可能性も十分に想定されます。

流行りから推測すると年齢層関係なく受注がコンスタントに入ってくると想定されますので、この車『トヨタC-HR 』に興味がある・購入を検討されている、と言った方がいらっしゃるのであれば早い段階からディーラーの営業マンと商談を行ない早い納車で車が納められる様に頑張って下さい。