3度の飯よりクルマが好き!

ガラスコーティングは売却時の買取価格アップになるのか?

coating

新車を購入するときディーラーの営業から、ボディコーティングを勧められた経験があるかと思います。

ボディーコーティングをすると将来の下取り価格がアップするメリットがある、と聞いたことがあるかもしれません。

ブラシ傷や引っかき、飛び石の傷から守ってくれるから、傷によるマイナス査定を受けないのが理由のようです。

その他にもワックス不要や、水洗いだけで砂が落ちる特徴もあるのですが、査定という点で絞れば、コーティングによる買取価格アップはほとんどありません。

それはコーティングの特徴と買い取り側の都合から考えたら当然のことです。

コーティングの保護性能

コーティングで人気のガラスコーティングは厚い皮膜で頑丈なように思われがちですが、その厚みはたった数μmです。

黄砂や路上の細かな不純物によるこすり傷程度ならボディをほぼしてくれますが、自車のタイヤが巻き上げる小石や飛び石には無力です。

夏場の虫の突撃も、羽虫ならいいですが甲虫となると当たりどころと速度によっては皮膜に傷がつく可能性もあります。

ないよりあったほうがいいコーティング膜ですが、10万円のお金をかけてコーティングしても将来、コーティングのないクルマと比較して10万円高く売れることは殆ど無いでしょう。

買取店も中古車にコキズはつきものだとわかっていますからね。

毎週自動洗車機で車を洗う人なら傷防止のためにコーティングしてもいいのですが、同じレベルで利用したクルマと査定で数万円差が生まれることは残念ながらないと考えるのが自然です。

コーティングは剥がすのが大変でお金が必要

耐久性の高いガラスコーティングの皮膜も時間の経過とともに劣化していきます。

ガラスコーティングは特殊な溶剤を使うのですが、このコートを綺麗に剥がすのはコーティング職人の手を持ってしても大変な作業になります。

車全体をポリッシャーと呼ばれる研磨機で丁寧に磨いていかないといけないのです。

ガラスコーティングの皮膜は数μm。たった数μの皮膜を面積の多いクルマで均一に磨くのはボディーコートをするよりも大変な作業です。

コート剥離の手間と費用を考えると、あまり高く買取りたがらないこともありえますし、コートを嫌がってユーザーが欲しがらないことも考えられます。

飛び石や巻き上げた小石へのダメージを防げず、将来のコート剥離や再施工に余計なお金がかかることがコーティングのデメリットだと覚えておいたほうがいいでしょう。

将来の買い取りアップを期待してコーティングを掛けるくらいなら、グレードやオプションをアップしたほうが将来の売価が上る可能性があります。

ガラスコーティングがおすすめな場合

ただし状況によっては、コーティングを施工したほうがいいこともあります。

  1. 屋根なし駐車場
  2. 交通量の多い道路に面している
  3. 地面が砂利または砂の駐車場
  4. 黄砂がひどい地域

このような地域はボディに不純物や細かなガラス片が付着しやすく、塗装のクリア皮膜が普通よりも傷つきやすいです。

特に微細なガラス片は塗装に食い込んで除去しづらくなりますから、上に一枚層を作ることで塗装面に不純物の侵入を食い止め、塗装の劣化を防ぐことができるでしょう。

また直射日光による塗料の退色防止にも効果を発揮しますので、劣化を防ぐためボディコートを施工するのはありかもしれません。

10万円以上するコートを施しても数年後の下取りに効果があるかと言われるとかなり微妙ですが…。

最近のクルマの塗装は頑丈で退色しにくくなっていますからね。

まとめ:愛車を綺麗に保つためであって売るためではない

ボディーコーティングは自分の愛車の綺麗に光り輝く姿を見るためにするもので、決して高く売るための保全技術ではありません。

駐車場に屋根があれば十分クルマは綺麗に保てるくらいクリア塗装も丈夫です。

愛車を綺麗に保つためか、高く売るためか、自分の目的を考えてコーティングをかけるかを考えてください。

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