3度の飯よりクルマが好き!

どっちが買いなの?フーガとトヨタ・クラウンを徹底比較!

日産のプレミアムセダンとして長い歴史を持っていたセドリック/グロリアから、2004年にバトンタッチしたのがフーガです。

2009年には現行フーガにモデルチェンジされています。

国内市場ではトヨタ・クラウンが最大のライバルで、1955年から60年以上続く歴史あるブランドは現行型が14代目となり、まさに日本を代表する高級車です。

セドリック/グロリアの頃には両社の意地をかけて販売台数を争い、自家用車のみならずタクシー、ハイヤーや教習車、パトカーなどの業務用車両の分野でも激しく火花を散らしていた時代もありました。

フーガになってからは以前ほどの熾烈な販売競争はなくなりましたが、今もライバル関係は続いています。

宿命の対決ともいえるフーガvsクラウン。両車を徹底比較しました。

フーガはどんなクルマ?

fuga

先代フーガから欧州の高級セダンと同等の性能を確保するため、250Km/hの巡行に耐えられることを基準として設計されています。

評価の高かった先代のフーガのシャシーを改良し、剛性を上げつつも軽量化を図ったボディになりました。

リアサスペンションは新設計したマルチリンク式が採用され、高速走行時の安定性や静粛性に貢献しています。

搭載されるパワーユニットは2.5リッターV6エンジンと3.7リッターV6エンジンとなり、2010年には3.5リッターV6エンジン+1モーターのハイブリッドが追加されています。

トランスミッションは全車マニュアルモード付フルレンジ電子制御7速AT、3.7リッターエンジン車のみ4WDが選択可能です。

安全面では追突を防止する「エマージェンシーブレーキ」、2台前を走る車両の動きを監視して危険を知らせる「PFCW(前方衝突予測警報)」など、側方と後方も含め5方向の危険を知らせるシステムを全グレードで標準装備しています。

バリエーションは装備違いによりガソリン車はベースグレードのGT系、本革パワーシートなどの豪華装備を備えるVIP系があり、ハイブリッド車は標準モデルと豪華装備のVIP系の2グレードです。

fuga_interior

ホワイト系の本革シートや専用の内装を採用した特別仕様車「クール エクスクルーシブ」や、4輪アクティブステアやスポーツサスペンションを装備したスポーツグレード「370GTtypeS」も準備されています。

クラウンってどんなクルマ?

※画像はクラウンマジェスタ※

14代目となる現行クラウンは2012年に発売され、トラディショナルな外観と内装を施されたロイヤルシリーズと、スポーティ-な雰囲気のアスリートシリーズが販売されています。

2013年には独立車種であったマジェスタが、クラウン・マジェスタとして編入され3シリーズになりました。

ロイヤルシリーズはハイブリッドと2.5Lガソリン、マジェスタはハイブリッドのみ。

アスリートシリーズはハイブリッドと2.5Lガソリン(4WDのみ)、ハイパワーな3.5Lガソリン、2015年には燃費性能に優れた4気筒の2.0リッター直噴ターボも追加されています。

3シリーズそれぞれに6速/8速の電子制御ATや4WDの選択、各種の装備、特別仕様車まで含めたバリエーションは豊富過ぎてすべてを紹介できません。

細かなニーズにもれなく対応する力の入れ具合は、トヨタのクラウンに対する強い思い入れを感じます

過去のモデルでも先進装備はクラウンが最初に装備してきました。

現行モデルでは760MHzのITS専用周波数で通信し、安全運転を支援する新サービスITS Connectを世界で初めて採用しています。

単眼カメラとミリ波レーダーでプリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラートなどを実現するToyota Safety Sense Pを全車標準装備と安全面も十分です。

水も漏らさぬ盤石のラインナップで年間約44,000台以上を販売し、国内のプレミアムセダン市場で圧倒的なシェアを確保しています。

フーガvsクラウン:性能対決

クラウンのラインナップの中でフーガに最も近いモデルは、走りとデザインに重点を置いたアスリートシリーズになります。

欧州基準でセッティングされたフーガの足回りは高級車としては固めですが、安定感があり快適性も損なわれていません。

クラウンアスリートもスポーツモデルとはいえ、柔らかくゆったりとした足回りで、最高速度の低い国内の道路で快適性を得られるセッティングです。

ガソリン車はクラウンの新開発2.0リッターターボエンジンはフーガの2.5リッターエンジンとほぼ同等のパワーで、燃費も11.2Km/Lのフーガに対し13.4Km/Lと上回ります。

ハイブリッドモデルは単純に比較できない部分があります。

クラウンは動力性能を抑え、徹底的に燃費性能を追求したユニットで燃費は23.2km/Lを叩き出しました。

フーガハイブリッドの燃費は18.0km/Lと大きく差がつきますが、システム出力364psのハイパワーモデルとしての位置づけです。

実際にクラウンアスリートのハイパワーモデルである3.5リッターモデル(最高出力315ps)の燃費9.6km/Lと比較すれと、フーガハイブリッドが圧勝します。

フーガvsクラウン:エクステリア対決

fuga_rear

フーガは従来の高級車の概念とは一線を画す、曲線を多用したグラマラスなエクステリアになっています。

2015年に大幅なマイナーチェンジを受け、フロントグリルがメッシュとなりヘッドランプもデザイン変更とLED化で、よりスポーティで若々しいデザインになりました。

crownathlete_exterio

クラウンアスリートは、よくも悪くもクラウンらしく見えるすっきりしたラインでまとめられています。

発売当初に話題になった稲妻型のグリルも、マイナーチェンジで小変更されてボディ全体とのマッチングが良くなりました。

欧州プレミアムセダンに並んでも埋没しない個性をもつフーガの方が、見どころの多いデザインで新鮮ですが、何よりも「クラウンらしさ」が優先され、クラウンの熟成したプロポーションは王者としての風格があります。

フーガvsクラウン:インテリア対決

両車とも室内は高品質なソフトパッドで覆われ、全体的な上質感は互角です。

クラウンはメノウ素材の加飾パネル、フーガには銀粉木目パネル(オプション)で高級感の演出にも抜かりはありません。

※画像はクラウンアスリートのインパネ周り※

crownathlete_interior

クラウンは開放感のあるインパネデザインで、大型のナビ画面とエアコンやドライブモードセレクトなどをタッチ式で行えるトヨタマルチオペレーションタッチを採用し、ボタン類が少なくシンプルながら高品質を感じさせるインテリアです。

fuga_inpane

フーガはドライバーを包み込むような曲線を多用した立体的なインパネで、インパネからセンターコンソールにかけて木目調パネルを多用し高級感を演出しています。

センターコンソールのアナログ時計はお洒落ですが、エアコンやオーディオのスイッチやダイヤルが多く、クラウンと比較すると少し煩雑な印象です。

前席シートはシート形状とステッチの高級感、助手席に電動パワーオットマン機能が標準で装備されるフーガが上回っています。

後席の快適性については静粛性や乗り心地でもほぼ互角ですが、クラウンは体感的に少し広く日本人の体形に合わせたシート形状を採用するなど僅差で上回ります。

フーガvsクラウン 買うならどっち?

フーガハイブリッド(627.1万円)とクラウンHybridアスリート(584.8万円)では、42万の価格差があり、燃費をとにかく重視するのであればクラウンHybridがベストになります。

余裕ある走りを求めるのであれば、3.5Lエンジンのクラウン3.5アスリートG(618.3万)がベストですが、フーガハイブリッドとの価格差は9万円まで縮まりパワーも燃費も上回るフーガハイブリッドがおすすめです。

ベースモデルについてはフーガが250GT(477.6万円)、クラウン2.0アスリートS-T(458.5万円)となります。

クラウンの2.0リッターターボは出足のもたつきや、8速ATとのマッチングなど高級車のパワーユニットとして熟成が必要な面もあるようです。

期待のパワーユニットではありますが、現状ではベースモデルでもスポーティな運動性能を備えるフーガの250GTをおすすめします。

まとめ

日本人の好みでいえば圧倒的な販売台数でも証明されているように、クラウンはだれが乗っても高級車と感じる事ができる最大公約数的な魅力があります。

対するフーガはプレミアムセダンの中でも、欧州車的な価値観をもったドライビングプレジャーの高い車です。

大胆で主張の強いエクステリアやインテリアのデザインですが、室内の広さは確保されています。

特に助手席の居心地の良さは大切なパッセンジャーにも、きっと喜ばれるでしょう。

どちらを買おうか迷っている方への参考になれば幸いです。

スポンサーリンク