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フィアット500が欲しい女子必読!独特の乗り味は試乗必須!

フィアット500(イタリア語でチンクェチェント)は、1957年に発売された2代目フィアット500の発売50周年を記念して2007年に発売されています。

MINIやVWビートルと同じように、世界中に多くのファンがいる2代目フィアット500の愛らしいデザインをモチーフとした特徴的なエクステリアが魅力のモデルです。

日本でも年間4000~5000台が販売される人気車フィアット500の魅力をお伝えします。

フィアット500はどんなクルマ?

現在の軽自動車より小さい2ドアボディで、丸みのあるユーモラスで可愛らしいデザインの2代目フィアット500は、日本ではルパン三世の愛車として有名です。

現行モデルは、2代目フィアットのイメージそのままに現代的にデザインをアレンジしています。

ひと目でフィアット500とわかる、つぶらなヘッドライトや張りのある曲面を多用した丸っこいボディ。

スペース効率を上げるためタイヤが四隅に追いやられ、全体的に台形のプロポーションなので、小動物が足を踏ん張っているようなシルエットに見えキュートです。

ボディサイズは全長3,545mm×全幅1,625mm×全高1,515mmと、軽自動車より全長が170mm、幅が150mm大きいだけなので、街中での取り回しも楽なサイズです。

日本での発売後8年が経過した2016年に初めてマイナーチェンジが行われ、エクステリアとインテリアの変更が行われていますが、細部の変更のみでデザイン全体のイメージは変わっていません。

マイナーチェンジの変更点

  • 一部モデルのヘッドランプをプロジェクタータイプに変更
  • テールランプ中央部をボディ同色とした四角いドーナツ状に変更
  • テールランプ内にあったバックランプとリアフォグランプをバンパー下部へ移動
  • フロントバンパーの意匠変更。フィアットロゴ下に横長のモールを追加
  • オーディオ用5インチタッチパネル付きモニターをインパネセンターに埋め込み (オプションでパイオニア「楽ナビ」へ変更可能)
  • 助手席グローブボックスを蓋つきに変更。カップホルダーの形状変更
  • シートをファッショナブルなチェック柄、ヘリンボーン柄へ変更
  • ボディカラーにミントグリーン、カントリーポリタンイエローを追加

外観はほとんど変更がありませんが、それだけエクステリアデザインの完成度が高いと言えます

フィアット500はMINIやビートル、マスタングのように往年の名車の復刻版でもありますが、単なるレトロ調だけに終わらないクラスレスな雰囲気が一番の魅力です。

インテリアも独特な雰囲気

エクステリアだけでなく、インパネ回りも2代目フィアット500へのオマージュにあふれた独特なデザインです。

ドライブコンピューターを中央に速度計と回転計を同軸に収めた大きな単眼のメーターを採用し、2代目ではボディ構造を兼ねる鉄板だったインパネをボディと同色の大型樹脂パネルで再現しています。

センターコンソールでは樹脂パネルがH型にくびれ、上部には新たに追加されたモニターオーディオ(またはナビ)、下部にはエアコンの操作パネルが配置され、ノブやスイッチは全て丸いデザインです。

パワーウィンドウのスイッチはドアには無く、インパネのシフトノブ上部の左右についています。

パネルセンターのくびれ部にはエコ、ハザード、リアフォグのスイッチが等間隔で並び、助手席の500エンブレムや丸形のエアコン吹き出し口の配置などレトロ感とモダンさがミックスした「技あり」のデザインです。

ソフトパッドや木目などの高級素材は無く、ほとんどがプラスチックになります。

ところが質感の異なる樹脂素材の使い分け、カラーリングやパーツの切れ目などに気を配っているので、不思議とチープな印象はありません。

高級感はありませんが、可愛らしく快活なフィアット500のキャラクターにマッチしたインパネです。

フロントシートでは、フライパンのような丸いヘッドレストが目を引きます。

外見からすると室内は窮屈そうですが、フロントシートはサイズも大きく大柄な男性でも最適なドライビングポジションが確保できます。

一方でエクステリアデザイン優先のため、後席はミニマムで大人が乗るには大変です。

リアゲートが寝かされているので頭上空間も狭く、足元はコンパクトミニバンの3列目よりも狭いので、あくまで緊急用と割り切る必要があります。

シートはチェック柄やヘリンボーン柄のお洒落な表皮になりましたが、ドアパネルなどははブラックとグレーが中心でインパネ以外は落ち着いた印象です。

レッド、ホワイトやブラウンなどの、よりポップな内装カラーは特別仕様車で販売されます。

500 TwinAirと500 1.2のどっちを買うべき?

フィアット500には875㏄の直2ターボのツインエアと1.2L直4エンジンのパワーユニットがあります。

500 TwinAir 500 1.2
エンジン種類 直列2気筒 マルチエア

インタークーラー付ターボ

直列4気筒 SOHC 8バルブ

(可変バルブタイミング付)

最高出力

kW(ps)/rpm

63(85) / 5,500 51(69) / 5,500
最大トルク

Nm(kgm)/rpm)

145(14.8)/ 1,900 102(10.4)/ 3,000
燃費(km/L) 24.0 19.4
車両価格 TwinAir Pop \2,289,600

TwinAir Lounge \2,592,000

1.2Pop \1,998,000

TwinAirは可変吸気バルブタイミングを油圧で行う、MultiAirを採用した2気筒8バルブエンジンです。

875ccの小排気量ながらインタークーラー付ターボで、高出力と高燃費を両立しています。

エンジンの重量も軽いため、イタリアンコンパクトらしく活発に走らせたい場合はTwinAirがお勧めです。

欠点は2気筒エンジンのため、軽自動車に多く搭載される3気筒エンジン、コンパクトカーの4気筒エンジンと比べてもビックリするくらい大きな振動と騒音があります。

”ドコドコ”とした音と振動は2代目フィアット500の空冷エンジンを想像でき、個性的なキャラクターに合っていますが、どうしても許せなければ4気筒の1.2の選択になります。

1.2Lはパワフルではありませんが、標準的なクルマのエンジンです。

デュアルロジックは独特!必ず試乗を

TwinAirの騒音や振動の他にも、デュアロジックと呼ばれるミッションも独特なので必ず試乗することをおすすめします。

デュアロジックは通常のATと同じく2ペダルですが、マニュアルミッションをベースにしたシングルクラッチのミッションで、スムーズに加速するにはアクセルコントロールなどコツが必要です。

国産車に多いCVTやトルコン式ATからの乗り換えでは、変速時のショックが大きくかなり違和感があります。

クリープ現象も無いので、はじめのうちは坂道や車庫入れでは注意が必要です。

安全装備について

安全装備では、サイドエアバッグやニーエアバッグ、ウインドウエアバッグなど7つのエアバックが全車標準装備。

ABS、スタビリティコントロールやタイヤ空気圧のモニタリングシステムも標準装備されますが、自動ブレーキなどのプリクラッシュセーフティシステムはありません。

1.2TwinAirPopグレードは、エアコンもマニュアル式など簡素なので、装備を充実するには、TwinAirLounge(ラウンジ)しか選択肢が無くなります。

Loungeには固定式ガラスルーフ、クローム仕上げキット、オートエアコン、運転席高さ調整シートやリアパーキングセンサーが装備されます。

フィアット500のデザインやキャラクターが好きでファーストカーとして使うなら、TwinAirを選んだ方が後悔はしないはずです。

セカンドカー用途などで、少しでも安価で安楽に運転したいなら1.2がおすすめになります。

まとめ

壊れやすいイメージのイタリア車ですがフィアット500には大きな弱点は無く、年式によるデザインの変化も少ないのでリセールバリューも高値で安定しています。

装備が貧弱なため新車価格は割高に感じますが、リセールバリューまで考えればコストパフォーマンスの良いモデルです。

内外装のデザインに惚れこんでフィアット500を欲しいと思う人は多いでしょうが、エンジンとミッションによる独特な運転感覚が購入のハードルになります。

マニュアルミッションの経験があればコツはつかめやすいですが、AT限定免許で国産車並みのイージードライブを期待すると痛い目にあいます。

マニュアルミッションでの運転を楽しめる人が、活発なTwinAirエンジンをフルに使って小気味良くドライブできれば、乗りこなす楽しみも加わって手放せない1台になるはずです。

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