3度の飯よりクルマが好き!

ホンダCR-Z チャレンジ精神は評価できるけど、スポーツカーとしては微妙

CR-Z

ハイブリッドカー初の6速MTを採用したスポーツカーであり、ハイブリッドカーでもあるCR-Z。

6速MTとCVT+パドルシフトを選択可能で、1.5Lエンジン+モーターのシナジー効果により力強い走りと低燃費性を実現した車です。

CR-Z後ろ

ボディーカラーが9種類と意外と多く、デザインはフロントはカッコいいのですが、リヤが何とも・・・もう少しカッコ良さを追求してほしかったですね。

走行性能ではハイブリッドスポーツカーらしい装備が付いています。詳細は追って紹介しますが、走る楽しさをハイブリッドカーでも追求する事にホンダのこだわりを感じます。

走行に関しては面白い部分がありますが、対して室内は狭いです。荷物も乗らないのでファミリー向けの車では無い事は一目瞭然。4人乗りとなってはいますが、大人4人はまず乗れません。子供を乗せるとしても乗り降りが面倒で、おまけ程度に考えるのが良いでしょう。この窮屈さが心地良いと感じるのであれば別ですが・・・。

運転席周辺の機能性は高い。

運転を楽しむ為の空間と謳っているだけあって、運転席周辺のレイアウトは良く考えられています。特に各スイッチの運転席への集中配置は見ているだけでもワクワクしてきますね。

ボタン位置は自然に視線を前方に向けつつ操作できるようになっています。操作の煩わしさも少なく、脇見運転も防止できるので安全性にも貢献しているのです。

6速MTかCVT+パドルシフトか?

ハイブリッドカーで現状6速MTを搭載している車はCR-Z以外にありません。ハイブリッドカーでありながら走る楽しさを存分に味わえるMT車が断然オススメです。

CVT+パドルシフトも自分のタイミングでシフトチェンジが出来ますし、ダイレクトな操作感ではMT車に劣りますが、燃費性能は高いです。スポーツカーでありながらハイブリッドカーとしての燃費の高さも兼ね備える、CR-Zは贅沢な要素を詰め込んでいるといえます。

逆に価格に引っ張られ過ぎて中途半端に仕上がってしまったとも見れますが。

走行性能はどうなの?

動力は1.5Lエンジン+モーターによるハイブリッドで、エンジンはトルク・出力の向上を図った物が搭載されています。最大トルク144N・m/4,800rpm・最高出力87kW/6,600rpmは同等の1.5Lエンジンを搭載している乗用車と比べると若干高い数値です。

この性能にモーターのアシスト、車重の軽さが相まって高い走行性能を得る事が出来ます。車高が低い故に低重心で、高い走行安定性も魅力です。サスペンションやボディを軽量化しつつ性能・剛性を確保しています。

走りの味を選べる魅力

CR-Zにはモードドライブシステムと言う機能があります。大体のハイブリッド車に搭載されているモードですが、CR-Zの場合はSPORT/NORMAL/ECONの3つから選択が可能です。

快適な走りたい時はSPORTを、燃費重視の際はECONを選びましょう。NORMALはちょうど中間に位置していて、SPORTとECONを足して2で割った物=中途半端です。その時その時の気分に合わせてモードを切り替える事が可能になっています。

CR-Zの特徴!?”PLUS SPORTシステム”

ECONモードで走っていた時に高速への合流・追い越しをするとしましょう。アクセルを軽く踏み込んだ程度では全く加速せず、自分の求めている感覚からは程遠い物を味わうことになります。

CR-Zに搭載されている”PLUS SPORTシステム”を使えばこのストレスから解放されることは間違いありません。

ステアリングに付いているボタンを押す→アクセルを踏み足しただけでエンジン・モーターのパワーを瞬時に最大化し、驚くほどの加速フィールを体感できます。ハイブリッドスポーツカーのCR-Zが持つ最大の特徴と言えるでしょう。

人は乗せれないが・・・

上述したように、後部座席は大人が座るには狭すぎます。故にラゲッジスペースを拡張するために使用したほうが無難でしょう。そうする事によって、2人での旅行では多くの荷物を積むことが出来ます。後部座席を倒さなくてもスーツケース2つ程度であれば積み込めるので、最大4人での旅行も出来ますが、長時間の運転に後席の2人が耐えられるかどうかです。

ロードスターの良さが際立つ形にも

CR-Z発売当初は3代目ロードスターが現役の時代。当時はハイブリッドスポーツという新しいジャンルで世間を沸かせたCR-Zは、軽さが大きな武器でした。

しかし同価格帯のトヨタ86・スバルBR-Z、そしてマツダ4代目ロードスター登場で、一気にライバルが増えCR-Zの価格の割にロースペックのカタログ数値が際立つ形に。

特に4代目ロードスターは車重1t前後の軽量な車体に1500ccのエンジンでCR-Zよりも30万円ほど安く発売されたとあって、ますますCR-Zのコスパの悪さが目立ちます。

スポーツカー好きがこだわるFRとオープンカーという付加価値を持つロードスターに、今後スポーツカーのラインアップをホンダがどう拡充していくのか楽しみです。

最後に

6速MTのハイブリッドカーはホンダ・CR-Z以外にはありません。また、6速MTとCVT+パドルシフトの価格差もないため予算に問われず選択する事ができます。

価格帯は272万円~292万円とこのサイズの車種では高めでが、ライバルが増えた日本のスポーツカー市場では見劣りするクルマになっているのは否定できません。

しかしホンダのチャレンジングなハイブリッドカーに6速MTと世界初が揃った車を乗ると言うのも面白い物です。

この精神は2人乗り・ハイブリッド5MT・フルアルミボディと初代インサイトから続くホンダのハイブリッドカーへのマインドを感じさせてくれます。

その点からも非常にホンダらしいクルマと言えるでしょう。ライバルが強力すぎるだけで、ユニークで個性的な車であることに違いはありませんからね。

ただ冒頭にも書いた様にリヤのデザインに納得できませんが・・・。

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