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アンダー900kgのスズキ・イグニス!燃費も維持費も安い小型SUV

ignis

スズキと言えば軽自動車メーカーというイメージが強いのですが、実は普通車も小粒で個性的なモデルを発売しています。

ホットなハッチバック車として根強い人気を誇るスイフトや、格安なフルサイズSUVのエスクードなど、人気メーカーの陰に隠れていますがいずれも価格以上の商品として高い評価を得ています。

そんな小型車・普通自動車のラインアップでもひときわ異色を放つモデルが、車体重量880kgの小型SUVイグニスです。

軽自動車アルトで培った軽量化技術を応用して、車体重量900kgを下回る普通車を世にだすあたりにスズキらしさが現れています。

軽量ボディの威力

イグニスの車重880kgは、言葉で言うには簡単な数字ですが、この重量を確保するのは並大抵のことではありません。

現在最も軽いスポーツカーの1つであるロータス・エリーゼの車重は900kgです。エリーゼは軽量化を追求するため、外装はFRP・シャーシ接合のボルトを廃し特殊ボンドを使い徹底した軽量を突き詰めています。

かたや大衆車、かたやピュアスポーツカー。想定限界値も車格も排気量も違いますが、価格600万円の高級車より価格170万円のイグニスが20kgも軽量であることはスゴイことです。

当然その軽量ボディは走る・曲がる・止まるの全てにポジティブな影響を与えてくれます。

新開発の1.2Lエンジン+マイルドハイブリッド

同社のコンパクトカースイフトに搭載されているK12Bエンジンの改良モデルK12Cエンジンは、排気量1,242cc/91馬力/118Nmながら発進から最大30秒時速100kmまでの加速をアシストする、マイルドハイブリッドを搭載し燃費と走行性能の両立を図っています。

車重900kgのトヨタ・パッソよりも20kg軽く、エンジンとマイルドハイブリッドの動力性能の高さから同車重価格帯のクルマにありがちな登坂車線での息切れやパワー不足感を感じることは少ないでしょう。

それでいて燃費面では1.2Lエンジンでありながら、トヨタ・パッソ1.0Lモデルの27.6km/Lを上回る28.8km/Lとなっておりマイルドハイブリッドによる高い燃費性能をキープしています。

同等出力のエンジンを搭載するパッソ1.3Lモデルは19.0km/Lと、その燃費が更に開くことからもイグニスの高性能ぶりがわかります。

低価格車としては足回りも頑張っている

イグニスの足回りは、フロントマクファーソンストラット・リアトーションビームと軽量化とコストを意識した作りになっています。

ハンドリング性能を高めるため、FF車ではフロント・リヤ両方にスタビライザーを装着し車体の追随性を高めています。こういう低コストでもスポーティな味付け雰囲気づくりができるのは、軽のスズキの特徴ですね。

反面価格が中途半端で、もっとスポーティな雰囲気や走りが楽しみたいなら、ワンランク上のスイフトスポーツも射程に入ってくる金額のため、手放しにお買い得と言えないのが残念です。

全高と室内長の微妙なサイズ感

重量・燃費・走行性能が非常に良いイグニスですが、パッケージング面ではネガティブな部分も存在します。

全高1,595mmという中途半端な全高は、一般的な機械式駐車場に対応していません。最近はクルマの大型化により高さ制限のゆるい機械式もふえてきましたが、スペースの限られる都会では今でも多くの駐車場が1,550mm制限が一般的です。

小型SUVというジャンルで作られているイグニスですので、その辺は割りきって作っているのかもしれませんね。

また室内長の2,020mmはワゴンRの1,965mmと比較して55mmほどしか違わず、小型車だからと軽自動車より広い空間に期待はできません。

スズキの軽自動車スペーシアより15mm室内長が狭いことを考えたら、広さを求めるなら軽ワゴンのほうが良いかもしれませんね。

このようにイグニスは燃費走行面では高い水準でまとまっているクルマですが、室内の広さや積載性は軽自動車と同程度になります。

オプションの安全システム

イグニスにはオプションで衝突被害軽減システムのデュアルカメラブレーキサポートが用意されています。

これは時速5~50kmの速度範囲なら緊急停止をコンピューターが実行してくれる、セイフティーシステムです。

よそ見による追突や、歩行者飛び出しの事故回避に絶大な効果を発揮することから率先して取り付けたいオプション装備といえます。

価格は14万円とオプションといては高額になりますが、事故を起こしたら14万円では済みませんので、転ばぬ先の杖として積極的に選択することをオススメします。

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