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自動車保険の年齢別保険料の相場は?目安を知るためには

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自動車保険には、「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があります。

自賠責保険は別名「強制保険」と呼ばれていて、公道を走るクルマの全てに加入が義務付けられています。

つまりクルマが事故を起こした時のための最低限の保険であり、誰が運転していても基本的に補償金額は同一なのです。

しかし任意保険はいわばオーダーメイドの保険であり、ドライバーの運転歴や年齢、補償範囲やクルマの種類によって細分化されています。

簡単に言えば事故のリスクが高いほど払う保険料が高くなり、事故のリスクが低くなれば保険料は安くなるのです。

クルマの種類でいうと運転を楽しむ目的のスポーツカーと、家族での移動がメインのファミリーカーでは事故の確率は異なります。

また運転者が免許を取ったばかりなのか、運転歴30年のベテランかによっても事故のリスクは当然違うでしょう。

車種別の保険料率はクルマを購入した時点で決まっているので、選ぶことはできませんが年齢条件は保険の加入者が選択できるのです。

仮にあなたが35歳であなた以外にそのクルマを運転する人がいないのであれば、「35歳以上補償」の条件を付ければ保険料が安くなります。

そのことを知らずに年齢条件を付けていないのならば、非常に勿体ないことなのです。

どうしてドライバーの年齢によって保険料が違うの?

日本の自動車保険の保険料算定の基本は「等級」です。

たとえば運転免許を取得して初めて車を購入した場合、当然自動車保険にも初めて加入するので等級は「6等級」からスタートします。

そして1年間事故を起こさなかった場合、等級は1つ上がって7等級になり逆に事故を起こして保険金を請求した場合は、事故の程度に応じて等級がダウンするというシステムです。

この等級は年齢には関係なく、18歳で加入した場合も50歳になって免許を取って初めて保険に加入した場合も、最初は6等級になります。

つまり運転歴を算定基準にしたもので、運転歴(加入歴)が長くなれば事故のリスクは減る為、自動的に保険料が割引されていくという仕組みですね。

これに加えてドライバーの年齢別の算定基準もあります。

この基準は統計を基にしたものであり、運転する人の年齢によって事故のリスクが変動するという理由から決められたものです。

年齢の違いによる運転の特徴をあげてみると次のようになります。

(1)若いドライバーの特徴

  • 運転経験が浅い
  • スピードを出す傾向がある
  • クルマを遊びに使うことが多い(走行距離が増える)

(2)中年ドライバーの特徴

  • 運転歴が長い
  • 事故などを経験している場合もあって、怖さを知っている
  • 家族を乗せることも多く、安全運転を心がける

(3)高齢ドライバーの特徴

  • 視力が低下して、道路標識や歩行者が見えにくくなる
  • 判断力や反射神経が鈍くなって、回避動作が遅れる
  • 認知症を発症すると高速道路を逆走したり、ブレーキとアクセルを間違える危険性もある

このような要素から、30代や40代の中年運転者が事故確率が最も低くなるとみなされ、保険料も当然安くなるわけです。

年齢条件の違いによる保険料の実例

保険料の相場を知りたいと思ったら、インターネットを利用するのが便利です。

最近は自動車保険の一括見積もりサイトなどが話題を集めていますね。

その理由は自分の条件を入力すれば、多くの保険会社から一斉に見積もり結果が届くので、どこが一番安いのか一目瞭然だからです。

おまけに見積もり依頼をしただけで、お買い物に使えるポイントや図書カードなどが貰えるのも人気の理由でしょう。

しかし見積もり依頼するには車検証に記載されている詳細な情報や、自分の住所氏名なども入力しなければなりません。

「今すぐ保険会社を変えるつもりはないし、一旦個人情報を教えたらしつこく勧誘されそうで心配だ」という人もいるでしょう。

そんな人には簡単な項目の入力だけで、おおよその保険料の相場が分かるサイトもあります。

勿論個人情報の入力は一切必要ありません。

保険料の例

今回は三井ダイレクト損保の「保険料目安チェック」を使って、年齢条件別におおよその保険料を算出してみました。

主な補償内容は、以下の条件で統一しています。

車種 ホンダ・フィット(型式:GE6)
対人賠償保険 無制限
対物賠償保険 2,000万円
搭乗者傷害保険 1,000万円
自損事故傷害特約 死亡1,500万円・後遺障害 2,000万円
無保険車傷害特約 2億円
車両保険 70万円(免責5-10万円)
等級 6等級
事故有係数適用期間 0年
使用目的 通勤・通学
年間走行距離(過去1年間) 9,001km~10,000km
運転免許証の色 ゴールド

ケース①34歳以下

  • 記名被保険者(主契約者)の年齢・34歳以下
  • 運転者年齢条件・年齢を問わず補償
  • 運転者限定なし

以上の条件での保険料は

年間保険料
車両保険なし 167,990円
車両保険あり 322,550円

車両保険の有無で2倍近い保険料の差が出ました。

ケース②35歳~49歳

  • 記名被保険者年齢・35~49歳
  • 運転者年齢条件・21歳以上補償 (20歳以下は補償外)
  • 運転者……家族限定

年間保険料
車両保険なし 73,240円
車両保険あり 136,380円

ケース①と同様に2倍程、保険料に差があります。

ケース③50歳~54歳

  • 記名被保険者年齢・50~54歳
  • 運転者年齢条件・26歳以上補償
  • 運転者……家族限定
年間保険料
車両保険あり 49,160円
車両保険なし 77,580円

ケース④55歳~59歳

  • 記名被保険者年齢・55~59歳
  • 運転者年齢条件・35歳以上補償
  • 運転者……家族限定
年間保険料
車両保険あり 46,420円
車両保険なし 75,210円

保険料の割引率が段々少なくなってきていますね。

ケース⑤ 60歳以上

  • 記名被保険者年齢・60~64歳
  • 運転者年齢条件・35歳以上補償
  • 運転者……家族限定
年間保険料
車両保険あり 52,270円
車両保険なし 83,540円

記名被保険者の年齢が60歳を超えると、ケース④に比べて保険料が上がっています。

ケース⑥65歳以上

  • 記名被保険者年齢・65歳以上
  • 運転者年齢条件・35歳以上補償
  • 運転者……家族限定
年間保険料
車両保険あり 56,870円
車両保険なし 91,940円

更に保険料が上がりましたが、大きな負担増ではありません。

(※保険料は全てインターネット契約割引後の金額です)

以上のケースは条件をイーブンにするために、あえて等級を6等級と設定しましたが運転歴の長いドライバーの場合、等級はもっとアップしているはずです。

そこで最も事故リスクが少ないとされる年代や条件で試算してみました。

35~49歳での保険料試算

記名被保険者年齢 35~49歳
運転者年齢条件 35歳以上補償
運転者 本人限定
等級 20等級
使用目的 日常・レジャー
年間走行距離 3,000km以下

以上の条件で保険料は以下の様になりました。

年間保険料
車両保険あり 13,230円
車両保険なし 27,020円

同じ補償内容でも、年齢条件が違うだけで支払う保険料に差が付くのです。

まとめ~自動車保険の年齢条件は大切

ここまでお読み頂いた方は、自動車保険における年齢条件の重要性を充分御理解頂けたと思います。

そこで、改めてお尋ねします。

あなたは自分が加入している自動車保険の年齢条件について、正確に答えられますか?

もし答えられなかったら、何年間も無駄に高い保険料を払い続けているかも知れません。

いや、それよりも恐ろしいのは、うっかり補償条件外の運転者にクルマを貸してしまうことです。

たとえば、「35歳以上補償」という条件が付いているクルマを20歳代の若者に運転させて事故を起こした場合、保険金は一切支払われません。

それが死亡事故や鉄道事故などの重大事故だったとしたら、何千万、いや何億円という賠償責任を負う可能性もありますので、それこそ人生が台無しになってしまうでしょう。

保険料の節約のために。そして最悪の事態を避けるために。

もう一度、自動車保険の証券をじっくり見返して、その年齢条件が本当に自分に適したものであるかを確認してくださいね。

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