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ネオクラシックカーを買う時の注意点!専門店か?個人売買か?

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1980年~90年台初頭にかけて製造されたクルマも、古いものでは新車から30年以上経過しているクルマも増えてきました。

クラシックカーよりは元気に走り錆にも強く維持しやすいこと。日本が経済成長で自動車産業が元気だった頃に生まれた、コスト度外視のバブリーなクルマたち。近年ネオクラシックカーと呼ばれるジャンルのクルマたちです。

有名なクルマでは有名なカローラトレノ・レビン、32スカイラインGT-Rあたりですね。

今の衝突安全性を考慮したズングリデザインとは違う、ゆるい時代に生まれた魅力的なクルマたち。クルマに興味を持ち出すと、一度は気になる年代の自動車ジャンルです。

これらのクルマは昔から根強い人気を持ち、良質な個体が少なく、車両価格にプレミアが付いていることも良くあります。

中古でしか購入できず、1台ごとに状態の違うクルマの中から良い車を見つけるためには、どういう方法でクルマを探せば良いのでしょうか?

ネオクラシックカーは維持しやすい

80年代は自動車の技術が花開いた時代でもあり、この時代に作られたクルマは企業の潤沢な資金力でライバルと壮絶なデッドヒートを繰り広げていました。

部品一つをとっても、前の70年代とくらべてもサビに強く頑丈で壊れにくいため、現存する車種が非常に多く部品の入手も容易です。

廃番が多くなったとはいえ、カローラレビンの保安部品の多くは今でもトヨタの部品販売から購入することが可能です。部品の調達に部品取り車両を用意しなくてはいけないクラシックカーに比べたら、維持費の額は微々たるものですよ。

また車体の錆に対する耐久力も段違いです。ケンメリスカイラインのようなクラシック入する名車は、保管に気を使っても錆が出るほどです。

32スカイラインは保管さえ間違えなければ、深刻な錆に悩まされることは少ないでしょう。

程度のいい車両を購入時にしっかり手を入れておけば5年程度ならほぼノントラブルで過ごすことができるのがネオクラシックの魅力の一つなのです。

断っておきますが、あくまでクラシックカーと比較した場合の話です。2000年代のクルマと比較したらずっとお金はかかります。

クルマの歴史を肌で感じられる

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ネオクラシックの魅力は、人から電子制御化する時代の流れを肌で感じることができること。

トヨタソアラやスバル・アルシオーネのデジタルタコメーターは、インベーダーゲームのような作りです。

これがバブルの日本人が夢見ていた未来のクルマの姿だと考えると、20年後の私たちがいる世界が大きく違うと知ることができます。

またスポーツカーがステータスだった時代の見栄のはりかた、ドライビングをかっこ良く見せるための演出も各車の持つ個性として現れています。

電子化の走りであったデジタルタコメーターの先にあった未来が、スマホゲームのレースゲーになって、ユーザーが奪われている時代になるのはなんとも皮肉な話ですけどね。

そういう哀愁やノスタルジーがあるからこそネオクラシックは魅力的なクルマになっているのだと思います。

購入は専門店か?個人売買か?

予算が許すのであればクルマは可能な限り専門店で探すことをおすすめします。

やはり専門店はノウハウの蓄積が多く、廃番になった部品をストックしていたり、他車から流用する技術を持ちます。

ネットワークも広く優良な車両を持つ顧客を多く抱えているため、必然的に良い車両にめぐりあいやすくなります。

近くにお店があるなら、買う前から通って予算を伝えておくと、まれに顧客の車両を紹介してもらえるでしょう。

専門店の看板を掲げていますからいい加減なことはできません。専門店の多くは信頼で商売が成り立っていますから、不正によるクレームは死活問題です。

昔の名車を買いたいのなら専門店が最もリスクが低い買い物となるでしょう。

専門店のデメリット

専門店は信頼が重要と言いましたが、中には自称専門店も少なくない数が存在します。廃車寸前のクルマを外見だけキレイにして、売るような悪徳業者です。

専門店で買うときは、お店や店員の雰囲気、常連ぽいお客さんの態度をしっかり観察しておきましょう。一見さんのお客に挨拶もしないようなお店は、どんなにネットで評判が良くても買ってはいけません。

そういうお店は大抵店長が教祖みたいに振る舞ってて、お客は信者であることを要求されます。見積もりの内訳もいい加減で質問や反論は許しません。

売ったクルマは客への貸し出しと思ってる人も中にはいます。

特定の車種に詳しい=出来た人間ではありません。専門店の店員という肩書にだまされないように注意してください。

個人売買は要注意

個人売買は掘り出し物が見つかる可能性が高いように思えますが、実はそうでもありません。

大抵の場合買取に持ち込んでも想定価格より低かったから流れてくる商品たちです。当然思い入れもあるでしょうし、維持費用も少しは取り戻したい気持ちもわかります。

ですが中古車市場でオーナーの思い入れはなんの商品価値もありません。

個人売買サイトを眺めていると、ほぼすべての車両が状態の割に高額だということがわかります。それでいて初期の故障や修理は買い主の自己責任です。

先に専門店のリスクを書きましたが、個人売買はそれ以上にリスクの高い購入方法です。

専門店はしっかり選べば、かなり細かいところまでメンテナンスをして納車してくれます。また専門家としての経験から今後どのような不具合が発生するのかを教えてくれて、保全計画を一緒に考えてくれることもあります。

ですが個人売買はそのようなことは一切なし。全て売り主の自己申告による車両ヒストリーのみで判断しなくてはいけません。

大手の個人売買サイトではスタッフが掲載前に現物をチェックするようですが、工場で見るわけではないので情報精度に限界も生まれます。

ネオクラシックレベルのクルマなら、わざわざ個人売買で探さなくても、専門店を探せば良質な車両を探すことが良いでしょうね。

逆にクラシックカーは個人売買の方が見つけやすいのですが、ここではふれません。

少なくとも予算と手間さえ惜しまなければ、走れる状態の車両が手に入るネオクラシックは個人売買で探しまわるのはリスキーと言えるでしょう。

変化球:ディーラーの中古で買うのは?

クルマのディーラーの中には自社内で下取り中古車も同時に販売するところもあります。

極稀にそんなディーラーの下取りに、ネオクラシックや名車が搭乗することがあるのです。

売れ残っても困ることから、値付も弱気で場合によっては半年間のディーラー保証がつくと至れり尽くせりの掘り出し物にであることも。

私が一番驚いたのは、WRCの活躍で知られるランチデルタHFインテグラーレV16が某ディーラーで相場より2割ほど安く売られていました。フェラーリより壊れるデルタに半年保証付きでしたから一瞬買おうかと思ったくらいです。

それから数週間後、半年保証タグは降ろされて、価格も適正に引き上げられましたが。

ディーラーがそのクルマの価値を見出さないところに価格の歪が発生し、割安に販売されることがまれに起こるのです。

好みの車両が手に入る可能性はあまり高くありませんが、ディーラー購入なら手順を踏めば近くのディーラーで保証が受けられるようになります。

購入後6ヶ月間で走りこんで膿を出しきり、その後専門店で診てもらうと良いでしょう。

また、即専門店に持ち込んで不具合箇所を見つけてもらい、ディーラーに持ち込んで交換してもらう、あくどい方法もあります。人としてはどうかと思いますがね~。

まとめ

個人売買はとてもリスキーな購入方法で、万人にはオススメできません。

実際ネオクラシック車は現役で走るクルマも多く、状態の善し悪しに目を瞑れば中古は豊富です。玉石混交の中古から良い物を見つけるためには、個人の申告だけではあてにならないところも多くあります。

専門店が嘘をつかない保証はありませんが、売り抜ければ責任の発生しない個人と売ったあとの責任のほうが大きいショップでは、商品への責任感はどちらが上なのかは論をまちません。

ここまで書いておいて、私は個人売買を経験し非常に良質な車両を購入したことがあります。ですがそれでも十分な調査とリスクを覚悟して購入に踏み切りました。当然価格は市場よりも割高の強気価格だったのを覚えています。

個人売買に後悔はありませんが、よほど強い希望条件でもない限りは、わざわざ茨の道に踏み込むこともないのかなと思うのです。人にはオススメできません。

私は引取後の導入で故障してパーキングエリアで立ち往生しましたからね。

契約書では引き渡し後は全て自己責任でしたが、全オーナーの善意で修理費を払っていただけました…。

このように状態の良い車両だと思っていても、何らかの拍子に故障するリスクを常にはらんでいるのであれば、専門店でメンテナンス歴のはっきりした車両を探したほうが結果的にはお得かと思います。

ちなみにJAFは絶対に入っておきましょう。レッカー代で泣きますよ!

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