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ルノー メガーヌの評判とオススメグレードは?

ルノー・メガーヌ ハッチバックはCセグメントクラスの5ドアハッチバックで、VWゴルフやトヨタオーリスなどがライバルとなるルノーの中核モデルです。

ルノー19の後継として1995年に初代モデルがデビュー、2002年にはリアにクリフカットを採用した特徴的なエクステリアの2代目となり、現行モデルは2008年にヨーロッパで販売開始し、日本には2010年から導入されています。

既に2度のマイナーチェンジを実施していて、現在発売中のメガーヌは2014年にフェイスリフトを受けたフェーズ3モデルです。

フランス車にはマニアックなイメージがあり、ドイツ車ほど販売台数は多くはありませんが、パフォーマンスや実用性など実力は侮れません。

ドイツ車ともイタリア車とも違う、メガーヌのフレンチテイストな魅力を徹底解説します。

ルノー メガーヌ ハッチバックとは?

エクステリア

ボディサイズは全長4,325mm×全幅1,810mm×全高1,460mmと、欧州でトップセールスを争うVWゴルフとほぼ同じ3ナンバーサイズになります。

フロントセンターにはルノーの象徴でもあるロザンジュエンブレムが配され、大型のロアグリル、ヘッドランプと連続したウィング状の細長いグリルなど、スポーティなイメージです。

ボンネットフードの左右には大きく盛り上がったプレスラインが入り、左右のAピラー根元まで伸びています。

そのラインのおかげでフロントフェンダーの張り出しは強調され、ワイドさと踏ん張り感のあるデザインです。

ルーフはリアハッチに向かって緩やかに下がり、流麗なウィンドウグラフィクスを描きます。

メタリックのディフューザーがバンパー下部に装着されたリアエンドは、大型のコンビランプや傾斜したハッチゲートなど安定感のあるフォルムです。

フランス車に期待する特徴的なデザインエッセンスは少ないですが、エモーショナルで飽きのこないスタイリングには好感が持てます。

インテリア

インパネは大きく張り出したセンターコンソールから、左右に曲線が伸びるシンプルなデザインです。

開放感がありパーツの組み付け精度も高いのですが、プラスチックの質感などは1世代前の雰囲気で古さは否めません。

ナビゲーション画面を収めるスペースも無いので、ナビを装着する場合はアクセサリーで準備されるPNDをエアコン吹き出し口の前に取り付けるか、ダッシュボード上に専用のカバーを付けて2DINのナビを装着することになります。

センターコンソールにはエアコン、オーディオの順に操作パネルが並び、どちらも曲線を使用した専用デザインです。

1番下には標準装備のカードキー用のスロットがあり、差し込んだ後にスタートボタンを押すことでエンジンが始動できます。

グレードにより変わりますが、シートの出来は共通して優秀です。

標準グレードでもサイドサポートは大きめで、包み込むような座り心地や骨格をきちんと支えるホールド性など、長時間のドライブでも疲れにくく国産車とは比較になりません。

レザーステアリングにはクルーズコントロールの設定スイッチが付くほか、チルト&テレスコピック機能があるので、正しいシートポジションでドライブできます。

オーディオのコントロールができるサテライトスイッチはステアリングポストに配置され、ドライブ中でも前方から視線を外さずに操作が可能です。

一見平板に見えるリアシートもクッションの厚みは十分で、足元も広く快適に過ごせます。

ラゲッジ容量は5名乗車で372L、リアのシートバックは6:4分割で倒す事ができ、荷物の量や乗車人数に合わせてシートアレンジが可能です。

GT220とゼンのどちらがオススメ?

メガーヌには2.0リッター直4ターボを積むGT220:\3,179,000と、エントリグレード ZEN(以降”ゼン”):\2,490,000の2グレードです。

ゼンの走行性能について

エントリグレードのゼンは、1.2リッターの直4ターボエンジンで最高出力132ps(5,500rpm)、最大トルク20.9kgm(2,000rpm)のダウンサイジングエンジンを搭載します。

組み合わせるミッションは、「エフィシエント デュアル クラッチ」と呼ばれる6速DCTのみです。

アクセルレスポンスも良く、1.3トンの車重には十分なパワーと低速からトルクが立ち上がるので、スペック以上にキビキビ走れます。

国内のJC08モードでの燃費は公表されていませんが、欧州値では17.0km/L程度でランニングコスト面でも有利です。

ストロークの長いしなやかなサスペンションと、エアボリュームの大きい55扁平の16インチタイヤとの組み合わせで、どんな路面でも乗り心地を損なわずに走行できる足回りのセッティングになります。

ロードホールディング性能の高さを強く感じるハンドリングで、FF車にありがちなアンダーステアはありません。

コーナリングでのロールは大きめですが荷重移動に不安は無く、粘りながらラインをトレースすることが可能です。

ゼンの標準装備、安全装備の一覧をまとめました。

標準装備一覧

  • 防塵フィルター付き2ゾーンオートエアコン
  • MP3/Bluetooth機能付きCDオーディオ
  • リモコンドアロック&カードキー
  • オートワイパー
  • オートライト
  • バックソナー
  • クルーズコントロール
  • アームレスト付センターコンソール
  • 本革ステアリングなど

安全装備

  • ABS
  • ESC(横滑り防止装置)
  • EBD(電子制御制動力分配システム)
  • サイド&カーテンエアバッグ
  • エマージェンシーストップシグナル

自動ブレーキなどプリクラッシュセーフティーシステムや、前車追従式のアダプティブクルーズコントロールはオプションでも選択できません。

GT220の走行性能について

GT220が搭載するF4R型と呼ばれる2リッター直4ツインスクロールターボエンジンは、メガーヌ ルノー・スポールが積んでいた265psのユニットを扱いやすく、デチューンして搭載しています。

リッター100psを超える最高出力220ps(5,500rpm)、最大トルク34.7kgm(2,400rpm)のハイスペックエンジンです。

スタート&ストップ(アイドリングストップ)機構も付き、燃費は12.1km/L(JC08)になります。

ハイパワーを受け止めるため、ルノーのモータスポーツ部門のルノー・スポールが専用にシャシーチューニングを実施。

フロントのマクファーソンストラットサスペンションを支持するサブフレームを、リンクによりサイドメンバーへ連結することで剛性を高め、ステアリングの正確性を向上しています。

トランスミッションは、シフトフィールの良い6速マニュアルのみです。

電子パーキングブレーキを採用しているためマニュアルミッションでもヒルスタートサポートが付き、坂道でエンストしても後退せずに済みます。

ハイパワーFFだけに足回りは締められていますが、日常生活で苦痛を感じるレベルではありません。

クッションの良いシートにも助けられていますが、走行性能と乗り心地のバランスはルノーならではの仕上がりです。

GT220で追加される装備

ゼンの装備に加えGT220は、

  • プライバシーガラス
  • 専用エンブレム
  • 40扁平の18インチアルミホイール
  • アナログのスピード&タコメーター

が装備されます。

インテリア

インテリアはダッシュボードにレッドラインが入り、

  • カーボン調トリム
  • レザー調コンビスポーツシート
  • 「RENAULT SPORT」ロゴ入りキックプレート
  • レザーシフトノブ
  • アルミ調ペダル

等の装備により、スポーツムードの高い内装になります。

※レザー調コンビスポーツシート※

※GT220のインパネ、運転席周り※

ダッシュボード上にはR.S.モニターが設置され、ブースト圧、スロットル開度、オイルや吸気の温度などスポーツ走行に必要な情報の表示や、LAPタイムや0-100kmタイムなどの計測も可能です。

実用性もあり日常的に使えるハイパワーFFスポーツモデルは国産車には無く、GT220のスペックや運動性能には心を動かされます。

それでもメガーヌのベストバイとしては、ベーシックなゼンがおすすめです。

国産車並みの価格も魅力の一つですが、ゼンのしなやかなサスペンションと良質なシートは、フランス車らしい乗り心地とドライブフィールを存分に愉しめます。

まとめ

メガーヌ ハッチバックは発売されてから9年が経過し、既に2016年には新型の4代目モデルが欧州で販売開始されています。

現行モデルでは内装の質感や安全装備、インフォテイメントシステムなどの面でライバルのVWゴルフやプジョー308から大きく後れを取り、カタログスペックだけでは検討リストから外れてしまう可能性は高いです。

新型を待つのも一つの手ですが、輸入車の中でも独自の個性を持つルノーを購入するなら、熟成の進んだ現行モデルも放っておく手はありません。

メガーヌ ハッチバックに試乗して、「古臭い」と思って嫌になるか、「懐かしい」と感じて愉しめるかで評価は大きく分かれるモデルです。

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