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俊敏な走りが愉しめるメルセデスベンツGLAを徹底解説!

AクラスやBクラスといったコンパクトとGクラスを頂点とするSUVは、メルセデスベンツがラインナップ拡充に力を入れているジャンルです。

コンパクトクラスのクロスオーバーSUVであるGLAは、GLシリーズとして再編されたメルセデスベンツの新世代SUVモデルのトップバッターとして登場しています。

日産・ジュークやルノー・キャプチャーなどのコンパクトSUVがヒットしている欧州だけでなく、日本や中国などでも拡販を担うモデルです。

ハードなオフローダーのイメージが強いメルセデスベンツのSUVの中で、ライトでカジュアルな新しい価値を提案するGLAの魅力を解説します。

メルセデスベンツ GLAはどんなクルマ?

GLAはFFの現行Aクラス(W176型)をベースに開発され、2014年に日本に導入されています。

Aクラスよりも140mm長く、25mm幅広く、70mm高いサイズで、全長4,430mm×全幅1,805mm×全高1,505mmです。

全幅は1.8mを超えますが、SUVとしては背が低く立体駐車場や機械式駐車場にも収まります。

エクステリアはオーバーフェンダーが強調されて踏ん張り感があり、フェンダーの樹脂プロテクターやアンダーガードなどでオフロードイメージを強調したデザインです。

Aクラスによく似ていますが、グリルはGLシリーズ共通のパンチドグリルを採用しています。

リアコンビネーションランプはクリスタルルックで、新型Eクラスと同じ高級感のあるタイプです。

18インチの大径タイヤやルーフレールも装備され、SUVらしさが良く表現されています。

インパネのセンターコンソールには丸形のエアコン吹き出し口が3つ並び、Aクラスと同一のデザインです。

8インチワイドディスプレイと専用コントローラーで構成されるCOMANDシステムは、オーディオ・ビジュアル機能が付き、スマートフォンとの連動も可能です。

HDDナビゲーション、地デジチューナー(12セグ/ワンセグ自動切換)、VICS3メディアとETC2.0車載器はAMGモデルを除きオプションになります。

機能的でスポーティーなイメージのインテリアで、このプレミアムコンパクトとしては標準以上の質感を備えています。

ただし標準モデルではCクラスより質感の劣る樹脂部分が多く、見栄えの高級感は少し物足りません。

CクラスやEクラスなどのFRセダンからダウンサイジングするユーザーも多いとは思いますが、インテリアの質感にこだわるなら上級グレードかレザーエクスクルーシブパッケージなど、本革内装を選択することをおすすめします。

高められた車高のおかげで、頭上や肩回りの空間に余裕があります。

一方で最低地上高は150mmと低いので、大型SUVの様に乗車の際によじ登ることはありません。

Aクラスではやや窮屈だった後席のヘッドスペースは広くなり、足元は狭いですが大人4人での長距離移動も可能です。

ラゲッジ容量は後席利用で421L、バックレストを倒せば最大1,235Lにもなります。

6:4分割のバックレストはスキーホール付も選べるので、後席に2人乗ったままで長尺物の搭載も可能です。

テールゲートの開口部は広く、リモコンでも開閉できる「EASY-PACK自動開閉テールゲート」と、両手がふさがっていてもバンパー下部に足を入れるだけで開閉できる「フットトランクオープナー」が標準装備されます。

安全装備

標準装備

  • 7~50km/hの範囲で作動する「アクティブブレーキアシスト」
  • 注意力低下を知らせる「アテンションアシスト」
  • 歩行者の衝突被害を軽減する「アクティブボンネット」
  • 「パーキングアシストリアビューカメラ」

上記などが標準装備となります。

ヘッドライトは走行状況に応じハイビームとロービームを切替え、照射範囲を自動調整する「アダプティブハイビームアシスト」がついたLEDハイパフォーマンスライトです。

レーダーセーフティーパッケージ(¥199,000)

  • ミリ波レーダーとカメラで危険な車線変更を知らせる「ブラインドスポットアシスト」
  • 最適な車間距離を自動でキープする「ディスタントパイロット・ディストロニック」(前車追従機能付きオートクルーズ)
  • 車線逸脱を教えてくれる「レーンキーピングアシスト」
  • 衝突の効果を軽減する「PRE-SAFE」

上記はパッケージオプションとなります。

俊敏な走りが愉しめるGLA

パワーユニットは全車ガソリンで、FFモデルが1.6リッター、4WDモデルは2.0リッターとなります。

グレード エンジン スペック 価格
GLA 180  1.6リッター 直列4気筒DOHCターボ 122ps/5000rpm・20.4kgm/1,250-4,000rpm

燃費:16.4km/L

\3,980,000
GLA 220 4MATIC 2.0リッター 直列4気筒DOHCターボ 184ps/5,500rpm・30.6kgm/1,200-4,000rpm

燃費:未発表

\4,490,000
GLA 250 4MATIC 2.0リッター 直列4気筒DOHCターボ 211ps/5,500rpm・35.7kgm/1,200-4,000rpm

燃費:14.2km/L

\5,130,000
AMG GLA45 4MATIC 2.0リッター 直列4気筒DOHCターボ 381ps/6000rpm・48.4kgm/2,250-5,000rpm

燃費:12.3km/L

\7,920,000

トランスミッションはデュアルクラッチ式の7速AT(7G-DCT)で、ステアリングコラムの横にあるレバーとパドルシフトで操作が可能です。

アクセルレスポンスやトランスミッション、ステアリング、ECOスタートアップ機能(アイドリングストップ)を3つの走行モードに応じてセッティングを変更する「ダイナミックセレクト」を装備し、ドライバーの好みに応じた設定も行えます。

サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式、リアはマルチリンク式です。

AMGモデルには車高が10mm下がる電子制御ダンピングシステムの「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」を採用し、ダイナミックセレクトではサーキット走行用の「RACE」モードも装備しています。

4MATICはFF用に開発された可変トルク分配型のフルタイム4WDで、通常はFFで走行し必要に応じ最大50:50で後輪に駆動力を伝達するシステムです。

オフロードモードではアクセルレスポンスやミッションのギア比が悪路走破用に最適化され、急勾配で自動的に速度を一定に保つDSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)も装備されます。

駆動伝達のレスポンスも早く、雪道や悪天候、少し荒れた路面などでは十分な性能を発揮しますが、デフロックや副変速機などは装備されず、最低地上高も低いので本格的なクロスカントリー走行には向きません。

Aクラスと同じパワーユニットを使い、車重は100kg程度重くなっているので加速が心配ですが、エンジンやミッションの制御が最適化され加速力は十分です。

ドライバーズシートは普通のSUVのように見下ろすポジションではなく、セダンより少し高い程度になります。

低めのシートのためコーナーでロールやふらつきを感じることも無く、スポーティーで俊敏な走りが愉しめるでしょう。

ハンドリングはシャープで正確性が高く、低重心のため安定感と軽快感のある走行性能です。

前席の乗り心地は快適そのものですが、後席はやや突き上げ感があります。

前期型のAクラスにも共通した弱点で、FFプラットフォームを共有するGLAでも同様の傾向です。

リアシートに人を乗せる機会が多く、メルセデスの乗り心地を期待しているのであれば、試乗時に確認することをおすすめします。

1.6リッターのFFモデルはリーズナブルな価格と良好な燃費が魅力ですが、GLAでは2.0リッターの4MATICモデルが販売の中心で、リセールバリューでも2.0リッターモデルが高めです。

まとめ

GLAのプロモーションでは、任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」とのコラボレーションが実施されました。

テレビCMでは若干違和感のある実写のマリオとGLAの共演が実現しましたが、お堅いイメージのメルセデスベンツらしからぬプロモーションです。

どこにでも行ける高性能をカジュアルに楽しめるキャラクターがマリオとの共通点ですが、GLAを手に入れるにはマリオと同じく沢山コインを集める必要があります。

メルセデスの4MATICモデルでは最安値となるGLAですが、ラグジュアリーでエレガント、安全性能も一段と高いC180アバンギャルド(\4,860,000)と同じ価格帯で、FFベースとしては高めの価格設定になります。

クロスオーバーSUVが一過性のブームで終わるか、マリオの様に永遠に愛され続けるかどうかはわかりませんが、GLAは「良いクルマ」の素質は十分に持っています。

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