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メルセデスベンツSUV初のPHVモデル「GLC」を徹底解説!

本場アメリカだけでなく中国や日本でも急速に拡大するSUV需要に対し、メルセデスベンツも着々とSUVのGLシリーズの拡大を行っています。

シリーズでも最新のニューカマーでもあり、日本でのメインモデルとなるのがGLCです。

名前の通りミディアムセダンのベストセラー、CクラスのSUV版といえるモデルになります。

SUVのユーティリティーだけでなく最新の安全装備や環境性能を備え、最先端のプラグインハイブリッド(PHV)はメルセデスベンツ初の4MATIC+PHVです。

BMW X5、ポルシェ・マカン、アウディQ5など強力なライバルと戦うプレミアムSUV、GLCの実力を徹底解説します。

メルセデスベンツ・GLCはどんなクルマ?

GLCはミドルクラスSUVのGLKの後継モデルとして、2016年に国内販売が開始されています。

全長4,670mm×全幅1,900mm×全高1,645mmで、Cクラスよりも全幅で約80mm、全高で約200mm大きいボディサイズです。

エクステリアはボディ下部にCクラスと同様なプレスラインが入り、ウィンドウラインに曲線を取り入れたことでプレミアム感のあるデザインになっています。

フロントフェイスは2本のルーバーとスリーポインテッドスターを配したグリルや、大径のロアグリルなどGLシリーズ共通のモチーフです。

LEDヘッドライトはアダプティブハイビームアシストが付き、天候などにより5つのモードで自動的に照射モードを変更するインテリジェントライトシステムになります。

GLCにはクーペモデルもありますが、今回はSUVに焦点を絞ります。

※GLCクーペ※

インテリアはセンターコンソールに円形のエアコン吹き出し口が3つ並ぶデザインでCクラスと共通です。

機能的ながらも優美さのあるデザインと上質なマテリアルで、わかりやすい高級感が演出されています。

見栄えだけでなく、操作ダイヤルの程よい重さやスイッチの節度感など触感でも質感を感じられる仕上がりです。

大きくなったボディで室内スペースには余裕があり、前席は見晴らしがよく、3人掛けの後席は足元やヘッドスペースもゆったりとしています。

ラゲッジは後席利用時で550L、リアシートを倒すと1,600Lの大容量で、4:2:4分割可倒式のバックレストのため、さまざまな荷室アレンジが可能です。

テールゲートはリモコンでも開閉できる電動開閉式で、リアバンパー下に足を近づけることでも開閉ができます。

安全装備もレーダーとステレオカメラを組み合わせ、前方だけでなくクルマの全周を監視するレーダーセーフティーパッケージが全車標準です。

  • 歩行者検知機能付き衝突回避ブレーキ
  • 後方からの衝突被害を軽減するリアCPA
  • 車線変更時に後方や側方の危険を警告しサポートするアクティブブラインドスポットアシスト
  • 突然の飛び出しにも反応するブレーキアシスト

上記の物が装備されます。

先行車両との車間距離を維持しながら速度を維持するアダプティブクルーズコントロール(ディストロニック・プラス)は、車線を維持するステアリングアシスト機構が付いた部分自動運転システムです。

さらに自動的にステアリング修正を行い横風の影響を減少するクロスウィンドアシスト、縦列・並列駐車をサポートするアクティブパーキングアシストも標準になります。

事故原因の約85%に対応する先進の安全性能を備えるモデルです。

GLCを徹底解説!

パワーユニットは、ガソリンが3種類、ディーゼルとPHVがラインアップされます。

ミッションはトルコン式の電子制御9速AT(PHVは7速AT)で、FR(後輪駆動)のGLC 200を除いてフルタイム4WD(4MATIC)です。

グレード エンジン スペック 価格
GLC 200 2.0リッター 直列4気筒ターボ 184ps/5,500rpm

30.6kgm/1,200-4,000rpm

※燃費※

13.6km/L

13.5km/L(スポーツ)

\5,970,000
GLC 200スポーツ \6,370,000
GLC 220d 4MATIC 2.2リッター 直列4気筒 ディーゼルターボ 170ps/3,000-4,200rpm

40.8kgm/1,400-2,800rpm

※燃費※

16.2km/L

\6,280,000
GLC 220d 4MATIC スポーツ \6,830,000
GLC 220d 4MATIC スポーツ(本革仕様) \7,450,000
GLC 250 4MATIC スポーツ 2.0リッター 直列4気筒ターボ 211ps/5,500rpm

35.7kgm/1,200-4,000rpm

※燃費※

13.4km/L(スポーツ)

12.3km/L(本革仕様)

\7,020,000
GLC 250 4MATIC スポーツ(本革仕様) \7,690,000
GLC 350e 4MATIC スポーツ 2.0リッター 直列4気筒ターボ +モーター 211ps/5,500rpm

35.7kgm/1,200-4,000rpm

※燃費※

13.9km/L

\8,730,000
AMG GLC 43 4MATIC 3.0リッター V型6気筒 ツインターボ 367ps/5,500-6,000rpm

53.0kgm/2,000-4,000rpm

※燃費※

10.3km/L

\8,730,000

サスペンションはフロントが4リンク式、リアが5リンク式で、アクセルレスポンスやシフトスケジュール、ステアリング特性を5つのモードから選択可能な「ダイナミックセレクト」も装備されます。

FRベースの4WDのため精度の高い素直なハンドリングで、ロールの少ない安定感のある走行性能です。

全体的にスポーティーな味付けの足回りですが、プレミアムSUVらしい静かでゆったりとした乗り心地を実現しています。

オーディオ/ビジュアル、ナビゲーション機能付のCOMANDシステム、ETC2.0車載器、本革ステアリングや前席シートヒーターなどは全て標準のため、グレードによる装備差はほとんどありません。

ただし、シートのマテリアルやインテリアトリムなどはオプションでも変更できませんので注意が必要です。

GLCクーペは¥300,000程高い

SUVは¥5,970,000~に対し、クーペは6,270,000~とおよそ¥300,000程高くなっています。

GLCはアクティブでカジュアルな雰囲気を、GLCクーペはスタイリッシュで快適なカーライフを求める人にオススメです。

PHVモデルのメリットとデメリット

GLC 350e 4MATICスポーツは、メルセデスベンツSUV初のPHVモデルです。

同じシステムはCクラスにも搭載されていますが、4MATICと組み合わされたPHVはメルセデスベンツ初となります。

GLC 250に搭載される2.0リッターターボエンジンに、116ps/34.7kgmのモーターと8.31kwhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、システム出力は320ps/57.1kgmです。

トルクはAMGモデルを上回り、0-100km/h加速は5.9秒とポルシェ・マカン(標準モデル)を上回るパワーハイブリッドになります。

外部充電はリアバンパー右側の充電ソケットから行い、満充電までは200V電源で4時間です。

走行モードは最適にモーターとエンジンを併用する「ハイブリッドモード」、モーターのみで走行する「Eモード」、充電量をキープする「Eセーブモード」、バッテリー充電を優先する「チャージモード」を選択できます。

EVで走行可能な距離は満充電で約30.1km、最高速度は135km/hまで可能です。

AMGスタイリングパッケージ、ブルーに塗られた「Mercedes-Benz」のロゴ付きブレーキキャリパー、AIRサスペンション、「PLUG IN HYBRID」のサイドバッジやパノラミックスライディングルーフが標準装備。

インテリアは本革シートと本木目パネルとなり、出発時刻に合わせて、事前に車内の温度を最適に調節するプレエントリーエアコンディショニングも標準装備されます。

外部充電が可能なハイブリッドですので、自宅で充電できる環境があり毎日30km以内の通勤に使うのであれば電気代以外は不要です。

遠出をする際にも走行しながら充電できるので、充電スポットを探してウロウロすることもありません。

AMGモデル並みのパワーを持ちながらも、エコカー減税が最大限受けられるのもPHVのメリットです。

一方でJC08モードでの燃費は13.9km/Lとそれほど良くなく、急速充電にも対応していませんので自宅外での充電には向きません。

エンジンで走行しながらの充電はコストが高く、使い方にもよりますがディーゼルの方がランニングコストは安く済みます。

ラゲッジ下に収納されたバッテリーでフロアがかさ上げされたため、ラゲッジ容量は少なくなり395~1,445Lです。

またドライブトレーンの取り回しの関係で左ハンドル車となり、右ハンドルの設定がありません。

燃費の悪いハイパワーモデルは、環境志向の深まりもあり世間の目が厳しくなっています。

GLC 350eは排ガスゼロで走れるEVの環境性能と、トップモデル並みのハイパワーな性能の両方を持つモデルです。

高価なAMGモデルと同額で使用環境にも条件がありますが、迫力あるエキゾーストサウンドのAMGモデルでは奥さんの許可が出ない方には、静かでパワフルなGLC 350eはベストな選択肢です。

まとめ

GLシリーズの最後発で発売されたGLCは、メルセデスベンツらしいハイレベルな完成度の高さと、バランスの良い性能を備えています。

180mmの最低地上高のため乗降性が少し悪い事と、1,900mmの全幅による取り回しがマイナスですが、1台で何でもこなせるGLCはプレミアムSUVの中でもトップの仕上がりです。

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