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メルセデスベンツGLEを徹底解説!

メルセデスベンツGLEはLサイズのクロスオーバーモデルで、オーソドックスなSUVとアバンギャルドなクーペルックの2つのスタイルを持つモデルです。

ルーツは1998年に発売されたMクラスで、3代目Mクラスのマイナーチェンジに伴ってGLEと改名されています。

GLEのネーミングは、メルセデスベンツのSUVを示す「GL」と、セダンのEクラス相当となる「E」を組み合わせたものです。

さらに2016年にはヒットしたBMW X6の対抗馬として、クーペライクなスタイルを持つGLEクーペが追加されています。

Eクラス同様、メルセデスベンツのSUVラインナップで中核モデルとなるGLEを徹底解説します。

メルセデスベンツ・GLEはどんなクルマ?

GLEのデビューは2015年ですが、2011年に発売された3代目Mクラスのマイナーチェンジモデルです。

GLEはプレミアムなクロスオーバーSUVというMクラスのコンセプトを受け継ぎつつ、最新の環境性能や安全性能を備えています。

国内モデルで販売の中心となる3.0リッターV6ディーゼルターボは、低圧縮化やフリクションの低減を行い、コモンレール燃料噴射システムや電子制御可変ターボチャージャーを装備した最新ディーゼルです。

「BlueTEC」と呼ばれる排出ガス浄化システムは、排ガス中に尿素水溶液の「AdBlue」を噴射しSCR触媒コンバーターを通過させることで、有害な窒素酸化物のほとんどを無害な水と窒素に分解するシステムです。

PM(粒子状物質)を除去するDPFフィルター、ECOスタートストップ機能(アイドリングストップ)も装備し世界最高水準の環境性能になります。

可変エンジンマウントで振動を抑え、効率が高く俊敏なシフト操作が可能な9速AT(9G-TRONIC)を採用しスムーズな走りと高い燃費性能を実現したパワートレーンです。

全車50:50の比率で駆動力を配分するフルタイム4WD(4MATIC)となり、天候や路面に関係なく最適なトラクションを発揮するシステムです。

4MATIC はESP(横滑り防止装置)も、専用のチューニングを行った4ESPとなり、ヒルスタートアシスト、下りの急勾配で速度を自動で維持するDSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)が装備されます。

オンロードメインのキャラクターですが、最低地上高は約200mmあり、SUVモデルではアプローチアングルが約26度、渡河深度は500mmと本格的です。

先進の安全装備

安全装備は「インテリジェントドライブ」と呼ばれ、上級モデルのGLSと同じセーフティーシステムです。

前方だけでなくクルマの全周を監視するシステムで、フロントウィンドウにはステレオカメラ、ラジエーターグリル内に77GHzの中・長距離レーダー、前後バンパーの両側面に25GHzの短距離レーダー、リアバンパー中央の25GHzマルチモードレーダーの計6個が搭載されています。

これらのセンサーからの情報をもとに、全方位からのリスクを軽減するレーダーセーフティーパッケージが標準装備です。

レーダーセーフティーパッケージの内訳は、

  • 歩行者検知機能付き衝突回避ブレーキ
  • 後方からの衝突被害を軽減するリアCPA
  • 車線変更時に後方や側方の危険を警告しサポートするアクティブブラインドスポットアシスト
  • 突然の飛び出しにも反応するブレーキアシスト

上記のものが装備されます。

先行車両との車間距離を維持しながら速度を維持するアダプティブクルーズコントロール(ディストロニック・プラス)は、車線を維持するステアリングアシスト機構が付いた部分自動運転システムです。

ヘッドランプも走行状況や天候に応じて、5つのモードで照射範囲を自動で調整するLEDインテリジェントライトシステムとなり、ハイビームの調整も自動で行うアダプティブハイビームアシスト・プラス機能が付いています。

各種の最先端装備はSUVのEクラスといっても良く、GLEの大きな魅力です。

GLEのSUVを徹底解説!

米国をメイン市場とするため、全長4,825mm×全幅1,935mm×全高1,795mm、ホイールベースは2,915mmとなる大柄なボディです。

フロントマスクはGLシリーズに共通した2本のルーバーとスリーポインテッドスターが入ったグリルと、大きな開口部のあるロアグリルを採用しています。

力強い直線基調のエクステリアで、前に傾斜したCピラーやサイドのウィンドウグラフィックスなどアメリカンSUVの雰囲気もあるデザインです。

後席は余裕のある3人掛けで、足元も広くシートバックも9段階の角度で変えられるリグライニング機構も付いています。

ラゲッジは後席利用時でも690L、2:1分割可倒式のリアシートバックを倒すと最大2,010Lの大容量で、ダブルフォールディング機構のためフロアはフラットです。

テールゲートは電動の自動開閉式で、任意の角度で止めることができリモコンキーでも開閉できます。

ラインナップはディーゼルが3グレード、AMGモデルはガソリンの5.5リッターV8で全車右ハンドルです。

グレード エンジン スペック 価格
GLE 350 d 4MATIC 3.0リッター V型6気筒 ディーゼルターボ 258ps/3,400rpm

63.2kgm/1,600-2,400rpm

燃費:12.9km/L

\8,680,000
GLE 350 d 4MATIC(本革仕様) \9,290,000
GLE 350 d 4MATIC スポーツ \9,640,000
AMG GLE 63 S 4MATIC 5.5リッター V型8気筒DOHC ツインターボ 585ps/5,500rpm

77.5kgm/1,750-5,250rpm

燃費:7.4km/L

\17,40,000

AMG GLE 63 SAMG専用のスタイリングパッケージ、強化ブレーキや専用サスペンションなどの他、専用のメーター、スポーツシート、インテリアやパノラミックスライディングルーフが標準装備です。

強力なパワーに合わせ、トランスミッションもAMGスピードシフトプラスになり、圧倒的な加速やスタビリティの高いコーナリングなどトップパフォーマンスを味わえますが、ディーゼルモデルの倍の金額を払う必要があります。

GLEクーペを徹底解説!

GLEクーペは、SUVのルーフを低めスポーティーでスタイリッシュなデザインへと変更した派生モデルになります。

SUV比で全高は低く、全長と全幅はやや大きくなり、全長4,891mm×全幅2,003mm×全高1,719mmでホイールベースは共通です。

ボリュームのあるボディ下部はそのままで、ルーフはリアに向けて弧を描きながらテールエンドへ流れながら落ち、小さなノッチが付きます。

薄く細長のテールランプはスポーツカーのようで軽快感のあるリアデザインです。

フロントはGLEと同じですが、グリル内のルーバーは標準でも1本となります。

SUVの大径タイヤの迫力と小さなグリーンハウスのコントラストが、ダイナミックで革新的なフォルムです。

ラインナップはディーゼルが2グレード、ガソリンの3.0リッターV65.5リッターV82グレードで、AMGモデルは左ハンドルのみとなります。

グレード エンジン スペック 価格
GLE 350 d 4MATIC クーペ 3.0リッター V型6気筒 ディーゼルターボ 258ps/3,400rpm

63.2kgm/1,600-2,400rpm

燃費:13.3km/L

\8,680,000
GLE 350 d 4MATIC クーペ スポーツ \9,640,000
AMG GLE 43 4MATIC クーペ 3.0リッター V型6気筒DOHC ツインターボ 367ps/5,500-6,000rpm

53.0kgm/1,800-4,000rpm

燃費:10.0km/L

\12,000,000
AMG GLE 63 S 4MATIC クーペ 5.5リッター V型8気筒DOHC ツインターボ 585ps/5,500rpm

77.5kgm/1,750-5,250rpm

燃費:7.7km/L

\17,400,000

低くなった車高のおかげで、低重心化と空力性能が向上しSUVよりも走りはスポーティーになります。

後席のヘッドスペースは少な目ですが、足元は広く我慢を強いられる空間ではありません。

ラゲッジも通常時で650L、最大で1,720Lが確保され、高さのある荷物は搭載できませんが容量は十分です。

GLE 350 d 4MATICクーペ スポーツがオススメ!

オーディオビジュアル、ナビゲーション機能付きのCOMANDシステム、ETC2.0車載器やパーキングアシストリアビューカメラなどの主要装備は全車標準なので、スタイルとパワーユニットで選択することになります。

1,000万円級のモデルですので、相応のステイタスとゴージャス感は必要です。

SUVモデルの圧倒的な大きさでも十分に押し出し感はありますが、クーペの斬新でエレガントなフォルムは街中でも埋没することなく圧倒的な存在感を放ちます。

装備面でフルオプションになり、国内で使うにはちょうどいい”控えめな”パワーユニットを搭載するAMG GLE 43 4MATIC クーペのバランスがよくオススメなのですが、左ハンドルのみの設定です。

使い勝手や安全面でも右ハンドルの方が有利なので、ディーゼルでAMGルックとなるGLE 350 d 4MATICクーペ スポーツをベストバイとします。

AIRマティックサスペンションや電子制御スタビライザー(ACTIVE CURVEシステム)は装備されませんが、パノラミックスライディングルーフ(\210,000)をオプションで選べば、ほぼ同装備となります。

まとめ

GLEに乗り込み、メルセデスらしい機能的で上質なキャビンに身をゆだねれば、Eクラスセダンと同等の豪華さを味わう事ができます。

本来ユーティリティーや実用性に重きを置くSUVに、これほどのゴージャスさが必要かどうかは別として、大きなボディや先進安全装備による安心感やどっしりとした乗り心地はGLEの大きな魅力です。

街中での取り回しには気をつかいますが、長距離移動では心強いパートナーになってくれるはずです。

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