3度の飯よりクルマが好き!

MINIでも5ドア!素性の良い車だからこそOneグレードをサラッと乗りこなしたい!

MINIone

オシャレなコンパクトハッチバックの代名詞、BMW・MINIは初代MINIから数えて3代目となり、その名の示すミニとは逆行して巨大化の道を突き進んでいます。

年々厳しくなる衝突車保護や安全機能のためとはいえ、全幅が初代1,685mm→3代目1,727mmと4.2センチの大型化は、数字位以上に見た目のサイズアップです。

ですが、3代目に来て5ドアのモデルがラインアップされたおかげで、今までMINIが欲しくしても手が出せなかった層にリーチできるようになった点では3代目の進化は大きなものになったといえるでしょう。

3ドアが主流だった欧州車のAセグメントハッチバックに、5ドア使用がラインアップされる中、大型化しつつも使い勝手の良いパッケージングと伝統のデザインの両立をするMINIシリーズ。

その中で今回は最も廉価モデルであるOneモデルは、価格と性能のバランスが取れたインポートカー入門にふさわしい車種に仕上がっていてとてもオススメだといえる車なのです。

さらにBIGになったMINI

MINIなのにミニじゃない。BMW・MINIの評価に毎回つきまという言葉です。

サイズを見るとMINI3ドア仕様は

全長 3,821mm
全幅 1,727mm
全高 1,415mm
ホイールベース 2,495mm

これはトヨタのAセグメントカー・ヴィッツのサイズと比較しても

全長 3,885mm
全幅 1,695mm
全高 1,500mm
ホイールベース 2,510mm

幅広で全長の寸詰まり感が強調されるため、塊感が強くなり、サイズ以上に大きく見えてしまいます。

高さはぐっと抑えられているので、ワイドアンドローで優れたデザインですが、現車をみると見た目以上に大型な印象をうけますね。

MINIの性能

3代目MINIは2代目まで続いたグレードごとに出力チューンしてきた1.6リットルエンジンを捨てて、直列3気筒1.2リットルのOne・直列3気筒1.5リットルのクーパー・直列4気筒2.0リットルのクーパーSの3種類をラインアップさせました。全てにダウンサイジングターボエンジンを搭載し、出力と環境性能の両立に腐心しています。

何よりこれまでチューンや過給器でグレード差をつけてきたエンジンを、排気量でクラス分けしたのは、グレードやオプションで猛烈に悩むMINI選びを一層難しくする要素となります。

エンジンの性能から言えば、自動車税が変わらない1.2Lと1.5Lモデルのグレード選択は非常に悩ましいものとなるでしょう。

104psのOneはシティユースに不満を感じることはありませんが、長距離や山道をストレスなく走ることを要求する場合、エンジンのパワー不足が気になってしまうかもしれません。

だからといってモアパワーを求めたとしても、0,3リットルのパワーの差に50万円以上の価格を出せるのかという大きな壁が立ちはだかります。

装備面でもOneとクーパーではクロームパーツやオートエアコンの有無が大きな差として存在します。これらのパーツは任意で装着できるオプションとして用意されていますが、すべてつけるとそれだけでもクーパーに肉薄する価格になってしまう所にMINIのグレード選びの悩ましさが存在します。

エンジンは1.2リットルで割りきれても、装備面で割り切れず結局クーパーを選ばざるをえない。そういう点で、Oneかクーパーかで悩んでいるのであれば、MINIの何に惹かれているのかを自分の中ではっきりさせましょう。

自分の中にあるMINIの魅力にしっかりフォーカスしてグレードを選ばないと、割高で不満の残るモデルを購入してしまいマイMINI選びを失敗してしまうからです。

ゴーカートフィーリングって何?

話は走行面に変わりますが、MINIの代名詞として有名なゴーカートフィーリングですが、3代目に限って言えば非常にマイルドでよくあるドイツ車、と言った印象です。あまり期待して購入すると拍子抜けするかもしれません。

代を重ねる毎にマイルドになる硬さとハンドリングは、現状ゴーカートフィーリングと呼ぶには程遠いモノと個人の感覚ですが感じられます。

ゴーカートのようなダイレクト感が得られるように味付けをされている、という表現が正しいかもしれません。

確かにトヨタのヴィッツや、ホンダのフィットと比較したら世界が変わるほどの衝撃を受けるかもしれません。しかし印象としてマツダのデミオの足回りやハンドリングの出来栄えと比較すると、こんなものかな、と思ってしまいます。

5ドアの登場でますますファミリーユースにも舵切りされたMINIを見ると、一部の車オタクが喜ぶガチガチのフィーリングより、マイルドな中にスポーツ性を感じられる味付けを大切にしているのでしょう。

公式にあるアンケートのゴーカートフィーリングというのは、幼少期に乗った遊園地のゴーカートとの比較くらいに見ておくほうが過度な期待をせずに車を選ぶことができると思います。

厳しいことも書きましたが、この車はゴーカートと比較しなくても、運転するのが楽しくなる車です。AセグメントのFF車の中では、飛び抜けて良い車だと断言できます。

MINIに真っ向から対決できる同価格帯の車はルノーのルーテシア0.9Lあたりでしょうね。どちらもMTで走らせたい車です。

やっぱり5ドアモデルがいい!

MINI5dr

3代目MINIの最大の進化は5ドアモデルの追加だといえます。

ですが、最低グレードOneでも車両価格255万とAセグメントカーの5ドアとしては割高な価格設定になっており、この価格だとクロスオーバーの新車・低年式の認定中古車も十分射程圏に入ってしまいます。

せめてあと10万安ければハードルも低くなりますが、値引きが期待できないMINIで255万円という価格は財布には重たい金額です。

とはいえ、日常の使い勝手はたとえ+30万円を出しても、5ドア仕様は使い勝手と財務大臣を説得するために支払うべきコストとしては安いのかもしれませんね。

まとめ

輸入車は見栄で乗るか、好きで乗るのかで車の選び方も変わってきます。見栄で乗るなら当然、お金に糸目をつけずに最高グレードに乗るべきです。一昔ほどではありませんが、今でも車を持つことはステータスですし、MINIのように個性的な車は好意的に見られることも少なくありません。

MINIが気に入って輸入車ではなくMINIに乗りたい人は、一番安いベースグレードをサラッと乗りこなすことをオススメします。MINIの良い所はどのグレードにもそれぞれに良さがあって自分の個性に合わせて外見も仕立てることができるところです。

排気量や価格という見栄の張り合いから抜けだして、素のグレードで外見のカスタマイズを楽しむ余裕が許される緩さもMINIシリーズの良い所といえます。

どのような理由でグレードを選ぶにしても、中途半端な事はせず極端に振り切ったほうが満足度の高い車選びになるでしょう。