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ムーヴキャンバスとコンテを比較!使い勝手とデザインを両立した軽ワゴン

ムーヴキャンバスってどんなクルマ?

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2016年9月、ダイハツから新しい軽自動車「ムーヴキャンバス」が誕生しました。

アンティークな外国製のバスを思わせるフォルムに、自分の好きな絵が描ける「キャンバス」という意味を持つこのワゴンは、可愛いもの好きな女性なら、一目見ただけで恋に落ちてしまうかも知れませんね。

でもこのムーヴキャンバスはキュートなルックスだけでなく、中身も女性の使い勝手を最優先に設計されたクルマなのです。

キャンバスの特徴

ダイハツは昨年の東京モーターショーに「ヒナタ」というクルマを出品しました。

このヒナタはまるでメルヘンの国から飛び出してきたようなデザインで、毎日でもピクニックに行きたくなるようなクルマでした。

ムーブキャンバスはこのヒナタをベースにした市販モデルですので、今までの軽自動車とは全く別世界の雰囲気を持っています。

一応ダイハツ・コンテの後継モデルという位置づけなのですが、男性からの支持も多かったコンテとは違い、女性ユーザーのために生まれたようなクルマなのです。

コンテの特徴

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「コンテ」は、ダイハツを代表する軽自動車である「ムーヴ」のシリーズに属しているトールワゴンです。

ちょっととぼけた鹿のキャラが登場するCMも印象的でしたね。

「カクカクシカジカ、四角いムーブ」というキャッチコピーの通り、ムーヴの車高を高くして角ばらせたようなデザインが特徴のクルマです。

8年間もフルモデルチェンジをしなかったことからも、かなりの人気モデルであったことが分かります。

個性的なスタイリングに明るい色調のインテリアは、男女問わず幅広い年齢層からの支持を得ましたが、必ずしも女性をメインターゲットとして開発されたクルマではありません。

そのため、「アルト・ラパン」や「ミラ・ココア」などと比べると女性受けは今ひとつだったといえるでしょう。

キャンパスとコンテの比較

サイズと居住性

最近の軽ワゴン車は「スライドドア」と「背の高さ」がトレンドとなっています。

しかしコンテが登場したのは8年も前ですので、流行のトールワゴン型のモデルより10センチも背が低く、スライドドアの設定もありませんでした。

これに対し最新型のキャンパスはコンテとほぼ同じ車高に抑えながら、両側スライドドアも装備したのです。

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その結果使い勝手を飛躍的に向上させると同時に、丸みのある可愛らしいスタイリングを実現しました。

軽のように幅が狭いクルマは、あまり車高を高くするとどうしても横風の影響を受けやすくなります。

風の強い日に高速道路を走っていてふらつくのは、女性でなくても怖いものですからね。

つまり重心が低いことは安全面でもプラスに働くのです。

ちなみに全高が1,700mm以下なのにスライドドアを装備しているのはムーヴキャンバスだけです。

居住スペースに関しては、コンテもキャンバスもほとんど同じ。「ムーヴ」より広く、「タント」より狭いといった感じです。

タントのようなトールワゴンは「車内で小さい子供が立ったまま着替えができる」というのが一つの基準ですが、コンテもキャンバスもターゲットは未婚~新婚の男女ですので、それほど広い空間にこだわる必要はないのでしょう。

その代わりインテリアデザインに関しては力を入れています。

コンテはフランス人デザイナーを起用し、シンプルでありながらセンスの良い室内空間を演出し、「お洒落な軽ワゴン」という評価を得ました。

これに対し、更に女性ユーザーを意識したキャンバスは4色から選べるインテリアに加え、着脱が簡単で自宅で洗濯できるシートクロスもオプションで用意しました。

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チェックやストライプなどベーシックなデザインも選べますが、ディズニー大好きな人には「シンデレラ柄のシート+ミッキーマウス柄のフロアマット」なんて組み合わせも可能です。

またキャンバスは女性目線の細かい便利装備をコンテよりも一段進歩させました。

特に重宝するのは左右の後席の下に設置された引き出し式収納スペース「置きラクボックス」です。

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たとえばスーパーやコンビニで食品などを買った場合、シートの上に置くと安定せず滑り落ちてしまう場合もありますが床に置くのは抵抗があるものです。

置きラクボックスは引き出した状態で仕切り板を持ち上げると13センチ(前面は17センチ)の高さになりますので、大きめのエコバッグなどを置いても倒れにくいでしょう。

靴や着替え、CDやDVD、雑誌など何を入れるかは自由ですので、あなたのライフスタイルに合わせて使えばいいのです。

走りと燃費

走行性能に関して言うとキャンバスは極めて平凡。可もなく不可もなくといったレベルです。

コンテには設定されていたターボモデルもラインアップにありません。

ノンターボ車で比較しても馬力はほとんど同じで車両重量はキャンバスの910~970kgに対しコンテは820~930kgですから、コンテのほうがスポーティーなクルマであるのは間違いありません。

燃費はキャンバスのFF車28.6km/L、4WD車27.4km/Lに対し、コンテはFF車で27.6km/L、4WD車25.0km/Lとなっています。

あまり差はありませんが、車重のわりにはキャンバスの燃費はなかなか良好だといえるでしょう。

おそらく大多数の女性は、速さよりも経済的であるほうが嬉しいものですからね。

安全性能

このようにキャンバスには「速さにこだわる人は別のクルマを選ぶだろう」という割り切りが感じられますが、「安全走行」という点にはしっかりこだわっています。

雪が多い地域の人のために全グレードで4WDを設定していますし、フロントガラスにカメラを装備することで多くの事故防止機能が可能になりました。

キャンバスの事故防止機能

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衝突回避支援ブレーキ機能……前のクルマと衝突しそうになると緊急ブレーキで減速。

衝突警報機能……衝突や歩行者との事故の危険性を察知したらランプとブザーで運転者に警告。

車線逸脱警報機能……走行中に車線から外れそうになると警報を鳴らす。

過発進抑制制御機能……ブレーキとアクセルを間違えて急発進した時、ランプとブザーで警告すると同時にエンジン出力を抑える。

先行車発進お知らせ機能……信号待ちなどで前の車の発進に気づかなかった際に、警告ランプとブザーで運転者に知らせる。

以上の安全機能に加え、上位グレードには軽自動車初の「AFS」が採用されました。

これはハンドルを右に切ればヘッドライトも右を向くという優れモノで、暗い夜道のドライブも安心です。

また、縦列駐車が苦手な人のために「パノラマモニター」も装備。合計4か所に取り付けられたカメラにより、真上からクルマを見下ろした映像をナビ画面で見ながら駐車できるというのも嬉しいですね。

キャンバスとコンテ・将来の下取り額が高いのは?

さて、これまではコンテとキャンバスの使い勝手や性能などを見てきましたが、手放す時の価値はどうでしょう?

クルマを購入したら廃車になるまで乗り続ける人もいますが、何らかの事情で売却することがあるかも知れません。

そんな時はやっぱり少しでも高い値段が付いて欲しいものですよね。

元々軽自動車というのはリセールバリュー(自動車を売却する際の平均価格)が高いものなのですが、その中でもコンテは高く売れるモデルなのです。

ユニークなスタイリングと洗練されたインテリア、それに男女を問わず幅広い人気があるからでしょう。

しかし、キャンバスはコンテ以上のリセールバリューが期待できそうです。

コンテは8年にも渡って販売されるほどの人気車種だけに、タマが多い(市場に出回りすぎている)のですがキャンバスは違います。

どれほど魅力的なクルマでも、購買層が限定されていると爆発的に売れることはありません。

このキャンバスはオープンカーや2人乗りのスポーツカーと同じように「レアなモデル」になる可能性が高いので、中古車になっても高値で売買されることが予想されるのです。

まとめ~実際、キャンバスってオススメなの?

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キャンバスは女性が喜びそうな要素をこれでもかと詰め込んだクルマです。

何よりも感心したのはそのスタイリングですね。

日本の軽自動車は大きさに制限があるため、各社のデザイナーはカッコいいクルマにするのに苦労するのですが、このキャンバスは狭い車幅を逆手に取ってクラシカルな雰囲気にまとめ上げることに成功しました。

ここまで完成度が高いとヴィンテージ・カーが好きな男性や若い頃サーフィンをしていたオジサンなんかは、昔のフォルクスワーゲンのバスを思い出して見とれてしまうかも知れません。

もしあなたが免許取りたての若い女性だったら、「お父さんにも運転させてあげるから♥」と言っておねだりしてみるのも有効な作戦でしょう。

女性にターゲットを絞った車ではありますが、ムーヴキャンバスは男心もくすぐってしまうほど魅力的なワゴンなのです。

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