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ホンダ新型NSXは2,370万円の価値があるのか?どんな人が買うべきなのか?

新型NSXはどんな車?

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ホンダより新型NSXが2016年8月25日11時より、ついに日本での販売が開始されました。

ホンダではS660に続いてのスポーツカーの販売となり、販売中のCR-Zを含めて3車種目となります。

縮小を続けていたスポーツカーの新たなブームの再燃の予感がしますが、NSXはホンダとしては最高金額となる2,370万円での販売となり、フラッグシップモデルとしても日本でも稀な生粋のスーパーカーとしてのファンの待望論を受けての販売となりました。

今回の新型では正にスーパーカーと言える内容を全て盛り込んだ内容とも言えるシステム最高出力427KW(581PS)、最大トルク646N・m(65.9kgf・m)、SPORT HIBRID SH-AWD、インテグレーテッド・ダイナミクス・システム、9速デュアルクラッチトランスミッション、アイアンブレーキローター(2017年5月発売予定)を全て1台に詰め込んだ贅沢さです。

※インテグレーテッド・ダイナミック・システム(4つの走行モードから選択可能)※

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日本国内のメーカーで現在2,000万円を超えるスーパーカーを製造しているのは他にありません(レクサスLFAは3,750万円で、2010年12月~2012年12月にかけて限定生産)。日本唯一のスーパーカーと言えます。

内容もさることながらホンダ独自の技術とも言えるSPORT HIBRID SH-AWDなどの搭載により、世界の名だたるスーパーカーと比較されても遜色のない独自性を出すことで、世界のホンダと呼ばれた80年代、90年代のスポーツカーブランドの復権を果たすと言っても過言ではなさそうです。

新型NSXまでの歴史

旧型NSXは1990年9月~2006年1月までフルモデルチェンジを行うことなく(フルモデルチェンジ相当のマイナーチェンジは何度も行われた)15年に及び販売されたホンダスピリッツを形にしたモデルとして君臨していました。

前後50:50、ミッドシップレイアウト、3.0L DOHC VTECと言った理想を形としたモデルで、世界のレースシーンでも名をはせた名車です。

その後バブル経済の崩壊、エコカーブーム、若者の車離れなどスポーツカー、スーパーカーの不遇の時代が今日まで続いた事により、10年に渡り新型モデルの販売が行われる事はなく、スポーツカーのホンダのイメージも失われていきました。

ここ数年トヨタ86などのかつてのスポーツカーの復刻盤と言えるモデルの発売に押され、ホンダでもS660(かつてのビートの復刻盤)に始まったスポーツカーの隆盛に乗る形で今回の新型NSXの発売に繋がっています。

新型NSXは2,370万円の価値があるのか?

今回の新型NSXでは2,370万円の販売となり、旧型との比較でも1,000万円以上高額なモデルとなっています。

スーパーカーと言わざるを得ない金額になってしまった事で、世間の一般サラリーマンでは手が出せない高嶺の花となってしまいました。

ですが本当にその価値はあるのでしょうか?

新型NSXのスペック

特筆すべきはNSXに搭載される3,5L V6ツインターボエンジンと3基のモーターの組み合わせです。

1,725kgの重量級と言われるボディにも関わらず0-100km加速3.0秒、最高時速307kmと言ったとんでもない数値を叩き出します。燃費はハイブリッドシステムによりJC08モード12.4km/L。

これは世界のスーパーカーと比較をすると、

・アウディR8 V10 0-100km加速3.2秒・最高時速330km・価格2450万円

・フェラーリ488GTB 0-100km加速3.0秒・最高時速330km・価格3070万円

・ポルシェ918スパイダー 0-100km加速2.8秒・最高時速345km・価格約1億円

となりNSXはその中では安いと言ってもいい価格となります。

足回りはオールアルミニウムサスペンションにより軽量コンパクト、アクティブダンパーシステムにより走行シーンに応じて瞬時に減衰力を変更可能です。

9速デュアルクラッチトランスミッションは世界最高と言える9速を実現させ、全てにおいて最高峰と言っても問題ありません。

※9速デュアルクラッチトランスミッション※

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2,370万円の価値は十分にあるのです。

この金額で購入が可能な方であれば、むしろ安い金額と捉えて良いでしょう。

旧型NSXとの比較

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旧型NSXではMR(ミッドシップエンジンリアドライブ)の方式のNAエンジンで280PS(当時の自主規制による最高馬力)でした。

それに対してツインターボ581PS、AWD、ハイブリッドとなった今回の新型NSXは時代こそ違えど全く別の車になったと言えます。

価格面でも性能でも世界基準となった事で、日本のスーパーカーから世界のスーパーカーへと変貌を遂げて再来したと言えるでしょう。

維持費や税金はどれくらいかかるのか?

スーパーカーと言えども維持費は気になるところです。

まず自動車税は排気量3,500ccとなりますので年額58,000円となります。

次に車検時に必要となる自動車重量税は49,200円です。

駐車スペースとしては全長×全幅×全高:4,490×1,940×1,215mmとなるため通常のLサイズミニバンよりも全幅が大きくなってしまう為、大きめの車が駐車可能な駐車場が必要になります。

毎月の燃料費としては全国の平均的な年間1万km、月平均833km走行時であれば、当然ハイオク仕様車のため全国の平均単価133.8円(2016年9月時)とJC08モード12.4km/Lで算出をすると、月額9,000円程度、年額108,000円程度が必要となります。

これはあくまで燃費12.4km/Lで計算した金額となりますので、街乗り中心の走行が多い方やスポーツ走行の多い方などは金額に差が出てしまいますが、スポーツカーの燃料費として考えればかなり安価に維持が可能となります。

税金や燃料費等はそれほど気になる金額にはなりませんね。

どんな人が買うべきなのか?

維持費として想定される金額はそれほど高額とはなりませんが、例えば特別塗装色となるバレンシアレッド・パールの追加金額は67万円となっていますので、事故の際や部品の交換の際にも高額の請求が上がってくるでしょう。

当然ながら購入費用が必要になりますので、フルローン60回の金利なしで考えても39万5千円の毎月の支払いとなってきます。

金銭的にそれなりの余裕が必要となってきますが、ここまでのスーパーカーで本格的なレースシーンを想定した本物のリアルスポーツカーを乗りこなせるだけの技量と興味が必要となります。

つまり、企業の経営者などで金銭的に余裕のある人が普段は通勤などに使用しているものの、週末にはレース場で走ってますというような人にはこれ以上の車はないでしょう。

まとめ

新型NSXの発売でホンダのアイデンティティとも言えるスポーツカーの開発、販売が促進されるのであれば、他のメーカーにもスポーツカーの波が広がる事で車離れと言われる世代にもより車を買いたいと思わせてくれる大きなきっかけになるのではないでしょうか。

10年ぶりに蘇ってくれたNSXが日本の車業界全体を牽引してくれる大きな力となりそうです。

日本発の世界のスーパーカー、大きな期待をしたいものですね。

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