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車は乗換えと乗り潰し、どっちがお得なの?

車は乗換えるのと乗り潰すのではどっちがお得?

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車購入は安価な買い物ではありませんからそうそう買い換えれるものではありません。ですから乗り潰すまで乗り続けるという方も少なくないでしょう。

しかし、購入価格が高価だからといって、乗り潰した方が本当にお得な方法なのかをあまり真剣に考えている方はいません。まだ乗れるから、なんとなくだけど買い換えるよりは修理がやすそうだから、など曖昧に車を維持している人も結構いらっしゃいます。

車にかかる経費は購入代金だけではありません。

購入後にかかる維持費や税金も含めて考えなければ、いくら経費が掛かっているのかを正確に判断はできないのです。

購入代金だけに固執した考えでは本当にお得かどうかは分からないのです。

頻繁な乗換はムダなのか

車が好きな人中には高く査定してもらえる間に売却して新車に乗換えるという方もいます。

そんな短期間で毎回買い換えるなんて「もったいない」、「贅沢だ」とお感じになる方も多いことでしょう。

しかし、このように定期的に乗り換えていった方が支払う総経費は乗り潰すよりもお得になるという意見もあるのです。

この話は本当なのでしょうか?

定期的に新しい車に乗れる上、経費も安くなるならば乗り潰すよりもメリットは高くなってきます。

今回はこの疑問を紐解くため、検証を交えながらその成否について説明していくことにしましょう。

車は何年で乗り潰したといえる?

一口に乗り潰すと言いますが、一体車はどれくらい乗れば乗り潰したと言えるのでしょう?

自動車の耐久性は年々高まっていて、1990年代以降の車なら整備や修理をしてやれば20年でも20万kmでも走行できると言われています。

実際に、90年代に登場した多くの車が今でも現役で走っている姿を見れば、その耐久性の高さに納得されるでしょう。

特に日本車の性能や強度は世界的に見てもトップクラスですから走行可能な年数や走行距離はさらに上がってきます。

しかし、そんな事を言っていては乗り潰すという定義はできませんよね。そこで乗り潰しの判断基準の一つにしてほしいのが車の市場価値です。

車の市場価値は年を追うごとに下落していきます。新しければ新しいほど価値は高いのです。

乱暴な言い方にはなるのですが、市場価値が0円となった時が車を乗り潰した時期として見れるわけなのです。

車の市場価値は新車登録から10年

一般的に車の市場価値は新車登録から10年を超えるとなくなります。10年を超えた車を下取りにだしても査定がほとんど付かないのが一般的です。よって10年たった時点が乗り潰した時期となるわけです。

また車の価値は年式だけでなく、走行距離も重要な判断材料となります。一般的に走行距離が10万kmを超えた車はプレミア価格がつく車両でもない限り、見積査定が付かないのが実情です。

よって走行距離が10万kmをこえた時点も乗り潰したと時期となってくるのです。

年式、走行距離のどちらかか基準値を超えた場合、その車は乗り潰したと市場では判断されます。

まだ登録から7年しか経っていなくても、走行距離が10万kmを超えていれば乗り潰したということになってくるのです。

オーナーとしてはまだまだ走ると思っていても、中古業者や次のオーナー候補たちから見たら10年10万キロ走っている車を高く買いたいとは思わないはずです

自分の評価と市場の評価、この2点を混同しないようによく理解してください。

乗り潰すまでのコスト試算・乗用車編

車は購入代金以外にも、維持するために下記のような諸経費が必要になってきます。

  • 税金
  • ガソリン代
  • 任意保険料
  • 駐車場代
  • 車検費用

ここでは実際に乗り潰したと考えられる、新車登録から10年間維持、または10万km走行という条件で、総経費は幾らになるのかを購入代金を含めてシュミレーションしていくことにしましょう。

トヨタシエンタHYBRID Gを250万円で購入した場合を例にとってみましょう。

トヨタシエンタHYBRID Gの維持期間中の諸経費は下記の通りです。

  • 税金 自動車税34,500円/重量税15,000円
  • ガソリン代 110円/L
  • 任意保険料 4,000円
  • 駐車場代 10,000円
  • 車検費用 140,000円

購入費を含めた10年間の総経費は、5,707,000円

月間経費、年間経費に換算すると、

  • 月間47,562円
  • 年間で571,000円

の試算となります。

ガソリン代や任意保険料は変動してくるので、今回のシュミレーション金額は若干増減しますが平均値としては現実的な数字と言えます。

そうなると普通乗用車の経費は決して安い金額でないのは一目瞭然です。

乗り潰すまでのコスト試算・軽自動車編

それでは乗用車に引き続き、今度は軽自動車を乗り潰した際にかかる総経費をシュミレーションしていくことにしましょう。

スズキ・ワゴンR FZを150万円で購入した場合を例にとってみましょう。

スズキ・ワゴンR FZの維持期間中の諸経費は下記の通りです。

  • 税金 自動車税10,800円/重量税3,300円
  • ガソリン代 110円/L
  • 任意保険料 4,000円
  • 駐車場代 10,000円
  • 車検費用 110,000円

すると購入費を含めた10年間の総経費は、

4,185,000円

これを月間経費、年間経費に換算すると、

  • 月間34,872円
  • 年間418,000円

という結果になります。

普通乗用車より大幅に安くはなりますが、軽自動車の車両価格やガソリン代や任意保険料の変動は影響してくるので、今回のシミュレーション金額は平均的な数値として認識ください。

5年毎に車を乗り換えるとこんなメリットが!

車の場合、高額な買い物となるためローンで購入するという方が大半です。ですからローンが終わる5年をめどに買い替えを検討する方も少なくありません。

5年毎に買い換えるのが自然になっている方もいるでしょうが、実はこの買い替えサイクルは知らない間に幾つものメリットを生み出しているのです。

それでは5年毎に車を乗り換えるとどんなメリットが出るのかについて詳しく説明していきましょう。

車は5年を過ぎてから車の修理費はかさんでくる!

車は幾つもの部品を組み上げて作り上げられるため、乗り続けることで部品は消耗してきます。また、走行距離が長い超過走行車の場合も部品消耗は早くなります。

そうなると故障を引き起こす原因となり、安全に走行するため部品の交換や修理が必要となってきます。

まったく壊れない機械モノなんてありはしませんし、どんなに耐久性の高い材質で作られていても消耗しない部品はありませんからこれは仕方のないことです。

ですが交換や修理となると車のオーナーには修理費という負担が出てきます。これは車を維持するオーナー側からすれば避けたい出費です。

「日本車は丈夫だから大丈夫でしょ」と言われる方もいるでしょうが、先ほども申しましたが消耗しない部品なんてありません。

車を走行していれば必ず交換や修理が必要になってくるのです。

そこで注目してもらいたいのが車の修理頻度は5年を境にして年々多くなってくるという点です。

部品の消耗は走行に大きくかかわるものと、そうでないものがあります。

つまり、走行に大きくかかわらない部品はそれだけ消耗が少ないので、交換や修理が必要になるのは長期間が経過した場合です。

この部品の交換や修理が発生し始めるのが5年を経過した時点なのです。

新車購入時には新車保証がつけれます。保証対象内なら無償修理を受けることができるのです。

(一般的な保証内容)

  • 一般保証 3年または60,000km未満なら電装系(エアコンやナビなど)が無償修理
  • 特別保証 5年または100,000km未満ならエンジン系が無償修理

よって、この保証の対象とならない5年経過に伴って買い換えをする方がある意味お得となってくるわけです。

5年5万kmを超えた車はマイナス査定が厳しくなる!

乗り換え時にはのっている車は下取りしてもらうのが一般的ですが、この際に気になるのが査定価格です。安く査定して欲しいと考える人はいないでしょう。

実はこの査定価格なのですが、5年5万kmを超えた時点から急に査定が厳しくなってしまいます。

これは中古車屋が勝手に価格を調整しているのではなく、日本自動車査定協会の査定方法を基準で定められているからです。

この査定方法では、1年1万kmが査定の基準値とされています。

1年で1万kmの走行ならプラスマイナス0という査定となり、1万kmより少なければプラス査定、多ければマイナス査定となるわけです。

しかしこの査定基準は5年を過ぎた途端に、6万kmで8年7万kmで10年というようにプラスマイナス0基準値が厳しく変更されるのです。

1年1万kmなら6年6万kmでプラスマイナス0となるはずが、6年目に1万kmの走行をし6万kmとなるとマイナス査定となるわけです。

つまりマイナス査定とならないためには、

  • 6年目から8年目の3年間で1万km
  • 9年目から10年目の2年間で1万km

の走行しかできないことになってくるのです。

走行距離を制限されたのでは通勤やレジャーに使えなくなり車を持っている意味がなくなってしまします。

これら事実を考慮すれば、5年経過時に5万km以内の走行で買い換えた方がある意味メリットが高くなってくるのです。

軽自動車は長期間乗るとガタが出やすく快適性が下がる

増税が実施された軽自動車ですが小回りがきき、普通乗用車よりも維持経費が少なくて済むというメリットは未だに健在です。

よって普通乗用車よりも軽自動車の方を好む方も多いことでしょう。

しかし、この軽自動車はサイズの制約や重量制限があるために普通乗用車よりも耐久性能は大きく下がってしまいます。

事実、長距離走行や高速走行時の快適性は普通乗用車と比べればグンと下がります。

しかも、軽自動車は5年を過ぎるとさらに快適性が悪くなってきます。

これは限られた規格、コストの中で車た作られるため各パーツの消耗が普通自動車よりも早くなってしまうからです。

総走行距離が長いほどパーツ消耗は早く進み、その分ガタがくるのも早くなってしまいます。

これは下取り時の査定を見ても明らかです。

日本自動車査定協会の査定方法では1年1万kmが査定基準とされています。しかし、この査定基準が適用される期間が普通乗用車よりも短いのです。

普通乗用車の場合、5年目までは年間1万km以内の走行ならばマイナス査定となることはありません。

しかし、軽自動車の場合、1年1万kmが適用されるのは3年目までで、4年目以降のプラスマイナス0基準は、

  • 3万kmで4年
  • 4万kmで6年
  • 5万kmで9年
  • 6万kmで10年

というようにプラスマイナス0基準値が普通乗用車よりもさらに厳しく変更されています。

つまり、走行距離が多いほど軽自動車はガタがきている可能性が高いと判断されているのです。

軽自動車の場合、5年4万kmがプラスマイナス0評価となり、5万kmを超えると大きなマイナス査定となってしまいます。

軽自動車は走行距離が長いほどガタがきやすく快適性が悪くなり、査定でもマイナス査定となってしまうのです。

車の資産価値は5年前後がピーク!

6年以上経過した中古車でも市場では問題なく取引されているので、年式が古いからといってその車の価値が全くないということにはなりません。人気車のように10年たっても高値で取引されることも良く有ります。

しかし、車を固有の資産として見る場合は話が違ってきます。

社用車として車を購入した場合、その購入代金は会社の資産となり、取得金額を経費計上できます。

取得金額は一括で経費計上することもできるのですが、一般的には耐用年数に合わせて取得金額を分割で毎月経費として計上するわけです。

これを減価償却といいます。

車は時の経過とともに利用可能な期間が少なくなっていきます。

修理が多発するなど手を加えてやらないと利用できない時期がやってくるというわけです。

その時期を表すのが耐用年数です。

その耐用年数を迎えればその資産は耐久に耐えれない時期を迎え価値は0円と判断されるのです。

それでは資産価値0円となる車の耐用年数は何年なのでしょう?

耐用年数は、

  • 普通乗用車 6年
  • 軽自動車  4年

となっており、車の価値とは別に税務上の資産としての価値は5年前後でなくなってしまうというわけなのです。

乗換えは新車・中古車どっちがお得?

乗り換えるのは決めたけど次の車は新車と中古車のどちらにしようと悩まれる方は多いことでしょう。

特に、

  • 最低でも5年間は乗り続けたい
  • 短い周期で乗り換えしたい

と車の維持期間にこだわりがある場合には、購入する車を誤るととんでもない損失を被ることにもなりかねません。

よって、デメリットのないお得な購入をするためには、車選びは重要なポイントとなってくるのです。

では、乗り換え時期によって違ってくる新車・中古車の賢い選び方は、どういう選び方なのでしょうか。

5年乗るなら断然新車がおすすめ!

一般的には5年乗るなら新車、5年未満で乗り換えるなら中古車というのが基本的な車の選択基準となってきます。

ですから最低でも5年は乗りたいという方ならば新車購入がおすすめなのです。

その理由は新車には、

  • 好きな車種を快適な状態で運転できる
  • 圧倒的に故障頻度が少ない
  • 新車保証があるので修理費がかからない

というメリットがあるからです。

5年という長期スパンを運転する際に重要となってくるのが維持費です。

車は購入費用だけでなく、

  • 税金
  • 保険代
  • ガソリン代
  • 駐車場代金
  • 車検代

などの維持費がかかってくるので、維持するには決して安いとはいえない費用が発生してきます。

その上、たびたび修理が発生するなんてことになれば、更に費用負担が大きくなってしまうのです。

中古車が必ずしも修理が多発するわけではありませんが、新車よりも故障リスクが高いのには間違いありません。

よって5年という長期スパンを快適且つ安心して運転したいのならば、故障や修理費を心配しないですむ新車の方が断然お得なのです。

短期間で乗り換えたいなら保証付き中古車がおすすめ!

車好きなら同じ車にずっと乗るより、短いスパンでいろいろな車種に乗ってみたいと思うのも仕方ありません。

しかし、そこで問題になってくるのが車の購入費です。

お金に余裕がある方ならば問題ありませんが、大抵の方はこれが大きなネックになってくるでしょう。

毎回新車を購入できれば問題ないのですが、2、3年で毎回新車購入費を捻出するなんて一般の方にはできるはずがありません。

そこでおすすめなのが保証付き中古車です。

中古車販売店にもよりますが、最近は中古車にも保証をつけて販売してくれるところが多くなってきました。

中古車は新車よりも購入費用が安くて済みますが、故障は多くなり修理費がかさんでしまう心配があります。

しかし、保証があれば修理費の心配もなく安心して運転することができます。

そうなれば、

  • 購入費が安い
  • 修理費を心配しなくてもいい

という2つのメリットが生まれてくるのです。

車検を迎える2年で乗り換えれば希望通り安心して、いろいろな車種を運転することが可能になってきます。

車の乗潰しは簡単じゃない

車はかかる維持費だけをみれば、乗り換え時にかかってくる高額な購入費がかからない分、乗りつぶした方がお得になってくるでしょう。

だからといって、購入費だけでお得かどうかを判断することはできません。

車は安くのれれば満足できるというモノではないからです。

その時々で基本仕様も大きく変わってきますし、乗っているうちに車に対する好みがかわってくることだってあります。

ですから、車に満足して乗り続けているのかも重要な判断材料となってくるのです。

また、どうしても乗り換えなければならない境遇を迎えることも考えられます。10年一昔といいますが、10年も経てば身の回りにだって変化が訪れていることでしょう。

独り身だった方が結婚して子供が誕生していることだってあるのです。そうなると、家族全員が乗れるそれ相応の車に買い替えなければならなくなってしまいます。

乗り換えと乗り潰しはどちらがお得なのかは総合的に判断しなければならない上、一口に乗り潰すといっても簡単にできることではないということですね。

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