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ピクシスエポックの性能や価格はミライースと違いがないのか?

現在のトヨタには傘下に軽自動車のダイハツ、スポーツなど個性派車種のスバル、トラックの日野自動車と分野別に各々の専門メーカーを持っています。

特に現在軽自動車の販売比率の増加などでダイハツとの関係強化は活発で、過去には軽自動車の販売を行ってこなかったトヨタがダイハツからのOEM供給を受けいくつもの車種を自社ブランドの車として販売しているのです。

その中でも低価格と低燃費を売りにしたダイハツ・ミライースをトヨタ・ピクシスエポックと名前を変え販売しています。

この記事ではトヨタ・ピクシスエポックをご紹介します。

トヨタ・ピクシスエポックはどんな車?

pixisepoch

トヨタ・ピクシスエポックは名前こそ違いますが、異なるのはエンブレム程度でそのままダイハツ・ミライースです。

販売の歴史も当然ミライースの歴史にリンクしてきます。発売が開始されたのは2012年5月です。

最初の発売こそミライースの2011年9月の販売開始に比べ約8ヶ月程遅れていますが、その後のマイナーチェンジなどの変更時期は全く同時期になります。

このピクシスエポック、ミライースにはもう一台名前を変えて販売されているモデルがあります。

スバル・プレオプラスです。

pleoplus

このモデルもピクシスエポック同様にダイハツからOEM供給され自社ブランドで販売されている車種となり、ミライースは2つの別名を持つことになります。

特にトヨタ、ダイハツでは販売価格、グレード構成、カラーリングなど完全に一致していてエンブレムを見ないと見分けをつける事はできません。

スバル・プレオプラスはグレード構成、価格がこの2台とは異なりますが同様に同じ車と考えたほうがいいです。

OEM供給され他のメーカーで、同一車種が別名で販売されているのは現在の日本では珍しいことではなくなりました。

過去には軽自動車を自社で製造していたスバルなどのメーカーも合理化でOEM供給のみに切り替えてしまい、ダイハツとスズキ、ホンダや三菱の4つのメーカーのみの生産となりました。

特にトヨタ傘下ではダイハツ供給の軽自動車を3社で販売しますが、他のメーカーではOEMの際に内装やデザイン、グレードなどを一部変えてイメージを変えるようにしています。

その為ミライースとピクシスエポックのように、全く変わらないのは珍しい事でしょう。

これはダイハツがトヨタの傘下にあるため、他社では真似が出来ません。

なぜなら他のメーカーは、OEM供給を行う際に自社よりも価格を安く売れないように調整するからです。

そうでなければ自社と競合された場合、販売数を大きく落としてしまう恐れがあります。

ミライースとピクシスエポックはトヨタグループの軽自動車だからこそ出来る、完全な同一車種として存在しているのです。

全く同じこの2台も、もちろん販売されているブランドが違うので販売台数は大きな差があります。

2016年7月の販売台数はダイハツミライースが4,782台、トヨタピクシスエポックは590台とその差は圧倒的です。

こうような販売台数の違いは、両者の置かれているカーラインナップの中での立ち位置の違いによるものでしょう。

ミライースは軽自動車を専門に販売してる中で主力車種として位置しています。

それに対しピクシスエポックは普通車をメインで販売されている中で、わずかに販売されている車種のひとつです。

つまりピクシスエポックは普通車を購入されているお客さんの中で、「追加で軽自動車を購入されるのならトヨタにも軽自動車があります。」と紹介されるような車なので、トヨタ販売店での需要の穴埋め的な車種のひとつと言えます。

性能に対する評価は?

ピクシスエポックは現在主流のスペース重視型のトールタイプの軽自動車とは異なり、昔から存在していた軽自動車の中でも小型のタイプとなります。

そのため重量もかなり抑えられ、730~790kgと現在主流の軽自動車よりも100~300kg程度軽いです。

燃費と走行性

燃費もその分良く、JC08モード35.2km/Lと軽自動車のみならず、全ての普通車を含めて考えてもトップレベルの燃費になります。

その軽さを活かした走りはNAエンジンのみのラインナップではありますが、それなりに軽いスムーズな走りです。

ただダイハツが第3のエコカーと呼ばれるように作ったモデルなだけに燃費重視のチューニングを行っているようで、他のターボ付きモデルの軽自動車と比較した場合、もたつき感がある発進をします。

それらの感覚で乗られるとパワーの無さを感じてしまうでしょう。

それなりの割り切りを持って購入まで至る事が出来る人でしか満足感は感じられない車です。

乗り心地や室内空間

乗り心地に関しては軽自動車の中では比較的柔らかく、段差時のがたつき感はそれほどまでには感じないので無難に乗っていられます。

ただエンジン音の遮蔽性は価格を抑えたモデルらしく、それなりに室内に入ってきますので価格の高い軽自動車との比較では快適性に差を感じる事になるでしょう。

室内空間はサイズ的に考えると立派なものですが、さすがに車高の低い軽自動車らしく圧迫感はどうしても感じてしまいます。

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ただリアシートの足元空間は座席位置を前席よりわずかに上げる事で、うまく空間を作り出されていて問題ないレベルです。

シートの作りは粗末さを特にリアシートで感じるでしょう。

画像はDグレード

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インテリアも全体的にプラスチック感が強すぎますし、デジタルメーターも数字が大きく視認性は高いのですがチープさを感じます。

安全装備

装備に関してはスマートアシストと呼ばれるレーダーブレーキサポートシステムが上位グレードには付いてきますが、これは感度が高すぎるのか角度のきついカーブを曲がる際に内側の壁などに反応する事が少なくありません。

万が一の際には必要な装備ですが、ハンドル操作との連動や感度の調整などで修正を行わないと別の事故を起こしてしまう可能性があります。

グレード構成と価格

グレードと価格(グレードのSAは4WD車)

グレード 価格(税込)
D 766,286円
L 915,429円
L“SA” 966,857円
Lf 1,018,286円
X 1,028,571円
Lf“SA” 1,069,714円
X“SA” 1,080,000円
Xf 1,131,429円
Xf“SA” 1,182,857円
G“SA” 1,213,715円
Gf“SA” 1,316,572円

グレード間にそれなりの価格差があり選択肢が広くなるのはいい事ではないでしょうか。

特に最廉価モデルがかなり安価になってる事で、営業用の車としての選択肢にも入ります。

ダイハツ・ミライースとの違いは全くない!?

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ミライースとピクシスエポックの違いはかなり探すのが難しくて大変です。

その中でも唯一の違いとなるのは、ミライースには2トーンカラーのモデルを選べ事にあります。

ピクシスエポックは通常の1トーンの標準モデルのみとなりますので違いはここだけです。それ以外ではなにも違いが見当たりません。

まとめ

ピクシスエポックは当然ミライースのOEM車種なので本家のミライースよりも販売数が上回るのは無理に等しいです。

トヨタとダイハツの各々のメーカーの特性上、当然車種の扱い方も大きく異なってきます。

それだけに知名度の差もどんどん大きくなり、実際の購入者もその知名度の差をその後に感じるでしょう。

それでもどうしてもトヨタ車に乗りたい人、乗らないといけない人にとっては単なるエンブレムの違いだけでも意味があのです。

せめてもう少しトヨタの車としての知名度をあげて、購入者が持っているマイナス的な要素を排除出来ればいいのではないでしょうか。

ピクシスエポックの購入者が受ける「なにその車?」のような質問に度々説明するわずらしさが少し可哀そうです。

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