3度の飯よりクルマが好き!

カイエンはオフロード走行も出来る、ポルシェらしさを追求したクルマ!

スポーツカーの老舗ブランド、ポルシェが販売する大型クロスオーバーSUVがカイエンになります。

初代(955型)は2002年に発売され、911などに代表されるスポーツカー以外のボディタイプとしては、ポルシェ初のモデルです。

初代モデルは生粋のポルシェファンからの反発があったものの、世界的な大ヒットモデルとなり、現在ではポルシェの屋台骨を支える基幹車種になっています。

VWトゥアレグと共通のプラットフォームを採用していますが、エンジンや装備などの大半はポルシェのオリジナルです。

高品質な内外装や卓越した走行性能など、ポルシェの名に恥じない仕上がりを持つカイエンの魅力をお伝えします。

ポルシェ・カイエンはどんなクルマ?

現行カイエンは2010年に発売された2代目(958型)となり、2014年に大幅なマイナーチェンジを受けた後期モデルになります。

先代から拡大されたボディは、全長4,855mm×全幅1,940mm×全高1,710mmの堂々たるサイズです。

エクステリアは大ヒットした先代のイメージを引き継ぎつつ、ワイド&ロー感が増えて新鮮さを感じられます。

ボンネットはヘッドライトより低く、フェンダーの稜線やテールランプ形状など、他のポルシェラインナップとの関連性を感じさせるデザインです。

フロントに大きく開いたグリルやエアインテークはハイパフォーマンスカーであることを表し、シンプルながらも高品質なポルシェのオーラを醸し出します。

プラットフォームは先代からのキャリーオーバーですが、アルミニウム合金の多用や構造設計の見直しなどで、先代から130kg軽量化されたボディです。

インテリアはドライバー中心のシンプルで機能的なスポーツカー感覚のデザインになります。

ダッシュボード内のディスプレイに向かって、手元からせり上がっていくセンターコンソール「ライジングコンソール」はポルシェ共通です。

様々な設定を変更する多くのスイッチは、手の届きやすいシフトセレクター周りにレイアウトされています。

装パーツの質感や組み合わせ精度は高く、スポーティーさと高級感の両方を味わうことが可能です。

レザーシートには標準で8ウェイの電動調節機能が付き、高めの着座位置は視界がよく、運転のしやすいポジションになります。

後席は足元も頭上空間も十分で、前後スライド、リグライニング機構や厚いクッションもあり居住性は良好です。

ラゲッジは後席利用時で580L、4:2:4分割のリアシートで多彩なアレンジができ、全部倒せば1,780リッターの積載スペースとなります。

電動開閉式のハッチゲートは標準装備で、スペアタイヤは搭載されません。

運転支援システムは、

  • 死角となる左右後方をモニターし警告を行うレーンチェンジアシスト
  • 駐車時など俯瞰位置から自車を映像で確認できるサラウンドビュー
  • 駐車時に四方の障害物を知らせるパークアシストシステム
  • 先行車両との車間を一定に保つアダプティブクルーズコントロール
  • 車両が車線から外れる可能性がある場合に音で警告するレーンデパーチャーウォーニング

以上の機能が標準装備です。

オフロード走行も出来てポルシェらしさも追求している!

全車4WDとなり、電子制御ディファレンシャルとオートマチック・ブレーキ・ディファレンシャル、アンチ・スリップ・コントロールを組み合わせ、最適な前後駆動力配分を行う「PTM」を採用しています。

さらにオプションで左右のトルクベクタリングを行う「PTV Plus」を組み合わせる事ができる最新のシステムです。

「PTV Plus」はステアリングの操舵角や操作スピード、アクセル開度、速度、ヨーレートなどに応じてリアホイールへのトルク配分を左右個別に制御し、ハンドリングのレスポンスと精度を最適化します。

サスペンション形式はフロントがダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンクで標準はコイルスプリングのサスペンションです。

車高調整ができ、運動性能の向上も図れるエアサスペンションのポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)もオプションで装備する事ができます。

先代モデルはオフロードドライブ用に副変速機を備えていましたが、現行ではPTMの制御に3つのオフロードモードを選択することで険しい地形での走破性を確保しています。

エアサスペンション装着車では、モードに合わせた連動も行い、自動的に最適な車高に保つことが可能です。

下り坂で自動的に速度調整してハンドル操作に集中できるヒルディセントコントロールも装備されます。

オンロードでは、ポルシェならではの走りを披露します。

巨体に似合わずハンドリングはスポーツカーの様に身軽で、速度域を問わず安定したコーナリングが可能です。

ブレーキのタッチも良く、グレード別装備(またはオプション)になるセラミックコンポジットブレーキではさらに強力なストッピングパワーが得られます。

ステアリング、アクセル、ブレーキのドライバーの操作に対する正確さとリニアリティが高く、ドライブフィールは超一級品です。

静粛性もプレミアムサルーン並みで乗り心地も良く、さまざまな電子デバイスによる制御で、どんな路面や天候でもオールマイティーな速さを見せます。

ネックになるのは価格

類まれな走行性能とポルシェのブランドを手に入れるためには、ベースグレードでも約900万円、トップグレードでは2,000万円のキャッシュが必要になります。

グレード パワーユニット スペック 価格
カイエン 3.6リッター V型6気筒 300ps/6,300rpm

400N・m/3,000rpm

\8,850,000
カイエン S 3.6リッターV型6気筒 ツインターボ 420ps/6,000rpm

550N・m/1,350-4,500rpm

\11,720,000
カイエン SE ハイブリッド 3.0リッター V6スーパーチャージャー+モーター 416ps/5,500rpm

590N・m/1,250-4,000rpm

\11,990,000
カイエン GTS 3.6リッターV型6気筒 ツインターボ 440ps/6,000rpm

600N・m/1,600-5,000rpm

\14,240,000
カイエン ターボ 4.8リッターV型8気筒 ツインターボ 520ps/6,000rpm

750N・m/2,250-4,000rpm

\17,490,000
カイエン ターボS 4.8リッターV型8気筒 ツインターボ 570ps/6,000rpm

800N・m/2,500-4,000rpm

\22,510,000

ミッションは熟成されたトルコン式の8速ティプトロニックで、スムーズな変速でショックの無い加速が可能です。

パワフルなユニットのおかげで、ベースグレードのカイエンでも0-100km/h加速は7.7秒・最高速度は230km/h、カイエンターボSでは4.1秒・284km/hとスーパーカー並みの動力性能になります。

ハイブリッドモデルは、バッテリー容量が大きく外部充電も可能なプラグインハイブリッド(PHV)です。

ニッケル水素バッテリーを荷室床下に収納、走行中にアクセルから足を離すと、エンジンとトランスミッションの接続が解除されエンジンが停止する「コースティング機能」も装備し、3.4L/100km(EU基準のNEDCに基づくテストによる測定値)を超える燃費を達成しています。

モーターも95psと強力で、0-100km/h加速は5.9秒とカイエンを上回る動力性能です。

通常のパワーユニットも、コースティング機能(エンジンストップはしない)、アイドリングストップ機構やエネルギー回生機構が装備され、先代よりも燃費が向上しています。

カイエンを手に入れるには8ケタの銀行残高の他にも、安全で広い駐車スペースと国産車の数倍はかかるランニングコストを覚悟する必要があります。

燃費は良くなったとはいえ、10km/L以下でエンジンはプレミアムガソリン指定です。

ハイパフォーマンスモデルのため、タイヤの消耗も早くハイグリップタイヤは高価で、オイルも高性能なグレードを早めに交換する必要があります。

カイエンを買えるオーナーは、年間数十万かかるランニングコストも気にならないのかもしれません。

まとめ

カイエンは数あるSUVの中でも、オンロードでの走行性能やスポーツ性についてはキングオブSUVといえます。

5人乗りでオフロード性能もあり、ファミリーカーとしても超一流のモデルです。

ただし、カイエンはポルシェブランドに恥じないモデルであるとはいえ、SUVのパフォーマンスとしては過剰すぎます。

またオフロードの世界にはオンロードでのポルシェと同じく、歴史と伝統を持つレンジローバーやメルデセスのGクラスがあり、カイエンはまだまだ新参者であることは否めません。

SUVに何を求めるかにもよりますが、どうしてもポルシェブランドが欲しいのであれば、カイエンはおすすめの一品です。

スポンサーリンク