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クラウンアスリートのグレード・価格・燃費は?その魅力に迫る!

60年間作り続けられている「日本の高級車」トヨタ・クラウン。14代目となる現行のクラウンシリーズのなかでも最も豊富なラインナップを持ち、スポーティで若々しいキャラクターを担当するのがクラウンアスリートです。

発表会ではピンクのボディカラーをまとったクラウンアスリートが話題になり、実際に限定発売もされています。

今までのクラウンの常識を破るクラウンアスリートの魅力を探ってみましょう。

クラウンアスリートってどんなクルマ?

crownathlete

長いクラウンの歴史の中で、アスリートの名前が設定されたのは1987年発売の8代目クラウンの特別仕様車が最初です。

固めたサスペンションとポテンザのタイヤを装着したスポーティな仕様で、カタログモデルにも昇格しましたが9~10代目では消滅しました。

1999年発売の11代目で復活以降スポーティグレードして継続され、2012年発売の現行モデルでは主力のシリーズになっています。

クラウンは誰が見ても「クラウン」とわかるコンサバティブなエクステリアが継続されてきましたが、現行クラウンアスリートのフロントマスクは突然変異ともいえる大胆なデザインです。

フロントバンパーの下端まで達する大型のフロントグリルは、大小の逆台形を積み重ねたような形状でサイドは稲妻のようなラインになっています。

斜めのラインに並んだクリアランスランプ付きのBi-Beam LEDヘッドランプの目つきは鋭く、押し出しの強いフロントマスクです。

センタークラスターの8型ワイドのナビゲーションスペースの下に、空調設定や走行モードなどの変更をタッチ式で行える5インチのタッチパネルがあります。

crownathlete_interior_touch_panel

華美な印象はありませんがメノウ調パネルなど素材の質感と仕上がりレベルは高く、高級感のあるインテリアです。

運転席のシートは日本人の体形を考慮し少し小ぶりで、ドライビングポジションもきちんと決まります。

crownathlete_interior_sheat

文字盤を立体的にし、高級感を演出するオプティトロンメーターの色はガソリン車がスポーティなレッドリング、ハイブリッドはブルーリングです。

crown_athlete_optitolon_meter

リアシートも十分に広く大型のセンターアームレストも付き余裕のある空間ですが、リクライニング機構はありません。

インテリアはブラックを基調に、プルシア(ブルー系)やテラコッタ(レッド系)のステッチやトリムを組み合わせる事ができます。

クラウンアスリートの性能と特徴

パワーユニットはハイブリッド、ガソリンエンジンの4種類から選択できます。

出力(ps) トルク

(kgf・m)

駆動方式 燃費(km/L) 税込価格

(万円)

ハイブリッド(2.5L直4ガソリン+モーター) 178 22.5 FR

4WD

22.3

21.0

439.6~584.8
3.5L V6ガソリン 315 38.4 FR 9.6 532.4~618.3
2.5L V6ガソリン 203 24.8 4WD 10.2 409.3~554.6
2.0L 直4ターボ ガソリン 235 35.7 FR 13.4 396.4~541.1

売れ筋はハイブリッドと、3.5Lガソリンエンジン並みのトルクを発生する2.0Lターボエンジン、いわゆるダウンサイジングターボになります

スポット溶接の増し打ちや構造接着剤を採用してボディ剛性を向上し、操縦安定性や快適性も高いです。

2.0Lと3.5Lガソリン車のミッションはスーパーインテリジェント8速オートマチック+シーケンシャルシフトマチック(2.5Lは6速)でパドルシフトも装備。

クラウンアスリートはシリーズの中でも固めの足回りを持っていますが、ハードにワインディングを攻めるセッティングではありません。

ゆったりとした乗り心地を確保しつつ、ハンドリングなどでスポーティな味付けを行っています。

エンジン重量の軽い2.0Lターボ車は、鼻先が軽くクラウンとは思えない軽快な印象です。

装備差によるグレード構成はパワーユニットに関わらず共通になります。

ただし、3.5Lガソリン車には“アスリート”の設定がありません。

グレード名 主な装備品
アスリート
  • アルミホイール
  • 前席シートヒーター
  • 左右独立温度コントロールフルオートエアコン
アスリート S
  • 電動チルト&テレスコピック本革ステアリング
  • 運転席8ウェイパワーシート
  • T-Connectナビ+スーパーライブサラウンドシステム
  • ナノイー
アスリート G
  • アダプティブハイビームシステム(インテリジェントAFS、ポップアップ式ヘッドランプクリーナー付)
  • ブラインドスポットモニター
  • 本革シート
  • 電動式リアサンシェード+手動式リアドアサンシェード
  • 運転席パワーイージーアクセスシステム
  • プリセットドライビングポジションシステム

4つの安全機能をセットにした「トヨタ・セーフティー・センスP」が全車標準装備です。

ミリ波レーダー+単眼カメラ方式

  • 歩行者検知機能がついた「プリクラッシュセーフティシステム」
  • 車線逸脱しそうな場合に警告とステアリング制御を行う「レーンディパーチャーアラート」
  • ハイビームを状況に合わせ制御する「アダプティブハイビームシステム」
  • 前車への追従走行も可能な「ブレーキ制御付レーダークルーズコントロール」

またITS専用の760MHzの周波数を活用し、

  • 右折時や赤信号の注意喚起などを行う路車間通信システム(DSSS)
  • 通信利用型のクルーズコントロール
  • 緊急車両通知を行う車車間通信システム(CVSS)

以上の項目で構成されるITS Connectを世界で初採用しています。

他のクラウンシリーズと何が違うのか?

現行のクラウンシリーズにはクラウンアスリートのほか、オーソドックスな外観のクラウンロイヤル、上級モデルのクラウンマジェスタの3モデルがあります。

基本骨格などボディは共通ですが、エクステリアや装備などでキャラクター分けがされています。

 クラウンロイヤル(381.2万円~598.8万円)

フロントマスクはクラウンアスリート同様大型のメッキグリルですが、ストレートにバンパー下部までつながる「王冠」をイメージしたデザインです。

全長と全幅、室内寸法は変わりませんが、タイヤの扁平率など異なるため全高が10mm高くなっています。

ハイブリッドシステムと2.5リッターV6エンジンは共通ですが、3.5リッターV6と2.0リッターターボエンジンは搭載されません。

インテリアデザインも共通で質感も同等ですが、内装色はフラクセン(ベージュ系)とブラックのオーソドックスな2色のみとなります。

大きく異なるのはリアシートの居住性で、サイズは変わりませんがクラウンロイヤルの方が座り心地がよく、リヤパワーシート(40/20/40分割リクライニング機構付)、リアセンターアームレスト(カップホルダー+ボックス&各種コントロールスイッチ付)などがセットになる「リアコンフォートパッケージ」がオプション選択できます。

クラウンマジェスタ(642.6万円~698.7万円)

エクステリアはクラウンロイヤルとほぼ同一のフォルムで前後に大きくなったリアドア、縦方向のバーのデザインになるフロントグリルと2灯式のヘッドランプなど変更点はわずかです。

全幅1,800mmも同一ですが、クラウンロイヤルのホイールベースを75mm延長し、後席スペースに割り当てています。

後席はリアコンフォートパッケージと同じ装備が付き、大人が足を組んでも余裕があるリムジン並みの広さです。

パワーユニットはFRがレクサスGS450hと同じ3.5リッターV6+モーター、4WDはクラウンアスリートと同一のハイブリッドシステムのみになります。

インテリアのデザインも共通ですが木目調パネルの面積は広く、表面の仕上げや素材が異なるためシリーズで一番高級感があります。

安全装備の「トヨタ・セーフティー・センスP」は同じように全グレードで標準装備です。

クラウンアスリート独自のオプション

クラウンアスリート独自のオプションとしては、茜色(アカネイロ)や翡翠(ヒスイ)といった日本名を採用したボディカラー12色、インテリアカラー6色から選択できるジャパンカラーセレクションパッケージが設定されています。

まとめ

クラウンシリーズの最大の悩みはユーザーの高齢化です。

ロングセラーモデルならではの悩みですが、クラウンアスリートは斬新なフロントデザインやスポーティな足回り、ダウンサイジングターボエンジンなどで新しいユーザー層にアピールしています。

日本の道路事情にあった見切りのよいボディ、日本人の体形に合わせたドライビングポジションやシートなど国内専用車らしい気配りも忘れていません。

歴代クラウンシリーズのなかでも2位の販売台数となった現行クラウンシリーズの好調な販売は、クラウンアスリートの提案した「日本人のための新しい高級車」がクラウンユーザー以外にも受けいれられている証拠です。

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