3度の飯よりクルマが好き!

アリオンは値引きと将来の下取りがセットで期待できる希少な車!ステーションワゴン並のユーティリティも素晴らしい

トヨタ・アリオンは5ナンバーサイズの3ボックスセダンです。

車の基本形ともいえるセダンですが、国産5ナンバー車はアリオンと姉妹車のプレミオ、カローラアクシオ、日産・ラティオにホンダ・グレイスの5車種しかありません。

SUVやミニバンに人気を奪われてしまったからですが、伸びやかなスタイリングや荷室が分かれていることによる快適な居住性などセダンにもメリットはあります。

ミドルクラスでセダンの復権を担うアリオン。

ビックマイナーチェンジで大きくアップしたアリオンの魅力をご紹介します。

アリオンってどんなクルマ?

初代アリオンはスポーティな4ドアセダンとして人気のあったカリーナの後継として、2001年に発売されています。

2007年に発売された2代目の現行モデルは9年が経過しましたが、フルモデルチェンジは行われず2016年6月にフロントマスクの変更を含む大幅なマイナーチェンジを実施しました。

ボディサイドは水平基調のオーソドックスなセダンスタイルになり、装飾のためのプレスラインはほとんど無く、全体的にクリーンですっきりしたプロポーションです。

フロントはブラックのメッシュ状グリルを大型化、ヘッドランプにつながるメッキの縁取りなどスポーティさを増しています。

これまで異なる前後デザインが採用されてきた姉妹車のプレミオも、フロントグリルを除きアリオンと共通化されました。

ボディカラーはホワイト系2色を含む8色。光の当たり方によって深緑や濃紺に見えるメタリック色の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」はヴォクシー専用色からアリオンにも展開されています。

インテリアはセンターコンソールの形状変更とシルバー加飾の追加で、インパネとの連続性が高まってモダンな印象です。

内装色はグレードによりブラックとフラクセン(ベージュ系)が選択できます。

インパネやコンソールで広い面積を占める木目調パネルも、内装色に合わせて色調が変更されます。

シート表皮はファブリックが標準、上級グレードでは合成皮革+ファブリックとなり、本革シートはオプションです。

運転席周りでは光沢処理されたメータリングをもつ「オプティトロンメーター」が高級感を演出します。

メーターの中央には4.2インチの液晶を使用した「TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」を装備して、燃費やエコドライブインジケーターなど多彩な情報を高解像度で表示します。

アリオンの性能と特徴

ボディサイズは全長4,590mm×全幅1.695mm×全高1,475mmで、全長と全高はカローラアクシオを上回りますが全幅は同じです。

エンジンはレギュラーガソリン仕様の直列4気筒で、

  • 1.5L(最大出力109ps、燃費19.2km/L)
  • 1.8L(最大出力143ps、燃費16.4km/L)
  • 2.0L(最大出力152ps、燃費15.6km/L)

以上の3種類になり、1.5Lのみアイドリングストップが付き、エコカー減税の対象です。

変速ショックが少ないSuper CVT-iとの組み合わせで静かで滑らかな加速フィーリングを実現しています。

2.0L、1.8Lは坂道や追越しでも1クラス上の余裕のある走りができますが、1.5Lでも動力性能に不足はなく、燃費や減税のメリットを考えれば1.5Lがベストの選択です。

プラットフォームは基本設計が古いため一昔前のトヨタ車の乗り味ですが、柔らかい乗り心地でゆったりとしたハンドリングとのバランスが取れています。

セダンボディのため運転席からボディの四隅が認識しやすく、取り回しも楽です。

安全装備も拡充し電動パワーステアリングとVSC・ABS・TRCのブレーキ制御、および駆動力制御機能を協調させて走行安定性と操縦性を向上する「S-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)」を標準装備しました。

クリアランスソナーにブレーキ制御を追加し、低速での取り回し時に障害物との接触を緩和する「インテリジェントクリアランスソナー」をグレード別に追加しています。

また単眼カメラ&レーザーレーダー方式のトヨタ・セーフティー・センスCが装備されます。

機能は以下の3つです。

  • 衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ
  • レーンディパーチャーアラート
  • オートマチックハイビーム

A15、A18ではメーカーオプションになります。

販売価格

グレードの数字が排気量別を表しています。

グレード 販売価格(税込)
A15 189.8万円
A15“Gパッケージ” 208.6万円
A15”G-Plusパッケージ” 227.0万円
A18 203.2万円~222.7万円
A18“Gパッケージ” 224.0万円~243.4万円
A18”G-Plusパッケージ” 249.2万円~267.5万円
A20 240.4万円
A20”G-Plusパッケージ” 265.1万円

お手頃な価格帯です。

ミニバンもビックリなシートアレンジ

アリオンはホイールベースが2,700mmもあることから、後席の足元空間は床面もフラットで余裕があります。

特徴的なのはセダンにも関わらず多彩なシートアレンジが可能なことです。

後席にはリグライニング機能がつき、後席に座ったままでも7段階・最大14度の角度調節が可能です。

さらにシート座面を前方に跳ね上げ、背もたれを倒すダブルフォールディング式を採用し、490Lのトランク容量と合わせて最大では860Lものラゲッジ容量になる為、木材やスキー板などの長尺物や大きめの組み立て式家具なども運べます。

6:4分割で収納できるため、荷物の形状や用途に合わせたアレンジが可能です。

前席のヘッドレストを外して後ろに倒すとフルフラットになり、後席リクライニングと合わせて足を伸ばしてリラックスすることができます。

シート自体のつくりも良く、適度に柔らかでクッションのボリュームもあって座り心地は快適です。

室内の高さではミニバンには及びませんが、ステーションワゴン並みのマルチユーティリティ性能をもっています。

海外では超人気車!?リセールが期待できるかも?

アリオンは国内のみで販売される国内専用車です。

日本ではあまり人気のないセダンですので、決算時期やディーラー在庫車を狙うと以外な値引きが飛び出す可能性もあります。

個人ユーザーでは盛り上がりかけるものの、国内では営業車などの法人需要が約30%あり、警察の捜査車両などにも採用されています。

正式に輸出は行われていませんが、中古車を中心に輸出業者による並行輸出が行われています。

特に東南アジア、中東やロシア、アフリカなどで人気が高いようです。

トヨタ車は海外で信頼性が高く壊れない車のイメージがあり、中古車でもアリオンのほかランクル、ハイエース、ハリアーなど人気があります。

日本では値が付かないような過走行(10万km以上)の中古車も現地では十分価値があり、輸出などの経費をプラスしても高く売れます。

アリオンは全世界で販売されているカローラの上級版の高級車として認知されているモデルです。

個人ユーザーも多く購入しますが、セダンボディと広い室内でタクシー用途でも需要が高いため、ハイエースやハリアーよりも人気がある地域もあります。

通勤など走行距離が伸びる用途であれば、乗りつぶす覚悟でアリオンを購入してもリセールバリューが期待できます。

リセールバリューを狙うなら、1.5Lエンジンがベストです

輸出先にもよりますが、1.5Lエンジンの場合関税が安くなる国もあるためニーズも多くあります。

実際の下取り価格でも2.0L、1.8Lモデルと比較しても1.5Lモデルの方が査定は高めです。

海外では高級車扱いの為フルオプションは必須になり、グレードでいえば A15”G-Plusパッケージにアルミホイール、SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグのオプションを付けると良いでしょう。

まとめ

モデルチェンジを行うたびにサイズが大きくなっていくモデルが多い中で、アリオンは5ナンバーサイズにとどまっている貴重な存在です。

デザインや操縦性能など目立った不満もなく実用性の高い車になります。

これまで大きな欠点だった衝突回避自動ブレーキも装備され、安全性も高まっています。

200万円台前半の価格ですが内外装も上質感があり、リセールバリューの高さを考えればコストパフォーマンスも良好です。

セダンならではの静粛性の高い乗り心地で、高級感を感じさせてくれる車を探しているのであれば、アリオンは他にない選択肢になります。

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