3度の飯よりクルマが好き!

スクラムワゴンはエブリィ譲りの広さと使い勝手が魅力!マツダの技術は体感できない車だけど…

現在のマツダで販売されている軽自動車は全5車種。その中で最大の大きさを誇るのがスクラムワゴンです。

全てスズキからのOEM供給になります。

マツダの少ない軽自動車の中で、同様のスーパーハイトール系となるフレアワゴンがありながら、スズキから供給を受けているのがこのスクラムワゴンです。

この記事ではそんなスクラムワゴンのメリット、デメリットをご紹介します。

スクラムワゴンはどんな車?

scrum

スクラムの名前でマツダから発売を開始されたのは1989年になります。

当初はOEMではなく自社生産の軽自動車として発売されました。

軽自動車が660ccの新規格になるのに合わせて1990年にオートザム・スクラムに変更されます。

その後再度マツダ・スクラムに戻されるなど、マツダの販売店統合の変革などに翻弄されたのです。

スクラムの名前を拝した軽自動車にトラックやバンが追加されるタイミングでは、スズキのOEMとマツダ製作モデルの併用を開始しました。

その後スクラムワゴンを追加モデルとして発売された1999年には完全にスズキからの供給のみになっています。

スズキから供給されているマツダ・スクラムワゴンですが、スズキでの名称はエブリィワゴンです。

現在でもスズキで商用バンとして販売されているエブリィの個人向けモデルになります。

ベースは商用バンなのでスズキの中では、現在販売されているハイト系モデルのスペーシアに比べべーシックなモデルです。

スペーシアが完全に個人向けに作られた居住性重視のモデルに対して、エブリィワゴンでは荷室の割合が大きかったり、リアシートがスライドできなかったりと商用バン派生モデルの色合いが強く残されています。

マツダでもスペーシアのOEMとなるフレアワゴンと、エブリィワゴンのOEMとなるスクラムワゴンの両方を販売しています。

このような同じ層をターゲットとしたモデルの併売を1つのメーカーで行うメリットとしては、同じ層の中でもニッチなニーズのユーザーの取りこぼしがない事で全体的な販売数を伸ばせる可能性があるなどがあります。

しかしデメリットとしてニッチなニーズのユーザーは限られているので、単体での販売は少ないという事です。

スクラムワゴン、エブリィワゴンではこれがデメリットのほうが色濃く出た感じになっています。

このモデルの販売数は軽自動車の中でも最低レベルとなっているのです。

特にスクラムワゴンや、同じようにスズキからOEM供給され販売されている日産・NV100クリッパーリオ 、三菱・タウンボックス などは全て月販300台以下になっています。

スクラムワゴンは日常にもレジャーにも使える

販売数は少ないスクラムワゴンですが、商用モデルの派生車種ならではのメリットも多数あります。

まずはなんと言ってもその大きなラゲッジスペースです。

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リアシートよりもラゲッジスペースを優先しているモデルのため、リアシートを倒してフラットにしなくてもそのままで十分過ぎるほどのスペースがあります。

4人乗車時でも十分な荷物を積めるこのモデルは、普段の買い物にもレジャーにもかなり有効的に使えるのです。

ラゲッジには大きめのサイドポケットが3ヶ所に設置され、ラゲッジボードステーが2段、ユーティリティナットが8ヶ所も標準でついています。

ラゲッジボードステーで区切れば3段に分けて荷物が収納出来たり、ユーティリティナットを使ってマルチルーフバーで乗員の頭上にも長い荷物が収納できます。

これによりサーフボードや釣り竿を積み、4人乗車して更にラゲッジには満載の荷物を搭載してとレジャーを多人数で満喫できるのです。

更にリアシートを倒してしまえば大型の自転車2台も余裕で積み込めます。

そういった事を想定して、リアシートには背面に自転車などを固定できる取っ手などもついています。

また全てのシートを倒せば、その広さは車中泊も楽に行えるでしょう。シングルの布団が一枚引けてしまうくらいになります。

別売りのカーテン&タープキットは屋外での着替えも安心して行えるので、数日ならこの中で過ごしても何の問題もありません。

軽自動車の中でここまでレジャーに配慮された車はかなり貴重な存在です。

この利便性を活かせる人には最適な1台となります。

また、この車はレジャーだけではなく日常の使い勝手も抜群です。

ラゲッジの大きさは普段の買い物でも躊躇なく大きなものも購入できますし、商用車ゆずりの短いフロントノーズは見切りが良く、最小回転半径が4.5mと小回りが効きます。

ラゲッジが広いうえにシート間の余裕もかなりあり、シートベルトをしたままでは前のシートに手が届かないくらいに広いです。

もちろんフロントシートでも足もと、頭上クリアランスともに大きな空間があるため開放感があります。

高級車のように大事にきれいに使うのではなく、アウトドア派やショッピング大好きな人の為の一台、そんな使い方が似合う車です。

スクラムワゴンを購入する際の注意点

使い勝手に優れたスクラムワゴンですが、その大きさや商用車派生モデルによる他のモデルにはない注意点がいくつかあります。

1.軽自動車最大レベルの高さ

理由としてはマンションに住んでいる方は機械式駐車場の車高制限に掛かります。

一般的なマンションの機械式駐車場の規格は、高さ1550mm以内、全幅1850mm以内、全長5,000mm以内が標準的なものです。

これはミニバンや大型の外車などが入るには難しい規格ですが、高さが1,815~1,910mmのスクラムワゴンも規格オーバーで駐車できません。

ですから現在既にこういった機械式駐車場をご利用されている方は、スクラムワゴンを新たに購入されるのであれば別の駐車場を確保しないといけなくなります。

せっかく経済性を考えて軽自動車であるスクラムワゴンを選んでも、駐車場代で高くついてしまっては意味がなくなります。

2.事故時の安全性

マツダスクラムはレーダーブレーキサポートやESP、それに誤発進抑制機能などの先進の安全技術は充実しています。

それに当然ながら軽量衝撃吸収ボディーを採用していますので、事故の際の衝撃から乗員の安全が確保されるボディとなっています。

ただこれは軽自動車的な意味での安全確保レベルです。

これだけのボディでありながら、その大きな窓ガラスから乗員を守るサイドカーテンエアバックなどは採用されていません。

そのうえ軽自動車の規格上、どうしても薄く作らざるを得ないドア部分は高さを増してその安全性に疑念が残ります。

3.高さが招く走行安定性の悪さ

これだけの高さを軽自動車で持っていると風の影響をかなり受けます。全幅と高さのバランスの悪さが招く不安定さもあります。

高速走行時の急ハンドルは普通車に比べ簡単に横転を招くのです。

危険性がどこにあるのかをもう一度確認して購入に臨む必要があるでしょう。

まとめ

スクラムワゴンについてそのメリット、デメリットを中心にご紹介させて頂きました。

大きなメリットは大きなデメリットを生んでしまいます。

購入を検討される方はこの両方を把握したうえで両者を天秤にかける事が必要です。

軽自動車の利用価値を大いに高めているハイト系のモデルの数々ですが、軽自動車の持つ危うさも同時にあなたへ確認を促してくれているのでしょう。

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