3度の飯よりクルマが好き!

中古車購入に掛かる総額は?諸経費はどれくらい?

中古車の購入には車両価格以外にも費用がいる!

あなたは中古車の購入を検討する際、何を参考にしますか?

行動的な人なら、あちこちの中古車販売店を回ってみるでしょうし、書店やコンビニで中古車情報誌を買って欲しいクルマを探す人もいるでしょう。

また最近はネットで検索すると日本全国の中古車情報がリアルタイムで閲覧できるので、簡単に自分のお気に入りのクルマの相場を知ることができるようになりました。

しかし、お目当てのクルマがお買い得な価格で売られていたとしても、すぐに飛びついてはいけません。

何故なら、中古車価格の見方にはちょっとしたコツがあるのです。

それを知らないで購入をしてしまうと、損をする場合があるので注意が必要なのです。

車両価格以外にもお金が掛かる!?

一度でも自動車を購入した経験がある人ならお分かりだと思いますが、自動車というものは表示されている価格以外にも、色々な費用がかかってくるのです。

新車の場合は主に税金などの必要経費なので、どこのディーラーで購入してもさほど違いはありませんが、中古車の経費は販売店によって結構差があります。

最近は、「ポッキリ価格」といって全てを含んだ総額を表示しているケースも増えてきていますが、実際はまだまだ「車両本体価格」を大きくアピールしている販売店が多いのが現状です。

「安いと思って購入したら、クルマより諸経費の方が高くついた」なんて笑えない話もよく耳にします。

そんな失敗をしないために、あらかじめ中古車購入の際に必要な経費について知っておきましょう。

中には「払わなくても済む経費」もありますので、交渉次第ではお目当てのクルマを安く購入できるかも知れませんよ。

何故、中古車の購入には高額な経費がかかるの?

普通の商品なら商品代金に消費税をプラスすれば購入できますが、クルマの場合は違います。

厳密に言えば、クルマは購入できたとしても登録されていなければ公道は走れません。

陸運局に申請してナンバープレートを取得し、車検をパスして、自賠責保険に加入し、車庫証明をとらなければクルマとして使用できないのです。

中古車を購入する際にかかる諸費用は、それらの条件を満たすためのお金だと考えてください。

たとえば、あなたが同居する家族のクルマを譲り受けて使う場合なら、面倒な手続きは不要です。

ガレージもそのままで、特別な事情がない限りは名義変更だってしなくてもいいでしょう。

変わるとすれば保険の名義くらいなので、新たに税金を納めることもありません。

しかし、中古車は今まで他人が使っていたクルマですので、それをあなたの所有物にするためには、様々な手続きをしなければならないのです。

具体的には、「車検○年○月まで」と書かれている中古車は、車検期間がまだ残っているので、購入時に車検整備を受けることはありません。

したがって、未経過分(車検が残っている月数)の自動車税と、自賠責保険料を月割り計算で支払うのが一般的です。

「車検なし」と表示された中古車は既に車検が切れているので、購入時に受けなければいけません。

そのため、整備費用に加えて丸々二年分の自賠責保険料と重量税がかかります。

また、車検を受ける際には自動車税の納付証明書の提出が必須ですので、自動車税が未納付の場合はそれも納める必要があるのです。

車検付きに騙されないで!

よく勘違いされるのは「車検2年付き」と書かれた中古車。

これは、車検費用が全て含まれていると考えがちですが、この場合は車検に伴う整備費用が含まれているだけで基本的には車検切れと同じなのです。

ですから、税金に関しては車検切れの中古車と同じくらい支払うものと考えてください。

ケースによっては、これらの諸費用に加えて、車庫証明代行費用や登録代行費用、納車費用などが別途加算される場合がありますので注意が必要です。

中古車の購入にかかる経費(1)法定費用

一口に経費といいますが、実際は「法定費用」と「販売店手数料」に分かれています。

これは中古車でも新車でも、クルマ購入時の交渉には最低限必要な知識ですので、是非覚えておいてください。

法定費用の種類

まず法定費用ですが、これは自動車購入や車検の際には絶対に支払わなければならない税金のことです。

これは法律で決まっている費用なので、いくら交渉しても安くなることはありません。

法定費用には次のようなものがあります。

自動車取得税

これは自動車を購入した際に納める税金なのですが、課税対象が「残価率50万円以上」となっています。

新車購入時は、ほぼかかってくる税金です。

中古車の場合は減価償却の関係で、古いクルマであれば車両価格が高くても残価率が50万円以下の場合もあり、自動車取得税の対象にはならない事もあります。

単純に車両価格だけでは判断できないので、お目当てのクルマの残価率が知りたい人は、各都道府県の自動車税事務所に問い合わせてみてください。

現在の自動車取得税の税率は3%(軽自動車は2%)ですが、もし消費税が10%になれば廃止される予定です。

自動車重量税

重量税は車検の時に納める税金です。

車検が残っている中古車を購入する場合は支払う必要はありませんが、購入時に車検を受ける場合は納める必要があります。

金額は車両重量に応じて課税されますが、軽自動車の場合は一律になっています。

自賠責保険料

正式名称は、自動車損害賠償責任保険です。

いわゆる強制保険と呼ばれるもので、車両保険などの任意保険と違い、車検を受ける際には必ず加入しなくてはならないものです。

車検有効期間分の保険料を前払いで支払います。

自動車税

自動車税は、排気量に応じて課税される都道府県税であり、1年分の税金を前払いで納めます。

4月1日時点の所有者に納付義務があり、納付期限は5月末です。

購入する中古車が、既に自動車税が納付されていた場合は納める必要はありません。

しかし実際は販売店がクルマを買い取る際に、前オーナーに自動車税を払い戻しているケースが多いです。

なので新しいオーナーが年度末までの未経過分を販売店に支払うのが一般的になっています。

年度途中でクルマを購入する場合は、登録した翌月から年度末までの自動車税を支払う必要があるのです。

リサイクル料金

正式には「リサイクル預託金」といわれるもので、そのクルマを将来廃車にする時にかかる費用の前払い金と考えてください。

金額は「自動車リサイクル法」により決まっていて、約1万円~2万円程度です。

新車購入時のオーナーが納付しているものを、売却時に次の持ち主が前オーナーに支払うという形になります。

ただし、リサイクル料金が未預託の中古車の場合は廃車時に支払う必要があります。

購入した際にリサイクル券が付いていれば、リサイクル料金が預託済みの中古車です。

しかし、販売店によってリサイクル料金が車両価格に含まれている場合と別途に請求される場合があります。

法定預かり費用

車両の検査登録や名義変更、車庫証明の申請手続きの際には印紙を購入しなければなりません。

その印紙代のことを法定預かり費用というのですが、簡潔に「印紙代」としている販売店もあります。

税金や自賠責保険は全国共通ですが、この印紙代の額は地域により若干の違いがあるので調べておきましょう。

分類としては法定費用なのですが、販売店によっては印紙代を登録代行費用や車庫証明費用などの販売店手数料に合算するケースもあります。

見積もり書を確認して不明な点があれば質問してください。

消費税

消費税は自動車税、自動車取得税、重量税、自賠責保険料、印紙代以外の全てに課税されます。

つまり車体本体価格を始め、整備費用や手続き代行費用などの販売店に支払う手数料に8%の消費税がかかるという訳です。

他の法定費用はいくら頑張っても節約できませんが、消費税は販売店手数料を削減することができればそれだけ低く抑えることも可能になります。

中古車の購入にかかる経費(2)販売店手数料

中古車購入時に請求される諸費用のうち、税金や保険料以外のものが販売店手数料になります。

金額が決まっている税金と違い、手数料は販売店が自由に設定出来るものです。

そのため、お店によってかなりの開きがありますので注意しましょう。

販売店手数料の種類

率直に言って、見積もり書を見る際には法定費用ではなく、この販売店手数料の項目だけをチェックすればいいと言っても過言ではありません。

それでは、主な販売店手数料にはどんなものがあるのか見ていきましょう。

車庫証明申請代行費用

一部の特例を除いて、日本では車庫を確保していなければ自動車を保有できません。

そのため、クルマを購入する際には駐車場のある地区を管轄する警察署に必要書類を提出して、車庫証明(自動車保管場所証明書)を発行してもらう必要があるのです。

その申請を販売店に代行してもらう際の手数料が、車庫証明申請代行費用になります。

自分で警察署に行って申請すれば印紙代(2500円前後)だけです。

名義変更申請代行費用

クルマの名義変更の申請は陸運局へ出向いて行うのですが、この手続きを販売店に代行してもらう場合の手数料です。

購入する中古車のナンバーが自分の地域と異なる場合、新しいナンバーを取得する必要があるので手数料に加算されます。

また、販売店から運輸局までの距離によっても費用は変わってきます。

これらの申請は車庫証明と違って結構面倒なので、販売店に委任するケースが多いのです。

しかし、少しでも経費を節約しようと思うのなら自分で申請することもできます。

納車費用

納車費用とは、購入したクルマを自宅まで届けてもらう場合にかかる手数料のことです。

この費用も、自分で販売店までクルマを引き取りに行けば発生しない費用になっています。

面倒な手続きとは違い、ただクルマを取りに行くだけなので販売店が遠方であるなど、よほどの事情がない限りは自分で店に取りに行きましょう。

車検整備費用

既に車検が切れている中古車の場合、購入時に車検を受ける必要がある為に法定費用に加えて点検整備の料金がかかります。

愛車を車検に出したことがある人ならお分かりでしょうが、車検費用というのは業者やプランによって大きな差が出来るものです。

車検を通過するための最低限の整備だけを行う、いわゆるユーザー車検代行業者なら整備費用は数千円で済みます。

しかし、正規のディーラーなどで車検を行えば、整備費用だけで数万円も掛かってしまうのです。

勿論、安全のために部品や油脂類を交換しているから高くなるわけで、この費用を値切るのはなかなか難しいものがあります。

中古車を売る側からすれば、販売してすぐに故障するようなら困りますし、中には車両本体価格を相場より安くして、その分を整備料で賄ってるという販売店もあるのです。

もし整備点検料が高すぎると感じた場合は、詳しい内訳を尋ねて交渉してみましょう。

車検通過には直接影響しない部分の整備なら割愛してもらえるかも知れません。

下取り費用

クルマを購入する時、これまで乗っていた愛車を下取りに出す際にも費用が発生することがあります。

下取り車の名義を販売店に変更するのであれば、名義変更の手数料を請求されることもありますが、下取り車に値段が付く場合は買取り価格と相殺されることが多いです。

もし下取り車に価値がなく、廃車にするしかないケースでも手数料を請求されるようなら、下取りを断った方が良いでしょう。

どんなに価値のないクルマでも、無料で廃車手続きをしてくれる業者はいくらでもあるので、自分でそこに持ち込めばいいのです。

中には査定がゼロのクルマでも、数千円~一万円程度で買い取ってくれることもあるので、販売店に下取りに出す前に一度問い合わせてみて下さい。

以上のように販売店手数料は、削ろうと思えば削れる費用です。

時間と意欲さえあれば自分でできる手続きもありますので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

購入総額を減らすための値引き交渉術!

新車を購入する時、うまく交渉すれば値引きしてくれる事もあります。

中古車も同様に、交渉次第で安く購入することができるのです。

また、中古車は新車と違って「当たり外れ」がある商品です。

思わぬ掘り出し物を安価で入手できることもあれば、逆に高いお金で不良品を掴ませられる事もあります。

言い方は悪いですが、いわゆるボッタクリというやつですね。

費用にしても中古車は新車と比べて不透明な部分も多く、販売店によって相当の違いがあります。

良心的なお店もある一方で、安い車両価格で客を集めて、高い諸費用で儲けようとする店もあるのです。

無駄なお金を払わされて後悔しないように、前もって中古車にかかる費用について頭に入れておきましょう。

そのためには見積書を詳細にチェックすることが大切です。

繰り返し言いますが、重要なのは「法定費用」以外の「販売店手数料」です。

もし他店より高かった場合は値切れる余地があるということですし、それに加えて自分でできそうな手続きをやれば相当な節約になります。

多少嫌な顔はされるかも知れませんが、向こうも商売です。

損をする値段では絶対に売りませんので、ダメモトで値切ってみましょう。

勿論、高圧的な態度ではいけませんが、きちんと買う意思さえ見せれば邪険にはされないはずですよ。

良い中古車を安く購入するには、フットワークの軽さがコツ

新車を購入する場合、「どんなクルマを買うか?」が最も重要で、「どこのディーラーで買うか?」というのはさほど重要ではありません。

しかし、中古車を購入する場合は「どこで購入するか?」が非常に大切な要素なのです。

欲しいクルマが決まっている人ならその車種の平均販売価格、いわゆる「相場」というものは把握しているでしょう。

中古車情報誌の巻末を見ると年式やグレードごとの相場価格が掲載されていますし、ネットでも同様の情報が簡単に入手できます。

しかし、それはあくまでも平均値に過ぎません。

実際に欲しい中古車を探してみると、同じ車種のクルマであっても、価格に大きなバラつきがあることに気付くはずです。

何故そういうことになるかと言えば、中古車は新車と違って一台一台コンディションが異なるからに他なりません。

また、中古車の場合は販売形態も様々なのです。

少しでも安く手に入れたいのなら、ネットオークションで落札する方法もあります。

安心して乗りたい人は新車ディーラー直営の中古車店で、保証付きの中古車を購入すればいいのです。

どちらが良いかは置いて、こと価格に関して言えばオークションとディーラー直営店では、数十万円の価格差が生じることも珍しくありません。

また、一般的な中古車販売店でも、高年式のクルマを中心に扱う店もあれば、アウトレット的な感覚でワケありのクルマを格安で販売するお店もあります。

中古車選びで失敗しないコツは、自分に合った中古車店を見つけることでもあるのです。

最後に

中古車は新車と違って、良いクルマはすぐ売れてしまいます。

つまり「速いもの勝ち」なのです。

程度が良くて手頃なクルマを入手するには、常に情報のアンテナを張り巡らしておくのが秘訣です。

そのためにはネット情報を参考にするのが一番良いでしょう。

中古車情報誌に掲載されているお店でも、ホームページで在庫状況を随時発信しているケースもあります。

お目当てのクルマを見つけたら速攻でアポを取って、実車を見に行きましょう。

また、ネットオークションは個人売買のイメージが強く、敬遠する人もいるのですが実際は中古車販売店も多く出品しています。

きちんとした販売店なら、ネットで購入してもスムーズに手続きしてくれますし、購入後のトラブルも少ないのでオススメです。

個人の出品者なら、入札前に実車を見に行くことは歓迎されないこともありますが、販売店なら何の問題もありません。

気になるクルマが出品されたら、すぐにチェックに行きましょう。

他人より早く、良い中古車をゲットするためには、広範囲にアンテナを張ることと、フットワークの軽さが大切なのです。

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