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VWのSUV「トゥアレグ」の魅力と特徴的な装備を解説!

VWトゥアレグは大型のSUVモデルで、国内で正規販売されるVWラインナップの中で最大の大きさを誇ります。

2002年に発売された初代はプレミアムSUVブームを起こし、グローバルで50万台以上、国内でも1万台以上が販売された人気モデルです。

ポルシェと共同開発したプラットフォームを採用し、ポルシェ初のSUVであるカイエンとVWグループのアウディQ7とは兄弟車になります。

2代目は2010年にキープコンセプトで発売されましたが、ボディの軽量化やエンジンの環境性能を向上、内装のゴージャスさも格段に上がりVWのフラッグシップモデルと言ってもいい出来栄えです。

2015年にビックマイナーチェンジを実施し、フェイスリフトや安全性能の向上を図ったトゥアレグの実力を徹底解説します。

トゥアレグはどんなクルマ?

トゥアレグは全長4,800mm×全幅1,945mm×全高1,740mmの堂々たるサイズで、先代よりも45mm長く、15mm広く、10mm高いボディです。

ボディ構造の見直しやアルミパーツの多用などで70kgの軽量化を行い、運動性能や燃費性能の向上に貢献しています。

1.9m越えの全幅は、狭い路地や立体駐車場などの多い日本の道路事情では何かと不便ですが、最小回転半径は5.5mと意外にも小回りは得意です。

街中のちょっとした買い物などに気軽に使える大きさではありませんが、余裕のある居住性や不満の無い積載能力は大きなボディならではのメリットで、長距離移動やレジャーには強い味方になってくれます。

水平のクロームバーで構成されたグリルと、連続するシャープな形状のバイキセノンヘッドランプは最近のVWのデザイントレンドを踏襲し、前期モデルよりも凛々しくスポーティーです。

リアもテールランプの形状など、他のVWモデルとの類似性を感じさせながらも安定感があります。

全体的にクリーンなデザインで嫌味はなく好感が持てますが、カイエンやQ7と比較すると押し出し感は少なめで、コンサバティブなのは仕方がありません。

インテリアもVWらしい実直で機能性を重視したデザインで、見栄えと質感は兄弟車にも劣らない高級車の風格があります。

パーツの質感や組み付け精度は高く、標準グレードではブラックを基調としたスポーティーな雰囲気となり、上級グレードではレザーシートとウッドパネルが配されたゴージャスな空間です。

前期モデルでは4.2リッターエンジン並みの出力を持つ、3.0リッターV6+モーターのハイブリッドがありましたが、マイナーチェンジで3.6リッターV6直噴FSIユニットに一本化されました。

コンパクト化を目的に10.6度の挟角V型レイアウトを採用したVR6エンジンで、最高出力は280ps(6,200rpm)、最大トルクは36.7kgm(2,900~4,000rpm)です。

動力伝達効率を向上した新開発のトルコン式8速ATの組み合わせで、ダイレクト感のあるスムーズな加速を実現します。

クルマが完全に止まるまえにエンジンを停止するアイドリングストップ機構、減速エネルギーをバッテリーに充電するブレーキエネルギー回生システムを搭載し、先代モデルよりも燃費は38%以上向上して9.8km/L(JC08モード)です。

VWはダウンサイジングターボやディーゼルが主流ですが、トゥアレグは自然吸気の大排気量エンジンのみで、実際の燃費も含めて古さを感じさせます。

過給機の無い大排気量エンジンの自然な出力特性は、速度コントロールのしやすさなどのメリットもありますが、パワフルで燃費の良いディーゼルターボのTDIエンジンなど、パワーユニットの選択肢は欲しいところです。

トゥアレグの魅力と特徴的な装備を解説!

4MOTIONシステム

4輪駆動方式は、本格的なオフロード性能を持つ「4MOTION」システムになります。

センターデフに電子制御マルチプレートクラッチタイプを採用した、フルタイム4WDシステムです。

通常のオンロード走行では前後40:60に駆動力を配分し、路面状況によって0:100~100:0まで無段階にトルクを自動調整します。

ローレンジでデフロックし直結4WDにも出来るので、クロスカントリー走行にも耐えられるシステムです。

オフロードスペックも本格派で、アプローチ&ディパーチャーアングルは30度、ランブレークオーバーアングルは27度、580mmの水深まで渡河できます。

河川敷などでのキャンプやスキー場へのアクセスだけでなく、荒れ地や泥濘地など悪条件の路面でも安全に走行することが可能です。

CDCエアサスペンション(オプション装着)

オプションで装着できるCDC(コンティニュアス・ダンピング・コントロール)エアサスペンションは、車体4か所のセンサーで車高を測定し、常にベストな車高を自動で維持します。

オンロードでは車高を低くし高速での走行安定性を向上、オフロードでは車高を上げ走破性を高める可変ダンパーシステムです。

またセンターコンソールに設置したダイヤルにより、ダンパーの減衰力を調整でき、快適性の高い「COMFORT」ハードな走りを楽しめる「SPORT」バランスの良い「NORMAL」の中から、サスペンションの固さを選択することができます。

CDCサスペンションと電動パノラマサンルーフがセットとなるコンフォートパッケージは、V6アップグレードパッケージでしか選択できませんので注意が必要です。

トゥアレグの魅力は、快適な空間と大容量のラゲッジ!

後席は広く、長距離ツーリングでも不満の無い快適な空間で、シートバックは3段階でリクライニングし、6:4で前後スライドと分割可倒が可能です。

ラゲッジ容量は5名乗車でも580L、リアシートを倒せば最大1,642Lの大容量になります。

リアシートをラゲッジ側から倒せる電動バックレストリリースや、トノカバーの高さを荷物に合わせて調整できるスライディングカバー、荷室からの荷物の飛び出しを防止するラゲージネットパーティションなど使い勝手を高める工夫もされています。

ラゲッジフロアにはレールが埋め込まれ、ロッドやストラップバンドで荷物の固定やスペースの区切りを簡単に行うことが可能です。

安全装備も充実

安全装備は、

  • カーテンエアバッグやニーエアバックを含む9個のエアバッグ
  • プリクラッシュブレーキシステムの「フロント・アシスト・プラス」
  • 追突事故の際に自動でブレーキをかけて2次被害を防止する「ポストコリジョンブレーキ」
  • 前車追従式のアダプティブクルーズコントロール
  • 駐車時に障害物までの距離を警告音と表示で知らせる「パークディスタンスコントロール」
  • アラウンドビューカメラ「Area View」
  • リアビューカメラ「Rear Assist」
  • ドライバー疲労検知システム

上記の装備を標準で採用しています。

発売から年月が経っていますが、安全装備は最新型にアップデートされている為、心配はありません。

アップグレードパッケージは¥500,000の価値はあるの?

トゥアレグはベースグレードのV6(\6,430,000)と、豪華装備のV6アップグレードパッケージ(\6,930,000)の2グレード構成です。

V6・V6アップグレードパッケージ、双方変わらない装備は以下の通りです。

  • 左右独立調整式の2ゾーンエアコン&前席シートヒーター
  • HDDナビゲーション
  • ETC車載器
  • スマートエントリー
  • 18インチアルミホイール
  • エクステリアのクロームパーツ

V6アップグレードパッケージで追加される装備やカラー

8ウェイのパワー機能(運転席メモリー機能付き)がついたレザーコンフォートシートを装備し、ウッドデコラティブパネルが装着され豪華な内装となります。

インテリアカラーもコーンシルクベージュ、チタニウムブラック、ナチュラルブラウンの3色から選択可能です。

電動バックレストリリース、前席シートアンダートレー、シートバックポケットは専用装備になります。

また安全面では車線逸脱警報システム「レーンアシスト」と、後方からの接近車両をリアバンパーのセンサーで検知し、レーンチェンジの際に注意を促す「サイドアシスト」が追加装備です。

\500,000の価格差がありますが、1クラス下のティグアンのレザーシートパッケージ(電動サンルーフとセット)が\430,000ということを考えれば、追加装備分も含めて妥当な価格差といえます。

まとめ

大衆車を得意とするVWですが、トゥアレグは大型のSUVであるだけでなく上質で贅沢なモデルです。

クルマとしての基本性能はしっかり作り込まれ、長距離ツーリングを安全かつ快適に移動でき、オフロードにも強いSUVをカジュアルに使いたいのであれば、トゥアレグがおススメになります。

エンジンの古さや、装備内容を考慮すると若干高めの価格設定ですが、3兄弟の中では最もリーズナブルで実用的です。

モデル末期に差し掛かり2017~18年には新型に切り替わる予定ですが、熟成の極まったV6エンジン搭載の現行モデルもまだまだ魅力にあふれています。

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