3度の飯よりクルマが好き!

VWビートルのお進めグレードは?ユニークな外見だけど装備も充実!

ビートルの通称を持つVWタイプ1は、日本では”ワーゲン”や”カブトムシ”と呼ばれ、VWのアイコンとしてクルマ好き以外にもよく知られています。

1938年から2003年の長期に渡り生産され、単一モデルとしては2,100万台以上の累計生産記録を自動車史に残す名車です。

タイプ1をモチーフとしたエクステリアを採用し、ゴルフをベースにFF化したのが1998年に国内導入された”ニュービートル”になります。

2012年にはモデルチェンジが行われ、現行モデルの”ザ・ビートル”となりましたが、タイプ1のファニーなイメージはそのままです。

BMWのMINIとともに、永遠のアイドルカーであるビートルの魅力を徹底解説します。

VWビートルはキュートだけではないデザインが魅力!

ビートルは世界中の多くの人に愛されたタイプ1のデザインを、現代的にアレンジしています。

ビートルだけでなくMINIやシボレー・カマロ、フォード・マスタングなど過去の名車のエクステリアイメージはそのままに、現在の技術でリワークしたモデルは自社のヘリテイジや歴史を強く印象付ける意味で大切なプロダクトです。

先代のニュービートルは、ルーフやフェンダー周りは全て半円のモチーフになり、バンパーデザインや丸いランプ類などもタイプ1を強く意識させるエクステリアです。

丸いルーフのため後席は狭く、可愛らしいルックスは男性ドライバーには若干の気恥しさがあるデザインです。

新型ではレトロなモチーフは残しつつフロントウィンドウを立てて後退させ、ルーフも半円ではなくファストバックのように、なだらかになっています。

ボディサイズは全長4,270mm×全幅1,815mm×全高1,495mmと先代より全長で140mm、全幅で80mm拡大し、逆にルーフは5mm低いワイド&ローのシルエットです。

先代よりもロングノーズとなり、ボンネットと丸みのあるフェンダーがはっきり分離したことで、精悍さがでています。

ビートルの表情を決定づける大きくて丸いヘッドランプに変更はありませんが、外周にはLEDのポジションランプが並び、バイキセノンランプの選択が可能です。

フロントバンパーの開口部も大きくなり、標準グレードでもスポーツモデルの様に見えます。

リアも先代の丸形テールランプを廃止し、リアフェンダーに大型のコンビランプが埋め込まれ、スポーティーな雰囲気です。

先代では大人が乗ると頭がつかえてしまった定員2名の後席も60mm天井が上がり、足元は狭いながらも座れるようになっています。

トランク容量も214Lから310Lへ拡大し、水平部分が広がったリアハッチのおかげで開口部も広く、荷物を積みやすい形状です。

先代ビートルでは、ゴルフのFFシャーシにRR(リアエンジン後輪駆動)のタイプ1のボディデザインを使用したため、室内にエンジンルームが張り出しています。

それにより必要以上に大きいダッシュボードにせざるを得ず、インテリアのデザインは冗長でイマイチです。

現行モデルではAピラーが後退したことで普通のFF車並みの大きさのダッシュボードで、デザインもタイプ1へのオマージュにあふれたデザインになっています。

グレードによっては、カラフルでレトロ感のあるボディ同色のダッシュパッドやドアトリムを装備することが可能です。

タイプ1のモチーフや、先代ビートルが持っていたキュートさは引き継ぎつつ、実用性を向上しスポーティーさも兼ね備えた技ありのエクステリアデザインです。

全身からあふれるキュートさは少し薄れて大人になりましたが、気分の上がるデザインであることは間違いありません。

スポーツモデルもあるグレード構成

ビートルのラインナップは4グレードで、3種類のパワーユニットが準備されます。

グレード エンジン スペック 燃費 価格
Base 1.2L直

SOHC ターボ

105ps/5,000rpm

17.8kgm/1,500-4,100rpm

17.8km/L \2,349,000
Design \2,699,000
R-Line 1.4L直4

DOHC ターボ

150ps/5,000-6,000rpm

25.5kgm/1,500-4,100rpm

18.3km/L \2,945,000
2.0R-Line 2.0L直4

DOHC ターボ

211ps/5,300-6200rpm

28.6kgm/1,700-5,200rpm

13.4km/L \3,459,000

ミッションは1.2L1.4L7DSG(デュアルクラッチミッション)、2.0L6DSGです。

1.4Lエンジンはアイドリングストップやエネルギー回生システムといったVWのブルーモーション・テクノロジーを搭載し、排気量の少ない1.2Lエンジンよりも燃費が優れています。

ステアリング正確性が高く、切った分だけ曲がっていくVWらしい味付けです。

リアサスペンションはゴルフの4リンク式を引き継ぎ、ロードフォールディング性能の高いしっかりとした足回りになっています。

各グレードの標準装備一覧

Base

最廉価のBaseでも

  • コンポジションメディア(CDMP3Bluetoothオーディオ、App-Connect)
  • マニュアルエアコン
  • リモコンキー

などが標準装備です。

Design

  • ボディ同色インテリアパネル
  • コンフォートシート
  • フォグ&コーナリングライト
  • スマートエントリー
  • クルーズコントロール
  • レザーステアリング&シフトノブ
  • 16インチアルミホイール

などが追加となります。

R-Line

  • グリル・ディフューザー・リアスポイラーなど専用のエクステリア
  • 2ゾーンフルオートエアコン
  • スポーツシート
  • ブラックインテリア
  • アルミ調ペダル
  • デュアルエキゾーストパイプ
  • 17インチアルミホイール

などが装備されるスポーティーグレードです。

2.0R-Line

R-Lineの装備にプラスされ

  • 18インチアルミホイールに変更
  • XDS(電子制御デファレンシャルロック)
  • スポーツサスペンション
  • レッドブレーキキャリパー

などが追加され、ゴルフGTIと同スペックのホットバージョンになります。

また、前期モデルでラインアップされていた電動ソフトトップのオープンカー、カブリオレは2016年のマイナーチェンジでカタログ落ちし、現在は新車での購入はできません。

ビートルのキャラクター的にはBaseDesignのお洒落でのんびりしたムードが似合いますが、スポーツグレードも準備することで、男性ユーザーにもアピールしたいVWの意図が伝わります。

安全装備も充実で隙のないクルマ!

VWのオールイン・セーフティの思想に則り、ビートルにも最新の安全技術が装備されています。

万が一の衝突時に乗員を保護するエアバックは、運転席と助手席のフロントエアバックに加え、頭部保護機能付きサイドエアバックが標準装備です。

そのほかにも、

  • 左右の路面状況が異なる場合でも正確に作動するESC(横滑り防止装置)-DSR(ドライバー・ステアリング・リコメンデーション)
  • ABS
  • 急ブレーキを踏んだ際にストップランプを高速点滅させ追突を防ぐエマージェンシーストップシグナル
  • 眠気や疲労による異常なステアリング操作を検知して警告を行うドライバー疲労検知システム

上記を全車標準装備しています。

一部グレードの標準装備・オプション設定の機能

  • リアのレーダーセンサーで後方を側方の死角を検知するブライドスポットディテクション
  • バック時に後方からのクルマの接近を警告し、衝突の危険がある場合には自動ブレーキも行うリアトラフィックアラート

この2点はR-Line以上で標準装備、BaseとDesignではオプションです。

ポストコリジョンブレーキシステムが特徴的!

ビートルで特徴的なのは、多重衝突を防ぐポストコリジョンブレーキシステムになります。

衝突や追突の衝撃をセンサーで感知すると、自動でブレーキをかけて減速し対向車線へのはみだしによる多重事故を防ぐシステムです。

衝突安全には定評のある頑強なゴルフ譲りのシャーシを使用し、最新のセーフティーシステムを搭載したビートルは安心してドライブができます。

まとめ

大きくなったボディやスポーティーに振ったスタイリングで、本来のビートルらしさが薄まっていきているのは、BMWMINIと同じ状況です。

現代のクルマに求められる安全性能や快適性を確保するには、オリジナルの大きさではクリアできない理由もあるでしょう。

ただしパッケージングに無理のあった先代モデルに比較して、ザ・ビートルは実用性の面でも大きく進歩しています。

2ドアの4人乗りであることや、ラゲッジ容量が多少狭くても平気なカーライフであれば、十分に実用的です。

何よりも、ひと目で分かるオリジナリティの高いエクステリアや、ゴルフよりもリーズナブルにVWテイストを愉しめるのはビートルだけになります。

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